#邦画
封切り二日目。 都内の映画館を利用するのは久しぶり。 席数297の【SCREEN3】は、一席おきの案内なので実質150席弱。 それが満員の盛況で、客層は若めのカップルと女性の二人連れが圧倒的。 やはり場所柄なのかなと思ったりもする。 画力は頭抜けてい…
封切り三日目。 席数100の【シアター5】の入りは四割ほど。 本土とを結ぶ小さな船が港に着くたびごとに欲望に目をぎらつかせた男たちが降りたつ。 みたところ漁業以外に取り立てての産業もないその島には多くの売春宿が軒を連ね、彼らの目当てはまさにそ…
封切り二日目。 席数100の【シアター5】はほぼほぼ満席の盛況。 〔The Final〕の前日譚にして『緋村剣心(佐藤健)』が「不殺の誓い」を立てるに至った始まりの物語り。 しかし観客である我々は、前作で描かれた哀しい運命の帰結を既にして知っている。 …
封切り三日目。 席数290の【CINE4】の入りは三割ほど。 「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」とは良く言われることだけどこの男の場合はまるっきり真逆、歳を重ねるに連れその技巧は際立ち、本人をして「己六才より物の形状を写の癖ありて半百…
封切り三日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 ちょっと前まで「日本一不幸な役が似合う女優」は『木村多江』に冠されていたわけだが、直近の数作では、まさに『尾野真千子』の為にあるような呼称。 前作の〔ヤクザと家族 The Family〕では、些…
封切四日目。 席数118の【シアター5】の入りは六割ほど。 一つは肉体的な死。もう一つは人々の記憶から消えてしまったことによる死。 劇中では『永六輔』の言葉としてふれられている「人間は二度死ぬ」は、実際誰によるものだろう。 命日は勿論のことなが…
2017年の制作ながら、本邦での封切りは今年の3月26日。 【川崎】エリアでは「チネチッタ」単館上映のハズもコロナ禍で新作の公開が無くなり当該館でも急遽上映を開始した、との流れかな。 席数112の【SCREEN8】の入りは六割ほど。 驚いたのは、幼稚園~小…
封切り三日目。 席数118の【シアター5】はほぼほぼ満員。 幕末の動乱期を「人斬り」として生き、明治に入ってからは「流浪人」としての暮らしをおくってきた『緋村剣心(佐藤健)』のレゾンデートルが三度問われる。 そして今回もまた、彼が嘗て暗躍した…
封切り三日目。 席数89の【シアター9】の入りは三割ほど。 ボクシングの魔性に魅入られてしまった漢達の群像劇。 一つプロボクサーや練習生にとどまらず、ジムの経営者やトレーナー等を含めてのこと。 それが持つ蠱惑さは、ラストシーンに如実に現れる。 …
封切り二日目。 席数118の【シアター3】はほぼほぼ満員の盛況。 原作ありものも、当然のように未読。 なので、どこまでが原本で、どこからが映画用の脚色かは解らないけれどUFOを実体化させた映像は、取って付けたようで気になる。 監督の『SABU』…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは七割ほど。 随分と強気な価格設定。 シニア割りや高校生割りも適用しない1,900円の均一料金。 なので急ぎムビチケを1,500円で購入、本編に向かう。 入場時にはノベルティの配布はありも、果たして作品自体…
封切り二日目。 席数246の【シアター1】の入りは五割ほど。 昨年映画化され話題になった〔罪の声〕原作者の『塩田武士』が『大泉洋』を主人公に当て書きした小説の映像化。 なるほど雑誌の編集長が役どころの彼の随分と飄々とした空気は、まんま自身を体…
封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは六割ほど。 「フツー」って何? 「RDB」やら「食べログ」やらで「チャーシューとメンマは普通」なる書き込みがあるとなんだかもやっとした気持ちになる。 それに「イイネ」や「役に立った」が多く付き加え…
封切り二日目。 席数98の【SCREEN6】の入りは六割ほど。 大まかには{ミュージカル}にカテゴライズされようか。それにしてはダンスシーンはタップが少々だけとやや寂しい気もするのだが。 とは言え、監督の『真壁幸紀』始め制作サイドはそれらしいこだわ…
封切り二日目。 席数404の【SCREEN7】の入りは二割ほど。 終映後に舞台挨拶のライブビューイングのある回だったがそれほどの入りにはなっておらず。 また客層も意外で、二人の主演男優目当ての女性がもっと多いのかと思ったら、自分みたいなおぢさんや、…
封切り二日目。 席数172の【シアター4】の入りは二割ほど。 サラリーマンの子供も、農家の子供も、商家の子供も、医者の子供も、いっしょくたになって学んでいた田舎の小・中・高では気付かなかった事実。 勿論、「あいつの家は金持ちだから」程度の違い…
封切り二日目。 席数290の【SCREEN8】の入りは三割ほど。 てっきり映画オリジナルかと思っていたらコミックエッセイの原作ありモノだったのね。 著者は『劔樹人』で、本作で『松坂桃李』演じる主人公と同名。 要は作者の体験を基にした自伝的な一本である…
本日初日。 席数158の【SCREEN3】は四割ほどの入り。 女子大生が父親を刺殺する事件が都内で発生。 容姿に優れた娘はテレビ局のアナウンサー志望であり、父親は美大の教授且つ売れっ子の画家であったことから事件はセンセーショナルな扱いに。 加えて、捜…
本日初日。 席数142の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 『佐木隆三』と言えば既に物故者ではあるもののノンフィクション小説の泰斗。 ルポルタージュを基に人物像を膨らませスリリングな展開も堂に入ったもので自分も何冊かを読んでいる。 本編はその中の〔…
封切り二日目。 席数172の【シアター4】の入りは一割弱。 「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」のグランプり受賞作と聞いている。 同企画から過去に映像化された作品は〔嘘を愛する女(2015/2018)〕〔ブルーアワーにぶっ飛ばす(2016/2019)〕〔ルー…
封切り二日目。 席数172の【SCREEN1】の入りは七割ほど。 1999年-2005年-2019年の三つの時代を通して、義理と人情を重んじる任侠団体一家の盛衰が、その構成員である一人の男を軸に語られる。 恫喝や得物を使った暴力シーンはありはするもの…
封切り二日目。 席数349の【SCREEN9】の入りは二割ほど。 役どころとはいえ『有村架純』といちゃいちゃできるなんてなんて羨ましいんだ!『菅田将暉』とやっかみながら劇場に足を向ける。 しかしストーリーが進むにつれ漫然と観ることが辛いほど胸を締め…
本日初日。 席数246の【シアター1】の入りは二割弱ほど。 客層は若年~中年の女性が多く、W主演の男優目当てだろうか。 推理小説を読んでも、真犯人や動機、トリックについてはほぼほぼが終幕迄判らない凡悩な自分。 それでも本作では、かなり早いタイミ…
封切り二日目。 席数147の【SCREEN2】の入りは四割ほど。 もっとも今日は、舞台挨拶の生中継が予定されているので、主演クラスのファンの人達は、そちらの回に行くのだろうが。 〔夏目友人帳〕でも描かれる、所謂「視える」人間の悲哀。 当該人である『三…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは三割ほど。 原作はイタリア映画の〔おとなの事情〕と聞いている。 一夜の会食に集まった男女が互いのスマホをオープンにするゲームをきっかけに各人の思わぬ行いや裏の顔がぼろぼろとさらけ出され騒動とな…
封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは六割ほど。 もう随分と昔のことだが、大学受験の選択科目が日本史だったこともあり「米騒動」は今でも記憶に残っている歴史的な出来事の一つ。 当時の教師からは、「歴史は流れだから、事件単体で覚えても意…
封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは二割に満たないほど。 原作は先頃、二十巻で大団円を迎えたという。未読も、評を読む限りではテーマは深淵。人と鬼との理想の世界を主人公は目指すらしい。 翻って映画化版はどうか。予告編を見た時には〔わ…
封切り二日目。 席数147の【SCREEN2】の入りは六割ほど。 『綿矢りさ』×『大九明子』と言えば〔勝手にふるえてろ(2017年)〕じゃないかと思い出す。 『松岡茉優』に刮目した一本も、あまり期待をせずに鑑賞しただけに随分と儲けモノに感じた記憶。 一方本…
封切り九日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 目に見えること、自分が体験したことはあくまでも主観であり、全てが正で実際にあったこととは限らない。 一枚の写真でさえ添えられるキャプションによってどう見られるかは変化、受け取る印象が真…
封切り二日目。 席数456の【SCREEN1】はほぼほぼ満席。 自分にとっての〔三国志〕の原体験は、『吉川英治』によるそれ。 〔三国志演義〕を底本に、日本人の琴線にふれるようなアレンジが施されている、と。 〔三国志演義〕にしたって『陳寿』の〔三国志〕…