RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Selected Art Fair 2018「蒐集衆商」@スパイラルガーデン 2018年10月28日(日)

前期の上出来につられてやって来た。 後期は今日が最終日。 夕刻の訪問故か、場内はそこそこの混雑だし 売り込む方も気合が入っている。 しかし展示内容はと言えば、かなりの部分が前期とかぶっており、 逸品を再び目にできるのは良いとしても 新奇さには欠…

秋山花展「THE WISDOM OF YOU」@ガーディアン・ガーデン 2018年10月27日(土)

”第25回グラフィックアート『ひとつぼ展』”ファイナリストによる個展。 入り口脇には随分と立派なスタンド花が置かれ 贈り主はだれかと見れば、これが『よしもとばなな』。 彼女の小説〔サーカスナイト〕のイラストを『秋山花』が 担当した縁によるものなの…

あいあい傘@TOHOシネマズ上野 2018年10月28日(日)

封切り三日目。 席数199の【SCREEN8】の入りは二割ほどとかなり寂しい。 そして来場者も高齢に振れている。 要は世間的には、その様な受け取られ方をしている作品 との証左なのだろう。 舞台劇の映画化は、 その脚本家、または公演した劇団、 はたまた出…

search/サーチ@TOHOシネマズ日比谷 2018年10月27日(土)

封切り二日目。 席数456の【SCREEN1】は満員の盛況。 標題館では二番目の大箱が札止めになるのはたいしたものだけど 音響も更に良い「premium theatre」での上映だったのね。 1999年〔ブレア・ウィッチ・プロジェクト〕の擬似ドキュメンタリーと、メディ…

INTRO7@アートコンプレックス・センター 2018年10月21日(日)

会期は残念ながら本日が最終日。 ”コレクター山本冬彦が選ぶ若手作家展”は毎度のコトながら 嗜好がかなり合致している。 計十三名の中では 『溝井悠紀』『寺野葉』『戸井田しづこ』『高草滋汰』『香林サヤカ』 の作品がそれにあたるわけだが、必ずしも諸手を…

Selected Art Fair 2018「蒐集衆商」@スパイラルガーデン 2018年10月21日(日)

前・後期に分かれ 前期は~22日(月)まで、 後期は25日(木)~28日(日)。 基本即売会であはるものの、 ギャラリーやキュレーターの嗜好がモロに出て、その違いを楽しむのが面白い。 同じ作家さんが異なるスペースで取り上げられていたりもするし。 『平…

写真ほど素敵な商売はない!@FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館 2018年10月21日(日)

正式なタイトルは”言葉を超えた写真家 富山治夫 『現代語感』” 計二十六点が展示され その何れも「朝日ジャーナル」での連載 「現代語感」に掲載されたもの。 時は1960年代前半。 1955年の「もはや戦後ではない」の一節から更に十年、 経済的な繁栄…

日日是好日@109シネマズ川崎 2018年10月20日(土)

封切り八日目。 席数118の【シアター5】の入りは満員。 客層は高齢者が圧倒的。 100分程度の尺の小品。 内容も、折々の出来事が淡々と積み重ねられるだけで ドラマチックな展開はほぼ無い。 本来であればこれほどの集客は無かったろうに。 偏に、主要…

ここは退屈迎えに来て@109シネマズ川崎 2018年10月20日(土)

封切り二日目。 席数100の【シアター3】の入りは四割ほど。 『橋本愛』ちゃんと、『門脇麦』の夢の様な共演。 これを観ずにおれようかと勇躍劇場に向かえば 館内には同じような思惑とおぼしき お腹が出て頭髪の薄いおぢさんが多数。 うん、うん。わかる…

SHIMURAbros@ポーラ ミュージアム アネックス 2018年10月13日(土)

『SHIMURAbros』は姉弟によるユニットとのこと。 タイトルの”Seeing Is Believing 見ることは信じること”は 実際に作品を目の当たりにすると とっても額面通りに受け取るわけにはいかぬ。 会場内は大きく二つのスペースに仕切られ 入り口側は鏡を使った作品…

海を渡ったニッポンの家具@LIXILギャラリー 2018年10月13日(土)

同時期開催は ”クリエイションの未来展”が~10月28日(日)まで、 ”中村康平展”が~10月23日(火)まで。 しかしやはり標題展に留めを刺すかも。 類似の展示はほぼほぼ一年前に「たばこと塩の博物館」でもされていた。 内容についてもかなり被っている印象。 加…

芸術の保存・修復-未来への遺産@東京藝術大学美術館 2018年10月13日(土)

前回の訪問時に入っておけよってハナシ。 すっかり失念しており、本日 再び交通費を掛けてやってきた。 なんとなればタイトルと内容が振るっている。 芸術の保存や修復は未来へと過去の遺産を繋いで行く大事な手段。 紙に描かれた、素材を加工したものについ…

good design company 1998-2018@クリエイションギャラリーG8 2018年10月13日(土)

なんでこんなコトになってるの?と 思わず仰け反ってしまうほどの凄い混雑。 それが予め見越されていたのだろうか 普段では見かけない「staff」Tシャツを着用した女性が 随分と多く配置されている、 並んでいるのはタイトル通り 「good design company」が…

あの頃、君を追いかけた@TOHOシネマズ川崎 2018年10月14日(日)

封切り十日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは九割ほど。 元々は台湾の映画を移植した一本と聞いている。 原典は未見も、かなり忠実になぞっているとの印象。 なんとなれば彼の国新学期は九月から。 作中にはそれを思わせるシーンがあり、 本邦の季節感と…

バーバラと心の巨人@TOHOシネマズ川崎 2018年10月14日(日)

封切り三日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは七割ほど。 原作及び英題は〔I Kill Giants〕。 何故邦題に「心の」なんぞという余計な修飾語を入れてしまうかなぁ、と 強く憤る。 なんとなれば予告編とこのタイトルを見れば オハナシの方向性におおよその…

東美アートフェア@東京美術倶楽部 2018年10月13日(土)

一般の入場料は1,000円だが招待券を頂いた。 会期も僅か三日間と短く本日は中日。 それもあってか会場内はかなりの混雑。 売り買いや挨拶の声だけでなく 折に触れ画廊さんへの呼び出し放送があるものだから その喧噪の度合いたるや。 それにしても即売会にも…

美術の授業ってなんだろう?@東京藝術大学美術館 2018年10月8日(月)

正式なタイトルは ”幼稚園から大学まで美術教育の流れを体感する展覧会 ― 全国美術・教育リサーチプロジェクト2018 ―” 正直、絵を書いたり、物を作ったりするのは 得意ではなかった。 生来の不器用さが影響しているのかもしれない。 それでも不思議なコトに …

須永剛司退任展@東京藝術大学美術館 陳列館 2018年10月8日(月)

いつも通り一階から観て回ろうとすると 順路は二階からです、との丁寧な声掛け。 じゃあ、と階段を昇って行けば 確かに年表があるからそちらの方が予習できるとしても 全体を俯瞰するなら、どっちでもいんじゃね?などと 思ったりもする。 サブタイトルは ”…

SSFF&ASIA 2018「秋の上映会」@東京都写真美術館ホール 2018年10月7日(日)

今日の訪問も15:00~16:30の同時刻。 上映は”秋のアニバーサリープログラム2”。 賞味70分で計五本は過去20年の作品中から スタッフがセレクションしたもの。 一本目は〔The Second Bakery Attack〕。 『村上春樹』の〔パン屋再襲撃〕を映画化。 主演…

SSFF&ASIA 2018「秋の上映会」@東京都写真美術館ホール 2018年10月6日(土)

6月に開催された”SSFF&ASIA”の本荘には行けなかったけど、 ”東京国際映画祭”との連動で、 このようなまとめ企画を開催してくれるのは有り難い限り。 会期が週末に掛かるのは標題館での上映のみ。 プログラムは朝から晩まで展開されているものの やはり都合の…

第19回写真「1_WALL」展@ガーディアン・ガーデン 2018年10月4日(木)

計六名の作品が展示され 最終審査は12日(金)の予定なので 受賞表示はまだされておらず。 窓や開口部越しに外を見つめる眼差しが面白い 『原麻里子』の〔picture window〕や コラージュっぽい表現の 『H/N』の〔PRIVATE VOYAGER〕も良いけれど やはり 『円…

横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2018年10月4日(木)

タイトルからは良く判らなかったのだが 1974年~75年に「東京新聞」に連載された 『瀬戸内寂聴』による時代小説〔幻花〕の挿絵を 『横尾忠則』が手掛けたと。 本展はその時の原画を 章ごとの粗筋紹介と共に並べたもの。 〔幻花〕自体は「応仁の乱」にまつわ…

散り椿@TOHOシネマズ上野 2018年10月1日(月)

封切り四日目。 席数250の【SCREEN2】の入りは五割ほど。 今日一日で三本映画を観たけれど まぁ見事に本作の客層は高齢に振れている。 お年寄りはホントに時代劇が好きなんだねぇ。 しかし本作の実態は時代劇のカタチを借りた純愛モノ。 動的な部分よりも…

コーヒーが冷めないうちに@TOHOシネマズ上野 2018年10月1日(月)

封切り十一日目。 席数97の【SCREEN1】は満員。 タイムスリップものの一つの変形ながら タイムパラドクスを極力犯さぬよう、注意深く設定されている脚本は かなり上出来。 過去へ行き目的を達成しても、現在は変わらないとのシバリと、 遡行するための条件…

クワイエット・プレイス@TOHOシネマズ上野 2018年10月1日(月)

封切り四日目。 席数199の【SCREEN8】の入りは二割ほど。 まさにワンシチュエーションスリラーの一つの到達点だろう。 おそらく宇宙から地球に飛来したクリーチャーは 眼は見えないものの、野生の獣そこのけの聴覚を発揮し 声や動作の音に反応、哺乳動物…