RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#洋画

デューン 砂の惑星 PART2@チネチッタ川崎 2024年3月16日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは七割ほど。 前作を復習鑑賞せずに劇場に向かったので、ストーリーがジブンの頭の中できちんとつながるだろうか?との一抹の不安。 が、結果的にそれは全くの杞憂。人物の背景や過去の出来事もエピソードに付随…

コヴェナント 約束の救出@TOHOシネマズ日比谷 2024年2月23日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】の入りは八割ほど。 「9.11同時多発テロ」発生後、アフガニスタンに軍事介入したアメリカだが戦況は泥沼化、二十年近く経っても終結の糸口は見いだせずにいた。 そして2018年。ターリバーンの武器・弾薬を探…

落下の解剖学@チネチッタ川崎 2024年2月23日(金)

本日初日。 席数191の【CINE10】はほぼ満員の盛況。 フランスの山荘に住む三人の家族。ベストセラー作家の『サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)』、夫の『サミュエル(サミュエル・タイス)』、事故の後遺症で視覚障害がある息子の『ダニエル(ミロ・マシャ…

瞳をとじて@TOHOシネマズ川崎 2024年2月12日(月)

封切り四日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 寡作にもほどがある。本作は実に三十一年ぶりの新作。 監督の『ビクトル・エリセ』は1967年から五十六年間の活動歴で撮った長編は僅かに四本。 そのうち一本は{ドキュメンタリー}なのを勘案…

カラーパープル@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2024年2月10日(土)

封切り二日目。 席数157の【SCREEN1】の入りは七割ほど。 〔カラーパープル〕は1985年の『スティーヴン・スピルバーグ』監督による{ストレートプレイ}版(正しい表現ではないのだが{ミュージカル}の対語として)も観ているがその時とは鑑賞後の感…

ダム・マネー ウォール街を狙え!@TOHOシネマズ日比谷 2024年2月4日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満席の盛況。 2008年の「リーマン・ショック」で懲りたかと思いきや政府による金融機関救済や富裕層への優遇措置を背景にヘッジファンド等による市場での専横はとどまるところを知らぬ。 獲物を喰い尽くすハイエナ…

哀れなるものたち@TOHOシネマズ川崎 2024年1月27日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 主役の『ベラ・バクスター』を演じる『エマ・ストーン』は自身がプロデュースも兼ねる熱の入れよう。それだけ本作の映画化を強く願ったということだろう。 そこで魅せるのは役者魂。脱ぎに脱いで…

VESPER/ヴェスパー@チネチッタ川崎 2024年1月20日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 鑑賞時点での「IMDb」の評点は6.0、「Metascore」の方は70となんとも微妙なところ。 それでも「ブリュッセル国際映画祭」で「最高賞(金鴉賞)」等の情報を信じて鑑賞に行ったのだが・・・…

枯れ葉@109シネマズ川崎 2023年12月30日(土)

封切りは12月15日~も、標題館での公開は今日が二日目。 席数89の【シアター8】の入りは七割ほど。 フィンランドの首都ヘルシンキでスーパーの店員として暮らす『アンサ(アルマ・ポウスティ)』は期限切れで廃棄すべき商品をくすねたことが原因で失業。 …

ポトフ 美食家と料理人@チネチッタ川崎 2023年12月16日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 舞台は19世紀末のフランスのシャトー。主人の『ドダン(ブノワ・マジメル)』は名だたる美食家。 それも単に食べるだけではなく、自身でレシピも考案、下ごしらえや調理にも参加。 そんな彼を支え…

ナポレオン@チネチッタ川崎 2023年12月3日(日)

封切り三日目。 席数488の【CINE12】の入りは三割ほど。 「ナポレオン・コンプレックス」とは、身長が低い男性が持つ劣等感のことでこれが野心や攻撃的行動へのバックボーンになる、との言説やあり。 が、語源となった『ナポレオン』の実際の身長は170…

SISU/シス 不死身の男@TOHOシネマズ川崎 2023年10月28日(土)

封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは二割ほど。 オヤジ且つ不死身といえば〔ドント・ブリーズ(2016年)〕を、特殊工作員といえば〔Mr.ノーバディ(2021年)〕を思い出す。 前者は『ノーマン』、後者は『NOBODY』とされているのも象徴的。 しか…

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン@TOHOシネマズ日本橋 2023年10月22日(日)

封切り三日目。 席数226の【SCREEN5】の入りは八割ほど。 実際に起きた事件の映画化も最近ありがちなその旨の提示はなし。 底本もあるようで『デヴィッド・グラン』によるノンフィクションのタイトルの邦訳は〔花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件と…

ザ・クリエイター/創造者@チネチッタ川崎 2023年10月21日(土)

封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは三割ほど。 〔ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)〕を監督した『ギャレス・エドワーズ』の新作はそれを凌駕するほどの渾身の一本。 男女の、親子の、人種の愛情を主体に世界を覆う偏狭な覇…

シック・オブ・マイセルフ@チネチッタ川崎 2023年10月15日(日)

封切り三日目。 席数107の【CINE1】の入りは二割ほど。 自身が話の中心でないと気が済まない人間は確かにいる。 が、当意即妙の受け答えや話題の豊富さが無ければ次第に会話から離れて行ってしまうのは自明の理。 本作の主人公はまさしくそうした女性。自…

シアター・キャンプ@TOHOシネマズシャンテ 2023年10月8日(日)

封切り三日目。 席数201の【SCREEN2】の入りは二割ほど。 アメリカでは実際にこのような組織があるのだろう。 共同生活をしながら演劇や舞台を作り上げる過程を学ぶ夏休みの期間限定のスクールが。 我が子を自立させるるのに執心な国らしい仕組み、且つそ…

ジョン・ウィック:コンセクエンス@チネチッタ川崎 2023年9月23日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは七割ほど。 「7.1ch LIVE ZOUND×RGB4Kレーザー」での上映は本作の音による表現の迫力を存分に感じさせるもの。 とりわけ冒頭のシーンでは腹に響く重低音の圧が半端なく、本作はとりわけこうした設備がある劇場…

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊@TOHOシネマズ川崎 2023年9月18日(月)

封切り四日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは九割と盛況。 『ケネス・ブラナー』が監督・主演を務める『エルキュール・ポアロ』シリーズの第三弾。 が、先の二作〔オリエント急行殺人事件(2017年)〕〔ナイル殺人事件(2022年)〕がほぼ原作をなぞって…

6月0日 アイヒマンが処刑された日@TOHOシネマズシャンテ 2023年9月10日(日)

封切り三日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは四割ほど。 〔アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男(2015年)〕の後日譚。 先の一本は終戦後アルゼンチンに逃れた『アドルフ・アイヒマン』を追うドイツ人検事『フリッツ・バウアー』の執念を描いた…

アステロイド・シティ@TOHOシネマズ川崎 2023年9月2日(土)

封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは八割ほど。 一目で『ウェス・アンダーソン』の作品と了解される画面を構成する幾つかの定型。 チープなマット合成や、ミニチュアチックな建物、パステル調のしかし鮮やかな色味。長く観ていると目がちかちか…

エリザベート 1878@チネチッタ川崎 2023年8月27日(日)

封切り三日目。 席数129の【CINE2】の入りは五割ほど。 原題は〔Corsage〕で、フランス語では元々は婦人服の胴部・身ごろのことらしく、コルセットに近いものの意か。 とりわけ現代ではフェティシズムの、しかし本作では女性の身体と精神を共に束縛する象…

ファルコン・レイク@TOHOシネマズ日本橋 2023年8月26日(土)

封切り二日目。 席数143の【SCREEN9】の入りは八割ほど。 最終盤までは「ひと夏の経験」の王道を行くもの。 数年振りに逢った、母の友人の娘は美しく成長。僅かに二歳の年齢差ではあるものの、十代後半のこの違いは大きい。 主人公の『バスティアン(ジョ…

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー@チネチッタ川崎 2023年8月19日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 「第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門」に出品も、上映中に退席者が続出したとのいわくつきの一本。 もっとも、自分の鑑賞時には誰も中途退出者はいなかったが。 思わず身もだえし居心地が…

バービー@チネチッタ川崎 2023年8月11日(金)

本日初日。 席数290の【CINE4】の入りは八割ほど。 「バービー!」「ハイ!バービー」とタイトルにもなっている主人公の名前が連呼される予告編を見ていて、「おや?!」と記憶を呼び起こす。 『グレタ・ガーウィグ』監督の前々作『シアーシャ・ローナン…

インスペクション ここで生きる@TOHOシネマズ日本橋 2023年8月6日(日)

封切り三日目。 席数119の【SCREEN3】の入りは四割ほど。 1982年の映画〔愛と青春の旅だち〕は居場所の無い主人公『ザック・メイヨ(リチャード・ギア)』が航空士官候補生学校に入学しパイロットとして生きるよすがを見つけるまでの物語り。 女工の『ポ…

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE@チネチッタ川崎 2023年7月22日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほどと盛況。 〔スパイ大作戦〕はリアルタイムで見ていた世代。とは言え「第一シーズン」はほぼ記憶に無く、覚えているのは「第二シーズン」以降のオハナシ。 なので冒頭の指令は必ず、「おはよう、フェル…

CLOSE/クロース@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『是枝裕和』の〔怪物〕でも取り上げられた世界観。とは言え、両者に通底するものを以って「LGBTQ+」の物語りと単純にカテゴライズしたくはない。 十三歳の『レオ(エデン・ダンブリン)』と…

Pearl パール@TOHOシネマズ川崎 2023年7月8日(土)

封切り二日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 あの〔X エックス(2022年)〕の前日譚。同作は劇場には行けてないものの「WOWOW」では視聴。 史上最高齢?の殺人鬼『パール(ミア・ゴス)』と、彼女に追い回される『マキシーン(ミア・ゴ…

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル@チネチッタ川崎 2023年7月1日(土)

封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは八割ほど。 第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や脚本の『ローレンス・カスダン』が、どれほどを構想していたのかは判らない。 しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カ…

ウーマン・トーキング 私たちの選択@チネチッタ川崎 2023年6月3日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは六割ほど。 いったい何時の頃の話だよと、疑念が心にわだかまりながら観続ける。 女性は皆々地味な服装で装飾品も寡少。男性も大人も子供もオーバーオール デニムがまるで制服のよう。 移動は自動車ではなく馬…