#洋画
封切り二日目。 席数107の【CINE1】の入りは三割ほど。 元々は、ある大富豪のジャストアイディアから転がり出た話。 製薬企業で財を成し、一万人の従業員を養う彼は八十歳の誕生日にふと思い付く。自分の名前を後世に残し、且つ多くの人から感謝されるコ…
封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 そうかこうして、『スティーヴン・スピルバーグ』という映画監督は形作られて来たのだな、との思いを深くする。 電気技術者の父とピアニストの母。奇しくも「理」と「芸」が交差する出自。 それを冒…
封切り二日目。 席数257の【SCREEN9】の入りは九割ほど。 さすが、「本年度アカデミー賞最多ノミネート」との惹句は集客への寄与度は絶大だなと思う。 これはシンクロニシティとでも言えば良いのか。直近公開された数作で、個人の映画体験を紐解いた作品…
封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは七割ほど。 『リューベン・オストルンド』監督の前々作、〔フレンチアルプスで起きたこと(2014年)〕は何とも皮肉な映画だった。 フレンチアルプスの高級リゾートでスキーを楽しむ若い夫婦と幼い子供達。 とこ…
封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは六割ほど。 我が国於いても、「命の値段」の算定は日々行われており、裁判であれば、損害賠償金として示されるし、保険でもそれは同様。 もっとも金額は法律で規定されているわけではなく、年齢や年収等を勘案…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 『ティモシー・シャラメ』目当ての女性客が多いかと思いきや、半数以上が男性との構成はやや意外。 今回の「同族」は一風変わった特徴を持つ。ただ大括りでは「カンニバリズム」に分類して良い…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは七割ほど。当該館では珍しく客が入っておらず、やはり内容が地味目な為かとも思ったり。 〔おとなのけんか(2011年)〕では子供の喧嘩の後始末に加害者と被害者双方の両親が乗り出したために、却って収拾…
封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 『デイミアン・チャゼル』の新作は観終わって、ああ、これは主に二つのテキストに拠っているのだろうなとの感想。 舞台となるのは「トーキー」の嚆矢とされる〔ジャズ・シンガー(1927年)〕が公開…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは九割ほど。 鑑賞前の興味・関心は大きく二つ。 一つは〔ウィッチ(2015年)〕〔ライトハウス(2019年)〕で、小さな共同体の「内部崩壊」を描いた『ロバート・エガース』がより大きな(とは言え、実際は…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 メキシコでは実際に、このような誘拐ビジネスが横行しているのだと聞く。その意味で本作は、一種の「実話」と言えるかもしれない。モデルとなった「母親」もいるようで、エンドロールの直前に、…
封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 ナチス政権下のドイツで1942年に開催された「バンゼー会議」の始終。 そこには政府の高官十五名が集まり、「ユダヤ人」の対応につき協議。 しかし、その場の面々『ラインハルト・ハイドリヒ』『…
封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満員の盛況。 こんな社会派ドラマが混むことは意外も、もっと広い小屋を割り当てれば良かったのに、とこれは興行サイドに立った思い。 〔スキャンダル (2019年)〕では「FOXニュース」の経営トップ『ロジャー・…
封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬に…
封切り二週目。 席数458の【シアター7】の入りは八割ほど。 前作に引き続き「IMAXレーザー3D」での鑑賞。このシリーズについては、それだけの入場料を払う価値があるとの認識。 「3D」は「IMAX」で観るのがベストと勝手に思っている。幾つか他の劇…
封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 2022年度ノーベル文学賞を受賞したフランス人作家『アニー・エルノー』の小説〔事件〕を基にした、とエンドロールで触れられる。 劇中の主人公は1940年の生まれとの設定で、作家本人も同年…
封切り二日目。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 2021年公開の〔JUNK HEAD〕でも天上から降りて来たモノが騒動を巻き起こす。 それは本作とて例外ではないし、不思議なコトにそれ以外の点でもかなり近似のテイストを感じる。 グロテスクなクリ…
封切り二日目。 席数224の【シャンテ-1】は満席の盛況。 「アーサー王伝説」は西洋の人々には膾炙しているフォークロアも本邦ではやはり仔細に知る人は過少では。 かくいう自分も「魔術師マーリン」や「騎士ランスロット」または「聖杯」等の概略は認知…
封切り二日目。 席数244の【CINE7】の入りは三割ほど。 嘗てスペインに在った『エル・ブジ』は席数五十ほど、営業は4~10月の半年のみの三ツ星レストラン。 シーズンごとにメニューが変わるため、同じ料理は二度と出されず、客は最初に厨房に案内され、見…
本日初日。 席数118の【シアター5】の入りは三割ほど。 〔燃ゆる女の肖像(2019年)〕の監督/脚本の『セリーヌ・シアマ』の最新作との触れ込み。現時点での評価は「IMDb」で7.4、「Metascore」でも93と、極めて好評。 とは言え、73分の極短尺。登…
本日初日。 席数191の【CINE10】の入りは七割ほど。 今日が23日、且つ、他の劇場での上映があまりないことからの入りか。ちょっと吃驚してしまう。 日本でも昔から「件」の存在が巷で噂に上る。 人面牛体の妖怪で、生まれると直ぐに死んでしまうのだが、…
封切り三日目。 席数456の【SCREEN1】の入りは八割ほどと盛況。 ほんの少し前までは「世界一運の悪い男」の称号は『ジョン・マクレーン』の独壇場だった。 何故か行く先々で事件に巻き込まれ、「なんで俺がこんな目に・・・・」とぼやき身体もボロボロに…
封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 最早中年の一組の夫婦が郊外の一軒家を購入する。それは初めて持つ、自分達の城。 月々のローンや二人住まいには広すぎる難点はあるものの、その家が持つ一風変わった特色を気に入ってのコト。 それ…
封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 『ジョーダン・ピール』の新作は、どうレビューを書いてもほぼほぼネタバレになってしまうので、ココは開き直り、一種の{バスターズ}モノとのっけから言いきってしまう。 とは言えその対象が…
封切り三日目。 席数191の【CINE10】の入りは二割ほど。 物語の舞台はフランスであり、「里親」の制度や考え方は違っていても『是枝裕和』だったらどのように撮ったかを考えずにはいられない。 彼の好きそうな、家族のしかも血の繋がらない関係性をどのよ…
封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 世界を瞬く間に駆け巡ったそのニュース、『エルヴィス・プレスリー』がメンフィスの自宅で死亡した42歳だったに接した時に、取り立てての感慨を持たなかったことを記憶している。 時に1977年…
封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは六割ほど。 成績優秀だから医学部を目指すとは日本でも良く聞くハナシ。 そこには「医は仁術」との視点は欠けている様にも思われるが本作の主人公『ユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)』もそれを地で行くよ…
封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 監督の『ポール・トーマス・アンダーソン』は1970年ロサンゼルスの生まれと聞いている。 正しく、本作の舞台と時代も共通(場所は言わずもがな。年代も劇中で〔007 Live And Let Die(1973年)…
コロナの影響もこれありで、リアル会場への訪問は二年ぶりくらいの記憶。 それも諸般の事情もあり、今回観られるプログラムは一つきり。 折角無料なのに、勿体無い限りだ。 会場の入りは半分ほど。 「A&J 4」の上映は4本。 〔ぼくはぜろにみたない〕上映時…
封切り三日目。 席数129の【CINE2】の入りは八割ほど。 メキシコ国旗の三色の意味は夫々、緑=民族の運命における国民の希望白=カトリックや宗教的な純粋さ赤=国に殉じた愛国者の血を表していると言う。 ところが本作での、特に緑は凶兆以外の何物でも…
封切り二日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは八割ほどと盛況。 『エミール・ゾラ』の評伝を読めば必ず触れられる「ドレフュス事件」。 十九世紀末のフランスでの免罪事件に対し、彼が新聞紙上に「J'accuse」と発表した公開状。 いみじくも劇中では…