RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#写真

都美セレクション グループ展 2024@東京都美術館 2024年6月29日(土)

「Group Show of Contemporary Artists 2024」との英語表記。「Contemporary Artists」をセレクションしているのがキモらしい。 【ギャラリーA】は〔スティル・エコー:境界の風景〕【ギャラリーB】は〔ずれはからずもぶれ〕【ギャラリーC】は〔回遊する風景…

田原桂一「OPÉRA de PARIS」@ポーラ ミュージアム アネックス 2024年6月22日(土)

標題所で『田原桂一』の作品展は過去に三回観ているとの履歴。 それにしても「オペラ座」は「l'Opéra」なのだと思っていたら今回のタイトルなのね。 「建築」「衣装」「宝飾」「舞台美術」の各々のカテゴリーから精選された三十点ほどの写真が並ぶ。 中央の…

フェイイ ウェン|パン カー 二人展@シャネル・ネクサス・ホール 2024年6月15日(土)

標題ギャラリーで照明も明るく、窓にスクリーンも降りていない展示は初めて。 写真展が多い何時もは薄暗い迷路のような空間に設定されているのだが、今回は開放的な明るいホワイトルーム。 しかも部屋の形状は正方ではないのね。それとともに意外と広くない…

陳敏慧作品展@@Sony Imaging Gallery - Ginza 2024年6月15日(土)

久々に観る、お馬鹿な作品に(勿論、誉めてます)、思わず心がにんまりしてしまう。 展のタイトルは〔唯一無二-Finding-〕。 ある意味、カラダを張った作品群と表現すれば良いか、二点で一つのセットを構成している。 例えば向かって右には痛んだ果物の写真…

昭和時代の川崎@東海道かわさき宿交流館 2024年6月1日(土)

本日初日。が、来場者は過少。 写真と、それに添えたキャプションで市内のとりわけ駅周辺の今昔を振り返るお馴染みの企画。 ただ、写真の数は少なく中央のテーブルも会報誌の展示のみとなっており、加えて年代も昭和四十七年が最後。 戦前~復興の営みは重め…

Human Baltic われら バルトに生きて@スパイラルガーデン 2024年6月2日(日)

バルト三国はエストニアラトビアリトアニア何れも1991年に独立国として国連に加盟している。 それ以前は周知の通りソ連の支配下にあり、人々の生活はいかばかりだったかと慮る。 本展はその三国出身の写真家十七名の作品が二百点ほど並ぶ。 全てモノクロ…

有田泰而「First Born」@FUJIFILM SQUARE/フジフイルム スクエア 2024年5月26日(日)

【写真歴史博物館】での展示。 サブタイトルは”家族と遊ぶ時間”。 作家の当時の妻の妊娠~出産。そして第一子の二人を写した写真の数々。 時にユーモラスもその根底に在るのは二人への愛情。 観ているだけで鑑賞者にも温かい感情が伝わり多幸感に包まれるほ…

大機関車展@鉄道歴史展示室 2024年4月28日(日)

「機関車」との単語に惹かれての訪問も、「蒸気」が付いたモノと限定はされてないのね。 「貨車」「客車」を牽引する車両の総称で、「蒸気」に加え「ディーゼル」「電気」も。 本展では後者二つがメインに取り上げられ、且つ写真を併用したパネル展示が主。 …

土門拳展「祈りの風景〜土門拳自選作品集より」@写大ギャラリー 2024年4月27日(土)

もう数十年も昔のこと。大学の一般教養の生物の時間に教師が本展のポスターにあしらわれている一枚を提示し「この写真について述べよ」との問題を出した。 自分は『土門拳』の〔法隆寺遠望〕との知識はあったのでその旨を書いたところ、「黄色い花はセイタカ…

金仁淑作品展@Sony Imaging Gallery-Ginza 2024年4月28日(日)

”Eye to Eye, Side:C”とのタイトル。 「第48回木村伊兵衛写真賞」受賞作品展。 既にして新聞では映像作品の同賞受賞は初めてのことと報道されている。 各所での展示履歴を思い返してみても、確かにそうかも、と思わぬでもない。 とは言え、本展でも並んでい…

世界の20世紀写真「人を撮る」@FUJIFILM SQUARE 2024年4月27日(土)

【FUJIFILM PHOTO SALON Space 1/2】での展示。 「富士フイルムグループ 創立90周年記念コレクション展」「フジフイルム・フォトコレクションII」とも書かれている。 世紀を代表する全二十作家の「人」を写した作品群。全五十三点。 これだけ有名な作品が並…

マイケル・ケンナ写真展@ヒルサイドフォーラム 2024年4月20日(土)

モノクロームの写真展。 写真家は英国人も、被写体の全ては日本の風景や建物。 風景であれば中には鳥が入る作品もありはするが概ね平原(それも雪一面の)や山海といったどちらかと言えばシンプルな対象。 が、荒涼とした雪原であっても画面の中に一本の木が…

宿場から明治の川崎へ@東海道かわさき宿交流館 2024年4月7日(土)

以前にも似たような展示があったとの記憶。六年近く前だろうか。 その時の『和宮』のエピソードが今回もやはり使われている。 また「宿場」をテーマにしたものも同様。五年ほど前にも。 展示は写真とそれを改設するパネルで少々、寂しい。 会期は~5月26日(…

歳時記 暮らしの中の祈り@新宿歴史博物館 2024年3月23日(土)

「@キャノンギャラリー」で観た〔祭り〕と近似のテイスト。 一年十二ヶ月、更には四季折々の行事や風習の展示。 勿論、同館ならでは、写真だけでなく絵や文物も多々。 正月の〔唐湊器〕。神社での豆撒きに使われる〔節分枡〕。古い家であれば、使用されてい…

千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」@BUG/リクルートアートセンター 2024年3月17日(日)

『千賀健史』は「2017年 第16回写真「1_WALL」」グランプリ受賞者。 その時の作品は階層社会や差別・貧困をテーマも本展では「特殊詐欺」を取り上げる。 壁に架けられた幾つもの作品は解説も読まなければ理解は不能も、見ただけで単純に理解できるのは床面に…

ジョージ ホイニンゲン=ヒューン写真展@CHANEL NEXUS HALL 2024年3月17日(日)

『ジョージ ホイニンゲン=ヒューン』は1900年ロシア生まれの写真家で1968年まで生き、主にファッション誌で活躍したと聞く。 本展ではモノクロームの写真が六十五点ほど並ぶが、中には『ココ・シャネル』を写した作品が多数。関係性のほどがうかがい知れる。…

奇想民俗博物館「まつりと」@キヤノンギャラリーS/銀座 2024年3月2日(土)

既に終了した展覧会。【S】での会期は~3月4日(月)、【銀座】での会期は~3月2日(土)。 共に「キヤノンギャラリー50周年企画展」。 「奇想」と書かれてはいてもそれは傍から見た感想であって、当事者にとってみれば順繰り順繰り回って来る当たり前に在…

サロン展@渋谷区立松濤美術館 2024年3月1日(金)

「土地の記憶と記録 風景を巡る旅」と題が付されている。 並んでいるのは同館所蔵の絵画と写真も写真類の方が圧倒的に多く、やはり近隣の風景を写したものが印象に残る。 キャプションに付けられた年代を頼りに観て行けば、大きく変わった処も変わってはいな…

鉄道写真家 南正時作品展@鉄道歴史展示室 2024年2月11日(日)

後期の会期は1月30日(火)~3月24日(日)。 ”ブルートレイン夢の旅路へ”とのタイトル通り、写真を中心に「ブルトレ」に関する文物も置かれているのは「前期」の通り。 この中で印象的な一枚が。 夜の暗闇の中の「ブルトレ」の光の軌跡、天空には長い尾を引…

土門拳写真展-女優と文化財@ノエビア銀座ギャラリー 2024年2月11日(日)

「輝きは時代を超えて」との副題。 1964年からの二年間、「婦人公論」の企画で女優さんたちと文化財を組み合わせ写真を撮り、それに『土門拳』が文を添え掲載する、との。 それにしても改めて驚かされるのは昭和の女優さんたちの煌めくような美しさ。 『加賀…

花香る おおたの梅林~愛でられる花々~@大田区立郷土博物館 2024年2月17日(土)

都内に梅の名所は多く、大田区内にも「池上梅園」や「梅屋敷」まで(笑) 本展のタイトルには「梅林」「花々」の文字が躍るも、実際の展示の見所はポスターにあしらわれている『伊東深水』の{美人画}、『川瀬巴水』『高橋松亭』の{新版画}。 とりわけ{…

光の魔術師 緑川洋一@FUJIFILM SQUARE/フジフイルム スクエア 2024年2月10日(土)

『緑川洋一』の写真をこれだけの数一時に観るのはたぶん初めて。 勿論、作品そのものは過去にもぱらぱらと目にしている。 なので、その不思議な情景はしっかりと記憶に焼き付いている。 タイトルは”瀬戸内のメルヘン”とされている。 例えば、海の写真であれ…

恵比寿映像祭2024@東京都写真美術館 2024年2月3日(土)

会期最初の週末ということで混雑を覚悟したのだが朝早い時間のためかまださほどの入りにはなっておらず。 入り口脇のカウンターで入場券を受け取ると「2階→3階→地階の順で回ることをお勧めします」との珍しい声掛け。 エレベーターの入り口前にもその旨の…

第72回東京藝術大学卒業・修了作品展@東京藝術大学美術館/陳列館/東京都美術館 2024年1月28日(日)

本日初日(笑)。オマケに日曜日とのこともありかなりの混雑が想定されるも会期が1月28日(日)~2月2日(金)に設定されているので来れる日は今日しかなし。 案の定、会場内はどこも人人人。しかも結構な割合で写メを撮っているので余計に滞留。 なかでも小…

加藤秀 作品展@Sony Imaging Gallery 2024年1月13日(土)

写真展のタイトルは”Òran Na Gaoithe ~風の歌~”。舞台はスコットランドの西方と島嶼群。 英国は訪問履歴ありも、その時はロンドンとエジンバラどまり。 前者は都会の喧騒、後者は広々とした放牧地のイメージ。 裏腹に、どちらかと言えば荒涼とした風景に感…

次元大介@キヤノンオープンギャラリー2 2024年1月4日(木)

漆黒のバックに白い文字が浮かび上がる印象的なビジュアル。 「Amazon Prime Video」で配信されている同名の映画〔次元大介〕の出演者の一人である『永瀬正敏』が共演者の人々を撮った作品群。 『次元大介』は『玉山鉄二』が演じ、それ以外に『真木よう子』…

柿本ケンサク写真展「As is」@キヤノンギャラリーS 2024年1月4日(木)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第5弾。 並んでいるのは大判の写真群と映像作品。 映像作品の方は例えば音楽『小林武史』に代表されるように大どころがクレジット表示。 そういえば、今回の主役『柿本ケンサク』は映画〔恋する寄生虫(2021年)〕を撮…

MOTコレクション@東京都現代美術館 2024年1月3日(水)

本日無料の日。 今回の展示、実際は”歩く、赴く、移動する 1923→2020””特集展示 横尾忠則―水のように””生誕100年 サム・フランシス”の三つで構成されている。 キャプションを読むと『サム・フランシス』の作品は「アサヒグループジャパン株式会社」の所蔵品…

即興 ホンマタカシ@東京都写真美術館 2024年1月2日(火)

本日無料の日。一般の入場料は700円。 勿論、建造物や富士山を写した写真にも目が行く。しかし本展は、会場の設えそのものが面白い。 中央部には厚い壁の出入り口の無い空間が造られ、丸い覗き場所が数ヵ所に開けられる。 中は薄暗く、外から差し込む明かり…

見るまえに跳べ@東京都写真美術館 2024年1月2日(火)

本日無料の日。一般の入場料は700円。 確かここ数年は開催されている三つの展覧会のうち有料のママのものもあった記憶も今年は全て無料なのは嬉しい(もっとも、うち一つはハナから無料だが)。 標題展は”日本の新進作家 ”シリーズの「vol.20」。 出展は『う…