2021-01-01から1年間の記事一覧
「前期」が東日本中心の展示だったので「後期」はてっきり西日本だと思っていたら、 なんのことはない「北海道」「甲信越」「北陸」とやはり同様の地域の写真が並んでいる。 それにしてもSLが走る姿は雪景色が似合うことといったらない。 吹雪をついて、も…
「シニカルな現実世界の変換の試み」との副題が冠されている。 『ソール・スタインバーグ』は二十二年前に物故も紙誌に多くの作品を残しているとのことで会場内にはかなりの数が溢れる様に並べられている。 風刺がぴりりと効いていて、シニカルな視点で斜め…
この時期恒例のチャリティ企画。今年のお題は「前掛け」。 しかも、家庭の主婦がしているようなお上品なものではなく、酒屋や八百屋のおじさんが昔よく締めていた無骨なアレ。 如何にも長持ちしそうで、ヘビーデューティにも耐えられそうな厚手の生地と頑丈…
入場してまず驚くのは、館内を斜めに横切って置かれている巨大な物体。 近寄って見ると、透明なプラスチックシートをセロハンテープで纏め、長大な直方体に形成している。 しかもそのテープの巻き方が几帳面。縦横がきっちり直線に揃っており、なんと配慮さ…
英語の副題が付いていて「Japanese Entertainers under the Pandemic」。 コロナ禍で踊り手も不便で窮屈な状態を囲っている。 ソロで踊る(中にはペアダンスもあるけれど)彼/彼女を人気のいない場所、主に自宅で撮影している。 写真家は『葛西亜理沙/南し…
封切り三日目。 席数489の【SCREEN12】の入りは五割ほど。 〔マトリックス三部作〕の公開から今年で十八年。世界は変容し、勿論、ショウビズに於いても例外ではない。 「#MeToo」や「多様性」が盛んに言われ、それが作品にも反映される。 その間にシリー…
封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 例によって実録もの。 主演の『マーク・ラファロ』は製作にも名を連ね、元々環境問題に関心の有った彼が「ニューヨーク・タイムズ」の記事を読み映画化を熱望、自ら『トッド・ヘインズ』に監督を依…
ここ暫くは若手のグループ展が多かったけど、今回は久方ぶりに収蔵作品展。 しかも「逆境をのり越える」との副題が付いている。 どうやらコロナ禍も意図すると共に、今回の画家たちが何れも病気や戦争等を乗り越えていること、加えて主題の「椿」自体が極寒…
今年は無事に招待券を入手できたので(笑)、意気揚々と会場に向かう。 ちなみに、一般の入場料は400円。 例年同様、他の有料展の半券でも入場可の為、館内の入りはまずまず。 場内には入選者の作品がずらりと並ぶ。 更に最奥のスペースには”シェル美術賞 ア…
”第15回 shiseido art egg”の第三弾は『中島伽耶子』。 彼女の作品は二年半ほど前に「(当時の)トーキョーアーツアンドスペース」で観た記憶。 今回同様、アクリル板を使った展示も、その時は漆黒尾の空間に流れるかそけき光を随分と美しいと感じた。 翻っ…
「SKY IV」との副題が付されているが、出展者は『重松駿/秋元貴美子/穴吹有希』の三名。 とすると、「Ⅳ」の意味するところは本展の回数ということか。 『穴吹有希』の作品は、何時か何処かで観た記憶。暗い中ではじける線香花火の火花を写した写真が幾枚も…
場所は【F棟1階】なのだが、【エキシビションルーム】だけを使用しこぢんまりと。 会期も12月11日(土)~14日(火)の四日間と短く、自分が訪問時に他の来場者の姿は無く。 案内も小さめだから、気づかぬ人がほとんどかもしれぬ。 『日比遊一』は写真家に…
封切り二日目。 席数143の【SCREEN9】の入りは五割ほど。 『エドガー・ライト』の新作は過去の{ホラー}や{スリラー}の名作へのオマージュとコラージュに満ち溢れる。 目立つところでも〔サイコ(1960年)〕〔キャリー(1976年)〕〔ポルターガイスト(1982…
会期は11月30日(火)~12月5日(日)のほんの六日間。 もっとも初日はプレス向けの招待日だったので一般の我々が行けるのは実質五日。 無料の展覧会も、事前予約が必要で、そのことに気付いたのは当日との体たらく。 でも、無事にチケットが入手できたと喜…
そうか、存命なら米寿なのだなと思う。 自分が幼い頃、さんざんテレビで見た彼が航空機事故で亡くなって、既に三十六年。 本展は「九ちゃん笑顔のふるさと」との副題を付け出身地である【川崎】の地で~12月26日(日)まで開催。 ディスコグラフィーは勿論の…
封切り二日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは一割ほど。 『浅原ナオト』の原作は〔彼女が好きなものはホモであって僕ではない〕とのタイトル。 映画化にあたってそれを短く切ってしまったのにはどんな意図があるのだろうと、鑑賞前には勘ぐっていた。 と…
会期は11月24日(水)~28日(日)と極短。 それもあってか会場内はそこそこの入りで賑わっている。 入選者計十二名の作品が並ぶ。 勿論、幾人かの創作物にはそのモチーフやアウトプットを併せ、笑えるものが。 『羽田野皓紳』『大里淳』『乾真裕子』『花形…
【B1F展示室】で来年の1月23日(日)まで開催されている無料の展覧会。 館内にもフライヤーは置かれておらず、まるっきりノーマークだったのだが、ふとしたきっかけで知ることができ、これはラッキーと足を運ぶ。 「プリピクテ」は社会や環境問題をモチーフ…
「品ケー」の「コミュニケーション・チャンネル」を見ていたら、イベント紹介のコーナーで目に留まる告知が・・・・。 思わず写メを。 会場は、名前からすると町会/自治会の集会場だろうか。 【旧東海道】と【北馬場参道通り】の交差点から直ぐの場所。 前に…
てっきり{アール・ブリュット}専門館かと思っていたら少し外れた方向性の企画展も開催されるのね。 もっとも根っこには共通の部分があるよう。 計八名の作品が並ぶも、今回の目当ては主に二人。 『小島美羽』は遺品整理の会社で整理や特殊清掃に従事。自宅…
~2022年1月6日(木)まで開催の無料の展覧会。 【ギャラリーA・C】で開催の”Everyday Life : わたしは生まれなおしている”は基本有料も、”ゴッホ展”の半券があれば無料とのことなのね。 入り口前の共通の受付で、入場方法の確認アリ。 何はともあれ標題展。 …
当該館初の「チャリティオークション」にはタイトルもきちんと付されている。 入場して直ぐの左手には、お作法も記され入札額は最低20万円からの1万円単位。 随分と高いなと思ったが、出展の顔ぶれを見て納得。 『ヒグチユウコ』『ミヤケマイ』『渡辺おさ…
標題館及び【正木記念館2階】で~11月27日(土)まで開催中。 会場内には多くの記録と記憶が詰め込まれているのだが、隅々まで目を配れば、思わぬ場所にちょっとした表現が隠されており。 窓の端にひっそりと少女が描かれていたり。まさしく「Phantom」か。 そ…
【本館 展示室3、4】で~11月28日(日)まで開催中。 「ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」なる副題が冠されている。 計十六組の作品が展示されパフォーマンス映像やインスタレーションが多目。 『中村裕太』の〔いかものの問題!〕や『遠藤麻…
「Midnight Logistics」との副題が冠されており、写っているのは長距離輸送のトラックとそれが走る高速道路。 後者の幾何学的な美しさは当然としても、前者のシチュエーションが頗る面白い。 普通であれば、道を疾走する姿を撮るだろうに、本展の作者はP.…
「明日の日本画を求めて」との副題が冠されているが、それはさておき「受賞作品選抜」だけあってクオリティの高い作品が並んでいる。 計十一名の作品の中では、『田中武』の〔裏側(十六恥漢図シリーズ)〕がエロくてかなり好き(笑)。 「十六羅漢」を本歌…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは三割ほど。 邦題ではご丁寧に「あるSWAT部隊の戦い」と、解説ともつかぬ一文が付されているが、実際の主人公はタイトル通り舞台でもあるイラク第二の都市「MOSUL」。 冒頭シーンで流れるように…
さて週末はどこに行こうかと各Webページを渉猟していた時に「大森・蒲田つーしん」で面白い書き込みを見つける。 へぇ。これはこれは! 以前、エディションNo.が増えると値段が上がって行くデジタルプリントの作品を観たけど、それと思想は同じかな? …
「品川区民芸術祭」の催しの一環。 会期は11月12日(金)~14日(日)の至極短期間。 https://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/page000007400/hpg000007377.htm 区民広報には、要事前申し込みと書かれておりQRコードも添えられていたけれどたぶん大丈夫だ…
封切り二日目。 席数284の【CINE9】の入りは二割ほど。 冒頭のシーンで、物語のおおよその帰結の予想は付く。 実際のストーリーもそれに向かうように進み、思った通りね、とにんまり悦に入っていた。 が、終盤に繰り出された展開は予想の遥かに上を行くも…