RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

松本力「記しを憶う」@東京都美術館 2019年11月24日(日)

標題展が催されている地下三階の【ギャラリーB】へは有料展”子どもへのまなざし”が開催されている【ギャラリーC】を通らないと行くことができず入り口にはしっかりカウンターが設置され係員も配備されている。 「どうやって行けばいいのですか」と確認すると…

鋳金の幻想@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年11月24日(日)

予告では本日が最終日のハズがポスターの右下段に「27日(水)まで会期延長」の張り紙が。 それだけ好評ってことかしら。実際、自分が滞在中も来場者はひっきりなし。 計三十点弱の作品が並ぶもいったいこれのどこが{鋳金}と訝しめる作品も何時ものことな…

決算!忠臣蔵@チネチッタ川崎 2019年11月23日(土)

封切り二日目。席数290の【CINE4】の入りは八割ほど。 客層はこの手カテゴリーの常としてかなり高齢者に振れている。 原作、とゆ~か元ネタは2012年11月20日発行の『山本博文』による〔「忠臣蔵」の決算書〕。そのタイトルに惹かれ発売直ぐに買い求め即刻…

2019年度グッドデザイン賞受賞展@東京ミッドタウン・デザインハブ 2019年11月4日(月)

会期は本日が最終日。 designhub.jp そして記録を辿ると、どうやら例年開催の同展への訪問は今回が初めてのよう。 なぜかと言えばその規模の大きさに驚いた次第で。 辻々には案内の人が立ち【5階】【4階】【1階】【地階】と利用可能な全てのスペースを使…

Sakiyama Design ART 2019@スパイラルガーデン 2019年11月4日(月)

「株式会社サキヤマデザイン」はグラフィックデザインの企画、制作、販売 美術品の制作、販売が主な事業内容となっている。 sakiyama.co.jp そして同社が【Spiral】でアート展を開催するのはたぶん今回が初めて。 www.spiral.co.jp 会期は11月1日(金)~4日…

殺さない彼と死なない彼女@TOHOシネマズ錦糸町 2019年11月17日(日)

封切り三日目。 席数223の【SCREEN4】の入りは五割ほど。 原作の信奉者だろうか、それとも出演者のファンか、若い女性が複数人連れ或いはカップルで来ているのが主体の客層。 「死ね。殺すぞ」が口癖の『小坂(間宮祥太朗)』となにかにつけて「死にたい…

影踏み@109シネマズ川崎 2019年11月16日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは六割ほど。 帝大の法学部で検事を目指していたほどの利発な男が、なぜ「ノビ師」と呼ばれる家人が寝静まった頃を見計らい侵入し現金だけを抜き取る窃盗犯に堕してしまったのか。 その男、『真壁修一(山崎…

地獄少女@109シネマズ川崎 2019年11月16日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは七割ほど。 子供の頃に見た怪奇マンガはホントに怖かった。あまりに恐ろしすぎてトラウマになるくらい。 『古賀新一』や『楳図かずお』だが、特に後者の〔へび少女〕や〔猫目小僧〕は読んだその夜には、独り…

「コミテコルベール アワード 2019-令和:新しい時代-」展@東京藝術大学美術館 2019年11月9日(土)

そもそも「コルベール委員会」って何さ?ってことなんだがちゃんと説明のページが設置されてるのね。 www.comitecolbert.jp で、藝大性の作品に対してのコンペティションの結果発表、だと。 どおりで幾つかは観た記憶があるもの。 例えば『 スクリプカリウ落…

ターミネーター ニュー・フェイト@TOHOシネマズ川崎 2019年11月14日(木)

封切り七日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは四割ほど。 続編の出来に納得がいかず、創作者である自身が再びメガホンを取る或いは制作・脚本に携わる。 似かよったモチベーションでも、〔エイリアン〕の前日譚で迷走する『リドリー・スコット』とは違い…

「内包された温度」展@東京藝術大学美術館 2019年11月9日(土)

【本館】の奥まった場所【展示室4】で~11月17日(日)まで開催。 www.geidai.ac.jp 計十五名の作品が並んでいるのだがその何れもが{彫刻}にカテゴライズされるのが先ずは驚き。 入り口近くに置かれている『高畑一彰』の〔ミトンにまつわるリデンプション…

「呼吸する彫刻」北郷悟 展@東京藝術大学美術館 2019年11月9日(土)

都度都度開催されている「退任記念展」はもっとも広いスペースの【本館 展示室3】を使い~11月17日(日)まで。 www.geidai.ac.jp 大き目の作品を中心に三十点ほどがゆったりと並びその多くは人間をモチーフとしたもの。 何れもがゆったりと身を伸ばし、近寄れ…

平櫛田中記念室 コレクション展示 2019@正木記念館1階 2019年11月9日(土)

jyn1.hatenablog.com 今年もひっそりと開催されている。 案内もこの程度なのでそっけないことこの上ない。 例によって入り口脇には係員の女性が立ち来意を告げると重い扉を開けてくれる。 狭いスペースに置かれているのはほんの五点ほど。 でもその中には『…

ひとよ@109シネマズ川崎 2019年11月10日(日)

封切り三日目。 席数127の【シアター2】の入りはほぼ満員の盛況。 子育てはたぶん後悔の連続だ。 あの時にこう反応していれば、ああ言っていれば、現在とは異なる性格に育ったんじゃないか、違う道に進ませられたんじゃないか、と。 もっとも今となっては…

うるしのかたち展 2019@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年11月9日(土)

【陳列館 2階】のみでの開催。 しかし並んでいる数自体は教員十一名学生十二名とそこそこだし中国名と思われる出展者が多いのも特徴的か。 受付の芳名帳に記入すれば作品写真が掲載されているリーフレットを貰えるのだが、ちょっと抵抗あるのはいつものこと…

Surface and Custom@資生堂ギャラリー 2019年11月2日(土)

正確には”ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、サーラ・ドゥラート、ピエール・ルギヨン、クララ・リーデン、カリッサ・ロドリゲス、竹岡雄二 展”とのタイトル。 『ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ』がセレクションした五組の作家の作品が、館…

「覚醒する写真たち」佐藤時啓@FUJIFILM SQUARE 2019年11月4日(月)

【写真歴史博物館】での同一タイトルの第二弾。 jyn1.hatenablog.com 『佐藤時啓』の作品は既に多くの場所で観たことがある〔光-呼吸〕のシリーズ。 カメラのシャッターを長時間開放しペンライトを持った作者がその前で動き回ることで光の軌跡がそのまま記…

写真新世紀 2019@東京都写真美術館 2019年11月3日(日)

優秀賞七名、佳作十四名の作品が並ぶ。 今回は例年にも増して身近な題材に想を得た作品が多い印象。 代表例としては『江口那津子』の〔Dialogue〕。 十年前にアルツハイマー型認知症と診断された彼女の母親、そして以前母娘で通った祖父母の家の在る街を四十…

白鳥真太郎 広告写真館@キヤノンギャラリーS 2019年11月2日(土)

会期最初の週末。入り口脇の贈花もまだまだ瑞々しい。 会場内はそこそこの入り。 そしてご本人も顔を出され、知己の人達とあれこれと言葉を交わしている。 並んでいるのは氏が手掛けた160点にも及ぶ広告写真の数々。 1970年代後半から現代にいたるま…

小林修 写真展@FUJIFILM SQUARE 2019年11月4日(月)

”司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代”とのサブタイトル。 『司馬遼太郎』の小説は実は一冊とて読んだことがなく、一方〔街道をゆく〕については興味のある数冊を所有。 また「朝日新聞社」が2005年に刊行した週刊「朝日ビジュアルシリ…

日本のアートディレクション展2019@ギンザ・グラフィック・ギャラリー/クリエイションギャラリーG8 2019年11月2日(土)

所謂”ADC展” はこの時期恒例。毎度のことながらこの一年間の浅学を思い知る場でもある。 物品にはこだわりが無い方だし、読書の所蔵スペースの関係から文庫や新書が多く、この場で取り上げられるデザインや広告とはかなり無縁。 (無料の)美術展はそこそ…

第21回写真「1_WALL」展@ガーディアン・ガーデン 2019年11月2日(土)

計六名の入選者の写真が並び、そのほとんどがスナップじみた作品なのは、例年よりも多い印象。 グランプリは既に『Ryu Ika』に決定しており、このことには自分も激しく同意。 そのタイトルは〔Big Brother is Watching you〕。舞台はどうやら中国、それもモ…

閉鎖病棟-それぞれの朝-@TOHOシネマズ錦糸町 2019年11月1日(金)

本日初日。 席数112の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 今は「精神病院」とは言わないのね。 主に精神に障害のある人を治療・保護する病院との定義で本作では「閉鎖病棟」と表現している。 閉鎖と言っても申請をすれば外出はできるし、敷地内は高い塀で隔離…

第63回CWAJ現代版画展@ヒルサイドフォーラム 2019年10月26日(土)

会期は~27日(日)が最終日。 惹句にもあるけれど版画だけがこれほどの量展示されるのは確かに例がないかも。 基本、即売会を兼ねているので、きっちり価格も提示され、幾つかの作品には完売を示す赤丸シール。 エディションがそこそこあるはずなのでそれで…