2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
寡聞にして知らなかった「東北芸術工科大学」。 山形県に在る同学は地元の人達の高い志しにより創設されたと 冒頭の言には書かれている。 で、本展はその取り組みを 首都圏の人々に向けて発信する機会である、と。 成る程当該館の常の催しとは異なり、 3階…
エレベーター脇の紹介パネルを見た時から違和感があった。 う~ん。今までの『束芋』とは随分と異なる表現。 たぶん油絵自体、初めてじゃないか。 館内に足を踏み入れるとかなり薄暗い空間。 映像が二点、油彩が三点。 それ以外にも絨毯、ブリキ製のケース、…
学内に掲示されているポスターに気になる文言。 「参加資格はアーティストだという自覚を持つものであれば 誰にでもあります。」って、これは 自称アーティストでも可ってコトかな。 或いは俗に言う「アンデパンダン展」くらいのレベルにはあるんだろうか。 …
タイトルだけではまるっきり判らなかったが 写真を見れば一目瞭然、解説を読めば更に納得。 平成時代の「お召列車」と「御乗用列車」の写真を並べたもの。 ちなみに前者は天皇・皇后の為に、 後者はそれ以外の皇族の為に運行される列車とのこと。 併せて、国…
封切り五日目。 席数191の【CINE10】の入りは四割ほど。 あまりに恐ろしくて怖気をふるってしまう。 このような矯正施設が国や州の追認の元に存在し 時として死者をも出してしまう事実に。 加えてそれが遠い昔のハナシではなく 今でも厳然と存在している…
封切り五日目。 席数89の【シアター9】の入りは三割ほど。 日本でも「極楽コンビ」として人気のあった 『ローレル&ハーディ』の主な活動時期は戦前~戦中。 なので彼等が主演の映画をキチンと観ているのは、 よほどの老齢者か好事家の何れかと思われ。 そ…
「一目惚れ」とでも訳すのだろうか。 「OKETA COLLECTION」とも添えられており 自分は寡聞にした知らなかったけど 『桶田俊二・聖子』夫妻はその筋では有名な現代アートのコレクターとのコト。 ぐぐってみると婦人服の製造~卸し~小売りをしている 「アルペ…
【スペース1】にて~4月25日(木)まで開催中。 「第28回林忠彦賞受賞記念写真展」は ”Otari-Pristine Peaks(オタリ プリスティン ピークス) 山霊の庭” とのタイトルが付されている。 長野県の北アルプスに在る山村での人々の暮らしを 四年の歳月をかけて…
「Bunkamura30周年記念」とも「今、私たちが伝えたいアート」とも添えられている。 計十名の作品が並び、基本 即売を兼ねている。 その中でもっとも赤丸シールが多かったのは 『経塚真代』の粘度による造形。 可愛さとキモさが絶妙のバランスで同衾する作品…
正式なタイトルは”空海 永坂嘉光の世界” の方かな。 会期最初の週末、且つ 13:30~15:00でトークイベントが開催されていたあおりで 館内はかなりの混雑。 いや、単純に混雑しているだけならまだしも 作品の前に立ち止まり声高に話している数人が居り、 お…
この様な企画は嬉しい。 地域が輩出した有名人の足跡を 関連する記事や往時を偲ばせる写真を併用して追う。 個人の人となりも判るし、人間同士の繋がりを知ったりもする。 昔の風俗を知るオマケもきっちりと着いてくる。 『佐藤惣之助』は川崎の旧本陣に生ま…
タイトルとして”LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ”の一文が付されている。 メインとなるのは四つの映像作品。 それらを見る中で直近に読んだ一冊、 『早川タダノリ』の〔「日本スゴイ」のディストピア〕を想起する。 勿論、本展での作品はそれとは異な…
考えて見れば、我々の日々の生活には至る処に矢印があり、 その指示に従い或いは教えて貰いながら暮らしている。 そして多くの場合その矢印はピクトグラムとセットになっているわけだ。 助けられることも多い一方で、 例えば駅の構内などでは向きに逆らって…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】は満員の盛況。 そして女性の比率が異様に高く、 主演の『ティモシー・シャラメ』目当てってとこかな? 実話を基にした映画化であることが エンドロール前に挿入されるテロップで判る。 原作は映画上での二人の…
封切り二日目。 席数290の【CINE4】の入りは一割ほどと かなり寂しい。 この手の作品には鉄板の 高齢男性の姿が少ないのにも少々驚く。 冒頭、『伊藤大輔』監督への献辞が出される。 そこからこの一本は、正統な時代劇を目指したものであることが判る。 …
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは三割ほど。 この種の文芸作品にはありがちな席の埋まり具合。 原題は〔Lean on Pete〕。予告編やフライヤーからの事前予想は 少年が『Pete』と言う名の馬に「Lean on」するお話しかと思ったら 肝心の馬の名…
あら以前からこの趣旨だったかしら?と 改めて思う。 正式には”東京TDC賞2019”であり 国際アニュアルコンペティション。 計百五十の作品の中にはそれほどに 海外からのものが多い。 なので直近では目にしたこともない表現が多数。 会場はさほど広くはないの…
計六名の作品が展示され 自分の訪問時にはまだグランプリが決まってはいなかったけど ぼちぼち決定のタイミングかな。 最も脳裏に焼き付いたのが 『野々山裕樹』の作品。 写っているのは町中によくある情景も おそらく夜間に、人工の明かりを煌々と照らして…
恒例の企画ながら、まるっきりノーマークだった。 外出のついでに思い立って足を向けて良かったと 胸を撫で下ろす。 計六名の作品が展示され 『高松明日香』『杉山功』あたりは 過去にも見た記憶がきちんと甦る。 『田中毅』の作品はユーモラスで愛嬌が有っ…
”名古屋芸術大学 日本画コース選抜展”。 研修生・大学院生・教員も含め計三十五名の作品が並ぶ。 訪問当日の同時刻は丁度関連イベント「公開講評会」にぶち当たってしまい 一部作品をじっくり拝見できなかったのは残念。 それでも配布されていた豪華装丁の作…
一般の入場料は800円も招待券を頂いた。 もっともこのような公募展の常として 正規の料金を支払って訪う人はどれほどいるのだろうか。 殆どが縁故者ではないのか?と思ってしまう。 使用会場は【地階のギャラリーA・B】【ロビー階の1~4展示室】と広大。 当…
封切り三日目。 席数499の【SCREEN9】の入りは五割ほど。 随分と笑わせてくれる一本。 が、その笑いは苦くて後味の悪い黒いもの。 本作の主人公『ディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)』が仕掛けたことの後遺症を 米国は勿論、世界規模でもいま…
上野のお山の桜は満開。 なので真昼間から花見と言う名の宴会で盛り上がる集団が多数。 中には外人さんの姿もちらほらあったりして。 そして今日はたまたま「藝大」の入学式。 訪問したのは丁度終了したタイミングらしく 晴れ着の人も散見。 そんな中での標…
会期は本日が最終日。 それもあってかただでさえ狭い館内は多くの人で賑わい、鑑賞には少々不向きな空間と化している。 正式なタイトルはその前に”宮澤孝一作品展”の一文が付く。 個人的には鉄分は皆無だけれど、ちょっと昔の町並みや風俗の写真は好き。 本…
随分とキャッチーなタイトルを付けたものだと感心する。 「秘密」と書かれれば、ましてやカタカナで間に「・」が入っていれば 覗いてみたくなるのがヒトってもの。 館内には同じ邪なモチベーションを持った大人が(時として子供も) 三々五々訪れる。 しかし…
この建物の前は何度か通っているハズなのに 何時できたのかとんと記憶にない。 でも その縁起を読めば ははんと思いあたる節がある。 収蔵品は適宜展示替えされ 3月6日(水)~6月2日(日)はタイトルにもある〔仏涅槃図〕がメインの展示。 ではあるもののや…
封切り十一日目。 席数122の【SCREEN11】は満員の盛況。 冒頭例によって「実際に起きた出来事をベースにしている」旨の一文が出され 本編が始まるのだが、件の文章は随分と汚い口語調。 少々訝っているとそれは後々の、言葉による騙しの予兆であったこと…
前期は”捨象と共感”だったけど 後期はこのタイトル。 会期は~4月14日(日)まで。 やはり四名の作品が展示され、 『木村恒介』のそれは、ああこれね、と 直ぐに記憶が甦る。 二枚の写真を細く裁断し編み上げることで 一枚に収斂させている。 異なった側面が同…