#アーティスト
「多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展」と書かれている。 タイトルの「重塑」のココロは、「もう一度積み上げ、再構築する」だと言う。 さて、その四人は『阿部エリカ/永田優美/山内明日香/林銘君』。 中でも『永田優美』の描くところの女性に目…
『ジョージ ホイニンゲン=ヒューン』は1900年ロシア生まれの写真家で1968年まで生き、主にファッション誌で活躍したと聞く。 本展ではモノクロームの写真が六十五点ほど並ぶが、中には『ココ・シャネル』を写した作品が多数。関係性のほどがうかがい知れる。…
「拡張するグラフィック」とのタイトル。英文では”YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio”と書かれている。 『ヨシロットン』はデザインスタジオを主宰するマルチメディア・アーチストとされている。 【一階】は薄暗い空間。壁一面にイメージが小さなパネルのよう…
「土地の記憶と記録 風景を巡る旅」と題が付されている。 並んでいるのは同館所蔵の絵画と写真も写真類の方が圧倒的に多く、やはり近隣の風景を写したものが印象に残る。 キャプションに付けられた年代を頼りに観て行けば、大きく変わった処も変わってはいな…
【ヒルサイドテラスF棟】で会期2月27日(火)~3月2日(土)とたった五日間の開催。加えて開場時間は15:00-20:00(最終日は11:00~)とかなり通常とは外れている。 オマケに主催は「PwCコンサルティング合同会社」。なかなか面白いコトをやるなぁと思う。…
後期の会期は1月30日(火)~3月24日(日)。 ”ブルートレイン夢の旅路へ”とのタイトル通り、写真を中心に「ブルトレ」に関する文物も置かれているのは「前期」の通り。 この中で印象的な一枚が。 夜の暗闇の中の「ブルトレ」の光の軌跡、天空には長い尾を引…
「輝きは時代を超えて」との副題。 1964年からの二年間、「婦人公論」の企画で女優さんたちと文化財を組み合わせ写真を撮り、それに『土門拳』が文を添え掲載する、との。 それにしても改めて驚かされるのは昭和の女優さんたちの煌めくような美しさ。 『加賀…
都内に梅の名所は多く、大田区内にも「池上梅園」や「梅屋敷」まで(笑) 本展のタイトルには「梅林」「花々」の文字が躍るも、実際の展示の見所はポスターにあしらわれている『伊東深水』の{美人画}、『川瀬巴水』『高橋松亭』の{新版画}。 とりわけ{…
会期は前・後期に分かれ前期は2月9日(金)~3月10日(日)、アーチストは『西田秀己、砂田百合香、江原梨沙子』の三名。 面白く観させて貰ったのは『西田秀己』の作品群。 何れも「fragile」が接頭された「椅子」「橋」「通路」の写真や模型。 「橋」であれ…
即売会も価格はカウンターに置かれたリーフレットに記載。チラ見して、その値段に驚く。 まぁ作品そのものは相当に大判だし。 並んでいるのはドローイングとフィギュア。 ショップ内には版画類も置かれている。ちなみにエディションは百超え。 子供と成人の…
第1期展のアーチストは『林田真季』。 展示内容は地球環境やエコロジーを感じさせるもの。 例えば、都内に在る清掃工場の煙突をエッチング用のプレートに仕立てたもの。その数二十一。 中には自分が住んでいる近郊のものも有り、とは言え、こうして作品化さ…
ファイナリストは『乾真裕子、彌永ゆり子、近藤拓丸、宮内由梨、向井ひかり、山田康平』の六名。 2月6日が最終審査のためグランプリは既に決定も、自分的には『乾真裕子』の作品に一票。 大阪府和泉市に伝わるという「葛の葉伝説」を基に自身が演じるパフォ…
”金沢美術工芸大学日本画専攻博士1年生2人展”と書かれている。 『森花』『王冠賢』二人の作品が並ぶ。 『王冠賢』の作品は何れも大判で且つごつごつとした岩肌の描写が特徴的。 硬質で且つ力強さを感じさせるもの。 一方の『森花』は日常の何気ない風景を切…
『緑川洋一』の写真をこれだけの数一時に観るのはたぶん初めて。 勿論、作品そのものは過去にもぱらぱらと目にしている。 なので、その不思議な情景はしっかりと記憶に焼き付いている。 タイトルは”瀬戸内のメルヘン”とされている。 例えば、海の写真であれ…
彼女の画を始めて観たのは確か「ワンダーウォール」。その後、2012年の「VOCA」翌年の「FACE」でも観て、その頃からスタイルはほぼ変わっていない。 漆黒のバックに浮かび上がる顔。 受ける印象も同様。 静謐さと凍てつきの中から湧きだす仄かなぬくもりや喜…
会期最初の週末ということで混雑を覚悟したのだが朝早い時間のためかまださほどの入りにはなっておらず。 入り口脇のカウンターで入場券を受け取ると「2階→3階→地階の順で回ることをお勧めします」との珍しい声掛け。 エレベーターの入り口前にもその旨の…
”Part2”の会期は1月13日(土)~ 2月11日(日)。 展示は珍しく【1・2階】のみで【3階】への階段は封鎖されている。 おそらく、期間限定のパフォーマンスに使用されるのだろう。 【1階】の展示は『野村在』による〔Can't Remember I Forgot You - 忘れたこ…
寡聞にして知らなかったのだが『大原大次郎』は『星野源』や『SAKEROCK』のアルバムを始めとしたアートワークを多く手掛けているのね。 【1階】のフロアーにはそうした作品群の完成品と合わせ下絵も多く並ぶ。 当然のように写メを撮る人多数。 【地階】には…
タイトルは”半有―静かに変化するもの―”も「研究報告展」ともされており、入り口には、その辞も書かれている。 大作が五点に小品が三点並び、大きな作品は部屋の四方の壁を覆い尽くさんばかり。 〔震れる〕〔きえのこる庭〕等の作品から受けるファーストイン…
写真展のタイトルは”Òran Na Gaoithe ~風の歌~”。舞台はスコットランドの西方と島嶼群。 英国は訪問履歴ありも、その時はロンドンとエジンバラどまり。 前者は都会の喧騒、後者は広々とした放牧地のイメージ。 裏腹に、どちらかと言えば荒涼とした風景に感…
本展らしい特徴が幾つか。 一つは完成品のブロンズ像だけでなく元になった石膏原型も展示されていること。 もう一つは、国内に置かれている作品群をマッピングした図の掲示、幾つかは写真も添えられ。 とりわけ、経年で作品のタイトルが変わってしまったケー…
漆黒のバックに白い文字が浮かび上がる印象的なビジュアル。 「Amazon Prime Video」で配信されている同名の映画〔次元大介〕の出演者の一人である『永瀬正敏』が共演者の人々を撮った作品群。 『次元大介』は『玉山鉄二』が演じ、それ以外に『真木よう子』…
「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第5弾。 並んでいるのは大判の写真群と映像作品。 映像作品の方は例えば音楽『小林武史』に代表されるように大どころがクレジット表示。 そういえば、今回の主役『柿本ケンサク』は映画〔恋する寄生虫(2021年)〕を撮…
「館蔵品展 展覧会のちょっといい話」とも添えられている。 タイトルの頭にある「絵本」に反応して迷っていたのだが、実際は「絵本」「近代美術」「新収蔵品の紹介」の、三つのパートに分かれているよう。 ならば行って観るか、と。 ところが思いの外、「絵…
本日無料の日。 今回の展示、実際は”歩く、赴く、移動する 1923→2020””特集展示 横尾忠則―水のように””生誕100年 サム・フランシス”の三つで構成されている。 キャプションを読むと『サム・フランシス』の作品は「アサヒグループジャパン株式会社」の所蔵品…
本日無料の日。一般の入場料は700円。 勿論、建造物や富士山を写した写真にも目が行く。しかし本展は、会場の設えそのものが面白い。 中央部には厚い壁の出入り口の無い空間が造られ、丸い覗き場所が数ヵ所に開けられる。 中は薄暗く、外から差し込む明かり…
本日無料の日。一般の入場料は700円。 確かここ数年は開催されている三つの展覧会のうち有料のママのものもあった記憶も今年は全て無料なのは嬉しい(もっとも、うち一つはハナから無料だが)。 標題展は”日本の新進作家 ”シリーズの「vol.20」。 出展は『う…
今年もなんとか招待券を入手できたので会期最終日の前日に駆けつける。 ちなみに一般の入場料は400円。 場内の人の入りはぱらぱらで、ストレスなく鑑賞できるのは嬉しい。 そして今年は例年以上に好みの作品が多かったことも滞在時間が長くなったことの背景…
会期は12月12日(火)~17日(日)なので既に終了した展覧会。 「CAF賞」は公益財団法人現代芸術振興財団が主催する学生向けアートアワード。 十三名の作品が展示され、しかし、自分の嗜好とは異なる方向性がほとんど。 まぁ、こ~ゆ~こともある。
「アート・くらし・デザイン」とも書かれており、「東京藝術大学 連携企画」と添えられている。 【BAG+1】【BAG+2】を共に展示のみに使っての企画展は標題館では珍しいかも。 そもそも「クラムボン」はよく聞く呼称も、『宮沢賢治』の童話には出てくるものの…