RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#イラストレーション

アイデンティティシステム@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2025年6月7日(土)

”1945年以降 西ドイツのリブランディング”とのサブタイトル。 会場内に足を踏み入れると、多くのドイツ企業のロゴがお出迎え。 中でも「Braun」「Lufthansa」「Bayer」などは扱いも大きく、並んでいる数も多い。 「Mercedes-Benz」や「BMW」も代表的なメーカ…

第二弾 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市@Bunkamura Gallery 8/  2025年5月11日(日)

会期が4月25日(金)~5月11日(日)なので過日分の展覧会。自分の訪問は最終日で、人の入りも随分と。 「第二弾」とあるが、過去の記録を辿っても「第一弾」は観ていないよう。 それでも並んでいる多くは、過去に目にしたことのある作品。 とりわけ『宇野亞喜良…

音楽のある風景@ノエビア銀座ギャラリー 2025年5月6日(火)

「巨匠たちのアートポスター」とのサブタイトル。 『シャガール』『ピカソ』『キリコ』『ブラック』といった画家たちの、展覧会のポスターが並ぶ。 年代は1950~70年代で、こうしたお歴々たちは、その時代に存命だったのだな、と改めて認識する(除く『カン…

TDC 2025@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2025年4月12日(土)

「TDC」=「TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB」とのことで、恒例となる「東京TDC賞」の受賞作品展。 毎年、この場に来ると、自身の世間に対する視野の狭さを思い知るわけだが、もう一つ痛切に感じるのは、(自分以外の)来場者の衣服のファッショナブルさ。 よ…

アリス新世紀@Bunkamura Gallery 8/ 2025年4月5日(土)

「永遠の少女が異世界の扉をひらく」とのサブタイトル。 それにしても標題ギャラリーは「アリス」が好きだなぁ。 過去からも連綿と取り上げられている。 出展作家は十三名。 平面、工芸、人形と表現方法も多彩。 作家さんの入れ替りが随時あるものの、『金子…

2024年度 第48回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展@国立新美術館 2025年2月23日(日)

会期は2月21日(金)~3月2日(日)なので、既に終了した展覧会。 【1A~1D】で「女子美」「武蔵美」、【2A~2D】で「造形」「日芸」「多摩美」との会場割も、より六本木側の入り口に近い方が、二階よりも一階の方が、客の入りが良いのは毎度のこと…

菊地敦己 グラフィックデザインのある空間@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2025年1月11日(土)

一階での展示は一瞬「塗り絵」が並んでいるのかと。 白い紙に極太の黒い線で図柄が書かれ、緑・赤等の色指定が囲まれたスペースに示される。 裏に回れば、同様の図に(指定通りの)彩色が施されたもの。とは言え、全てが塗られているわけではなく、途上の部…

縁と線-京源のキセキ-@BAG-Brillia Art Gallery- 2024年12月8日(日)

今の若い人に「家紋」と言ってもどれだけがピンと来るだろうか。ある程度の歳でも、自家の紋を正確に認識している人は少ないのでは。 【BAG+1】での展示は「京源と家紋」。 「京源」は【京橋】で、着物に家紋を描く前工程の職人として百年以上前に創業。 以…

懐かしさの系譜-大正から現代まで@東京都美術館 2024年11月17日(日)

【ギャラリーB】で開催されている無料の展覧会。「東京都コレクションより」と添えられている。 【ギャラリーA/C】では「上野アーティストプロジェクト2024」として”ノスタルジア-記憶のなかの景色”が同時期に開催され、そちらは有料。 途中展示替えはあ…

日本のアートディレクション展 2024@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年11月9日(土)

恒例の展覧会。 毎回多くの来場者で溢れているのが、どうしたことは今日は空き空き。 会場内の人の姿は過少。 なので、いつもは急かされるように観て回るのに、今日はゆったりと周囲も時間も気にせずに。 グランプリは”岡崎智弘個展「STUDY」”、会員賞には”…

上西祐理 Now Printing@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年9月28日(土)

【1階】は、作者の(たぶん)イメージの奔流。 デジタル加工されたビジュアルが、ばんばんと出力され、壁と言わず床と言わず、所狭しと置かれている。 マテリアルは日々更新されているよう。幾日かを空けて訪れれば、また異なる様相を呈しているかも。 【地…

山崎晴太郎 個展@スパイラルガーデン 2024年8月18日(日)

”越境するアート、横断するデザイン。”がそのタイトル。 プロフィールを確認すれば、自分と多彩な人のよう。 たぶん、どこかで、名前や仕事も目にし耳にしているハズも、意識したのは本展が初めて。 先ず目が行くのはエントランス付近に置かれた贈花の数々で…

永井博 展@Bunkamura Gallery 8/ 2024年8月18日(日)

自分たちの世代なら『大瀧詠一』のLP〔A LONG VACATION〕のジャケットイラストであまりに有名。 館内には、それと同様のテイストの作品がずらりと並ぶ。 即売を兼ねているのでプライスも提示され、その金額はほぼ200~300万円台。赤丸シールは二点ほどに付…

日本のグラフィックデザイン2024@東京ミッドタウン・デザインハブ 2024年8月11日(日)

「@ggg」で開催されている”2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展”に関連する企画展。 毎度のことだが、片方を観ればもう片方も観たくなるのは人の性。 一部、作品の重複はあるものの、本展の物量と作家数の多さは特筆もの。 夏休み・お盆休みとのこともあろうか…

ART in MUSIC~EDGE OF ROCKS 1978-1984~@BAG-Brillia Art Gallery 2024年8月10日(日)

標題館で時として開催されるLPレコードのジャケットをテーマに沿ってずらりと並べる展覧会。 確か前回は「Jazz]だったか。 で、今回はタイトル通り「ROCK」でそれも1978~1984は、まさに自分の青春時代。懐かしさに感涙し、歩を進めるのもいつもより…

2024JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年8月10日(土)

【1階】の展示は「亀倉雄策賞」受賞の『北川一成』によるもの。 八百万の神様をモチーフにした「神さまのつかい」をデザインした〔KAMIZU〕が壁一面に巨大な姿で形作られている。 大層な迫力とユーモラスな造形も、長大な原色の紙が素材なので、老齢の目に…

アーティストの絵本展@Bunkamura Gallery 8/ 2024年6月30日(日)

「アーティスト」がつくった「絵本」とのタイトルに惹かれてやっては来たが、メインの展示は七名の、それも通常の作品群。 中には立体もあり。 勿論「絵本」は並んではいるものの、要は即売会ということ。 会期は訪問日が最終日。

黒田征太郎「悲の器~水と光~」@BAG-Brillia Art Gallery- 2024年6月22日(土)

【BAG+1、+2】での開催。 が、例によって【+2】での展示は販売がメイン。 『黒田征太郎』の作品をアクリルの中に固めて(再)作品化するとの試み。 紙に描かれたものだけでなく、布のトートバッグに描かれたものもあり。 それにしても、単に平面として展開さ…

NOHIN: The Innovative Printing Company@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年6月15日(土)

『八木幣二郎』による一種「CI」を想起させる展覧会。 「新しい印刷技術で超色域社会を支えるノーヒンです」とも書かれており、実存する会社「NOHIN/ノーヒン」を題に取ったようにも思えるが、当然、実在の「大日本印刷(gggの運営母体)」をモチ…

TDC 2024@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年4月6日(土)

”TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2024” と書かれている。 恒例の企画も、例年以上に外国の人の作品が多い印象。 また、自分が見たり聞いたりした作品が圧倒的に少ないのも毎度ながら、実際に行った展覧会のポスターが五点ほどしかないとの体験不足。 …

ヨシロットン@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年3月2日(土)

「拡張するグラフィック」とのタイトル。英文では”YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio”と書かれている。 『ヨシロットン』はデザインスタジオを主宰するマルチメディア・アーチストとされている。 【一階】は薄暗い空間。壁一面にイメージが小さなパネルのよう…

大志学園卒業制作展@佐藤美術館/ACT(アートコンプレックスセンター) 2024年2月24日(土)

昨年もこうした仕切りだったろうか。「第二会場」が設定されていることを知ったのは当日のこと。 展示内容は【4・5階】が”武蔵野学芸専門学校”、【3階】が”早稲田国際ビジネスカレッジデザイン科総合学科”、【ACT】が”専門学校在籍生、高等課程の卒業…

東京五美術大学 連合卒業・修了制作展@国立新美術館 2024年2月24日(土)

もう47回目との案内。 五つの大学は「女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学」。 展示室は【1A~D・2A~D】と屋外。 有料で開催されている”マティス 自由なフォルム”が隅に追いやられるほどの勢い。 会場内は…

POSTERS×FURNITURES@BAG-Brillia Art Gallery- 2024年2月11日(日)

「ポスターと家具の競演」とも書かれている。 【BAG+1】はそのものの展示、【BAG+2】は関連するものも含めポスターの展示と即売。 やはり、タイトルにも示されている通り、【BAG+1】での展示は面白い。 家具とそれに合わせたポスター、加えてウイットに富ん…

第72回東京藝術大学卒業・修了作品展@東京藝術大学美術館/陳列館/東京都美術館 2024年1月28日(日)

本日初日(笑)。オマケに日曜日とのこともありかなりの混雑が想定されるも会期が1月28日(日)~2月2日(金)に設定されているので来れる日は今日しかなし。 案の定、会場内はどこも人人人。しかも結構な割合で写メを撮っているので余計に滞留。 なかでも小…

Daijiro Ohara HAND BOOK@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年1月13日(土)

寡聞にして知らなかったのだが『大原大次郎』は『星野源』や『SAKEROCK』のアルバムを始めとしたアートワークを多く手掛けているのね。 【1階】のフロアーにはそうした作品群の完成品と合わせ下絵も多く並ぶ。 当然のように写メを撮る人多数。 【地階】には…

カッサンドル ポスター展@ノエビア銀座ギャラリー 2023年11月11日(土)

名前を目にしただけではピンと来ないが、ポスターの実際を観れば、直ぐに「ああ!この人ね!!」と了解される。 それほどに特徴的な表現。 鉄道や船を大胆な直線と優美な曲線で描写する。 霧にもやったような、ややくすんだ色合いもその構造物が持つ重厚感を…

Plastic Revives@POLA MUSEUM ANNEX 2023年11月11日(土)

恒例のチャリティオークションもはや四回目。 平面と立体は入札制。(ほぼ)全員が出しているドローイングは抽選制とのこと。 今年のお題は再生プラスチックとのことで、平面にしろ立体にしろいずこかに素材として取り込まれている。 またそのプラスチックも…

芸術未来研究場展@東京藝術大学美術館 2023年11月11日(土)

類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…

日本のアートディレクション展 2023@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2023年11月4日(土)

「ADC」による今年も国内のアートディレクションを総覧できる絶好の機会。 が、不思議なことに今回は他所でも観たことがある作品がかなり多目。 一例として、〔静岡市「静岡市プラモデル化計画」の環境空間〕。 市場八割シェアの出荷量を誇る一大産業を上…