常なら土曜休館も、今日は特別開館日。これ幸いと駆けつける。 会期は二つに分かれ、[前期]6月3日(火)~7月2日(水)[後期]7月7日(月)~8月6日(水) NHKの大河ドラマ〔べらぼう〕と連動するタイムリーな企画。 それもあってか館内はかなりの混雑…
”京都芸術大学 日本画コース「画心展」Selection”と書かれている。 「@佐藤美術館」の”画心展”にはそこそこ行っているつもりだが、今回展示の二名『前田和子、吉原拓弥』の名前には記憶がない。 が、『前田和子』の〔おおかみ〕の前に立つと、なに…
封切り三日目。 席数107の【CINE1】の入りは二割ほど。 IT企業で警備員として働く『誠人(三浦獠太)』は、突然背負わされた亡き父の借金二千万円の支払いに窮していた。 そんな折、知人の『桝井』から「勤務先の機密データを持ち出せば100万円払う」との…
封切り三日目。 席数89の【シアター8】の入りは六割ほど。 夢に見た情景を作文にしクラスで発表する。達者なモチーフと表現力は教師も激賞するほどだが、鑑賞者には現実なのか夢想なのかもわからない。 冒頭のシークエンスで数回繰り返され、以降は、はて…
”アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」選出企画”とされている。 与えられた統一のテーマに対し、二人のアーチストが競作するとの趣向。 作品に直に触れることがウリの展覧会。 入場すると、濡ティッシュでの消毒を勧められる。「ぜひ、触れて楽…
展覧会のタイトルは”TREMOLO”。 嘗て『柏原芳恵』の曲のタイトルに〔ト・レ・モ・ロ〕があったけど、何の関係も無さそう(笑)。 「各務原」と書いて「かがみはら」と読める人は、岐阜県の在住者を除いてそうはいないのでは? ましてやそこに航空自衛隊の岐…
「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2025 成果発表展」とされている。 会期は二つに分かれ、[第1期]5月17日(土)~6月22日(日)[第2期]7月5日(土~8月10日(日) 第1期のアーティスト七名は『ボリャナ・ヴェンチスラヴォヴァ、木村桃子、カ…
本日初日。会期は~6月18日(水)までとほんの六日間。 加えて会場も【有楽町マリオン11F】とエレベーターを利用しないと着くのに難渋する場所。 開始価格が提示されているオークション形式で、入札はインターネットでも可能。 勿論、各々の作品も観ることがで…
封切り三日目。 席数191の【CINE10】の入りは三割ほど。 ホントは〈ゴニョゴニョ版(日本語字幕)〉で観たかったのだが、どうにも時間が合わず・・・・。 2021年公開の〔JUNK HEAD〕から四年を経ての新作。 前日譚の〔JUNK WORLD〕の舞台は遡ること千年前…
封切り三日目。 席数155の【SCREEN3】の入りは三割ほど。 「時間」にこだわりがある「劇団ヨーロッパ企画」主宰者『上田誠』による脚本。 〔サマータイムマシン・ブルース(2005年)〕の{タイムリープ}、〔リバー、流れないでよ(2023年)〕の〔タイム…
展覧会のタイトルは”5/?のR”。 ギャラリー内に入ると本やら生活用品やら、アーチストの創造物やらと、雑多な品々が積み上がっている。 聞けば、彼自身や家族から託された物のようで、それを明日の会期末に向けて整理しようとのインスタレーション。 壁に掛…
本日初日。 席数93の【SCREEN3】の入りは六割ほど。 封切り日の初回とのこともあり、例によって配給会社の担当者が入り口近くで入場者の性×年代等をチェックしている。 彼女の眼には、客層や入りの具合はどのように映ったろうか。 世界的な快挙を扱った{…
「MOT Plus」の企画のもと、「ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト」と書かれている。 「展」とはなっているが、展示されているのは二十分尺程度の映像インスタレーションが一つのみ。 〔回復のための四つの行為〕と題され、ダムや河口堰の建設で以前…
”1945年以降 西ドイツのリブランディング”とのサブタイトル。 会場内に足を踏み入れると、多くのドイツ企業のロゴがお出迎え。 中でも「Braun」「Lufthansa」「Bayer」などは扱いも大きく、並んでいる数も多い。 「Mercedes-Benz」や「BMW」も代表的なメーカ…
封切り三日目。 席数436の【SCREEN1】はほぼ満員の盛況。 客層は比較的高齢の女性が圧倒的で、主演の二人のみならず、実際に観には行かずとも、梨園に興味のある人が多いのだろうな、との印象。 予告編を見、荒筋を読んだ限りでは、「氏より育ち」が「梨…
これに「東京写真月間 2025」との冠が付く。 計五名の作品が並び、タイトルの「モンゴル」は写真家たちの出身地、且つ被写体の共通の意のよう。 単に風景よりも民族衣装「デール」や天辺の尖った帽子「ジャンジュン・マルガイ」を身に着けた人々、或いは「馬…
”第18回 shiseido art egg”の第3期展。 主な展示は、ギャラリー内の大小二つのスクリーンに投影される、(おそらくは、同じ)映像。 実際の人間の動きをキャプチャーし、アバターの衣を被せ表現している。 その中で踊られているダンスはなんとも珍妙。ユーモ…
同大及び院在学の学生による三人展。 『後藤悠介』は植物、『瑞泉花楓』は鳩、『園田瑞穂』は犬と梟、とのモチーフ。 女性が描くもふもふの中に、男性が描く枯れた草木が入り込む。 同じ{もふ系}でも二人の表現は随分と異なり、描かれている対象を含め『園…
一般公募部門・ユース部門の「Part1」は5月23日(金)~29日(木)で開催。 本展は「Part2」となり、プロフェッショナル部門・学生部門・日本賞の作品が並ぶ。 今の写真に60~80年前の同じ場所を撮った写真を重ね合わせて見せる『紀成道』の作品は、提示の仕方が…
封切り二日目。 席数201の【SCREEN2】の入りは三割ほど。 冒頭、主人公が教会で牧師の説法を聴いている。 読み上げられているのは〔ルカによる福音書7章〕。『マグダラのマリア』が自身の髪で『イエス』の足を拭く「罪深い女を赦す」の節。 なんというこ…
会期が4月25日(金)~5月11日(日)なので過日分の展覧会。自分の訪問は最終日で、人の入りも随分と。 「第二弾」とあるが、過去の記録を辿っても「第一弾」は観ていないよう。 それでも並んでいる多くは、過去に目にしたことのある作品。 とりわけ『宇野亞喜良…
サブタイトルは”集めてつなごう 日本のデザイン”。 例年この時期に開催され、自分の訪問は三度目。 今回も各界の泰斗が日本国内を渉猟、気になったデザインをピックアップし解説と共に展示する。 「琺瑯」「フォント」「氷室」「魔法瓶」「大漁旗」「瓦」「…
標題は昨年5月に開催された”SICF25”でグランプリを受賞したアーチスト作品の展示。 展そのものは〔Tree of life -A planet of playing beings 遊ぶ生命たちの星-〕として、『Mona Sugata』の作品が【アトリウム】に大きく展開されるインスタレーションがメイ…
『井本真紀/Kaede!/神代良明/ヒョーゴコーイチ/堀貴春』と五名の作品が並んでいる。 過去の履歴を調べてみたが、何れも今回が初見か、観ていたとしても感銘は受けていなかったよう。 『堀貴春』の白磁を組み合わせて形作った巨大な虫や、『ヒョーゴコーイチ…
本来の封切り日は23日(金)も、17日(土)から先行公開されていたので実質八日目か。 席数488の【CINE12】の入りは六割ほど。 シリーズ八作目。一作目のアメリカ公開は1996年5月22日だから既に三十年が経っている。 主演の『トム・クルーズ』…
「巨匠たちのアートポスター」とのサブタイトル。 『シャガール』『ピカソ』『キリコ』『ブラック』といった画家たちの、展覧会のポスターが並ぶ。 年代は1950~70年代で、こうしたお歴々たちは、その時代に存命だったのだな、と改めて認識する(除く『カン…
封切り四日目。 席数115の【SCREEN8】の入りは二割ほど。 当年取って62歳の『デミ・ムーア』の実年齢を勘案すると笑うに笑えない。 アップになったときの顔の皺、落ち窪んで小さくなっていく目、脂肪で膨らんだ腹囲や垂れつつある臀部。 出世作〔ゴース…
封切り三日目。 席数76の【SCREEN9】の入りは七割ほど。 『F・W・ムルナウ』の〔吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年)〕のリメイク。 同作には『ヴェルナー・ヘルツォーク』による1979年のリメイク版があり、自分はこれを「東京ドイツ文化センター」で1983年…
封切り三日目。 席数191の【CINE10】の入りは二割ほど。 この国に「差入店」との生業があることを初めて知った。 拘置所や刑務所の近所で営業し、被告人や受刑者に差し入れる物品を販売するのだと言う。 また、家族や知己の依頼で、面会人の代行や差し入…
封切り二日目。 席数143の【SCREEN9】の入りは九割ほど。 『東村アキコ』の自伝的コミックの映画化。 自身が脚本に名を連ねるだけでなく、制作委員会にも「東村プロダクション」がクレジットされる入れ込みよう。 彼女の作品は漫画だけにとどまらない。 …