RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

戦争と平和-80年の記憶-@東京国際フォーラム 2025年1月12日(日)

「新聞通信調査会」による”報道写真展”は同所で随時開催されている記憶。 今年は戦後八十年とのこともあり、標題のタイトルになっているよう。 「太平洋戦争」直前の状況から始めて、終戦そして再軍備。国際情勢に翻弄された末の「自衛隊海外派遣」へ舵を切…

Window Gallery in Marunouchi-from AATM vol.2@行幸地下ギャラリー 2025年1月12日(日)

標題所で例年開催されている”アートアワードトーキョー丸の内”。 過去の受賞者の中から五名、2024年度は二名、それより前からは三名をセレクションし展示。 並んでいるのは往時の作品ではなく何れも新作。 2024年度からは『高田マル』と『朝井彩華』。 共に…

美を疑え-資生堂クリエイティブ展-@資生堂ギャラリー 2025年1月11日(土)

本日初日。それもあってか場内はかなりの混雑。 加えて、標題ギャラリーでは極めて珍しく、会期が~1月26日 (日)までとほんの二週間ほどと短い。 https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/7898/ 入り口近くには、ワードクラウド×単語マップのような図が…

鹿野貴司 作品展@Sony Imaging Gallery-Ginza 2025年1月11日(土)

展覧会のタイトルは”この雨が地維より湧くとき”とされている。 静岡県との県境に在る山梨県早川町、日本で最も人口の少ない町だそう。 作者がそこに通い、人々の暮らしや自然を撮った作品群。 そしてタイトルにもなっている通り、「水」が、それも自然の湧水…

さとうくみ子 ユーモアなかたち@ART FACTORY 城南島 2025年1月5日(日)

前回の訪問からは十年近くが経ってしまった。 その間に運営者の社名が「株式会社東横イン元麻布ギャラリー」から「株式会社ギャラリー1045」に変わりHPも新しく。 更には本年1月4日からは事前予約が不要となりよりコンビニエンスに。 標題展のフライヤ…

MOTコレクション@東京都現代美術館 2025年1月3日(金)

標題館も例年2日~3日は開館のうえ、コレクション展が無料。 一般の入場料は500円なので、恩恵に預かれるのは有り難い。 添えられている副題は「竹林之七妍小さな光開館30周年記念プレ企画イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light/Frozen Moment」と…

アレック・ソス 部屋についての部屋@東京都写真美術館 2025年1月2日(木)

毎年吉例、年始無料の日。一般の入場料800円が無料に。 タイトルの前の方の「部屋」は並んでいる作品の多くが撮影された室内を指し、後の方の「部屋」は展示室そのものを指すのだろう。 被写体はほぼほぼ人物。場所も作者の出身であるアメリカ国内と思われる…

現在地のまなざし@東京都写真美術館 2025年1月2日(木)

毎年吉例、年始無料の日。一般の入場料700円が無料に。 そして展示も、この時期恒例の”日本の新進作家”が今回は”vol.21”。 出展は『大田黒衣美/かんのさゆり/千賀健史/金川晋吾/原田裕規』の五名。 『かんのさゆり』の作品は「3.11」後の故郷の景色を写…

2024年まとめ

◎行った美術展等の数166(前年+9) ◎劇場で観た映画の本数75本(前年-12本) ここまで少ない本数は2012年以来。 意識して絞っている積りは無く、 ただ洋画の公開本数は減っている感覚。 その一方で邦画は、アイドルを起用し、 コミックやノベル原作…

ソール・ライター@art cruise gallery by baycrew's 2024年12月27日(金)

展覧会のタイトルは”Beauty in the Overlooked Ordinary”。 基本、即売会で、入り口脇の受付にはプライスシート。 そして、売約済みの白丸シールも何点かに貼られている。中には複数枚が貼付されている作品もあり。 ファッションカメラマン時代の作品も数点…

私にふさわしいホテル@TOHOシネマズ錦糸町 オリナス 2024年12月28日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN7】の入りは七割ほど。 ここ十年の映画作品では主演しか張っていない『のん』。 何れもがエキセントリックな役柄で周囲を縦横無尽に振り回す。 本作でもその魅力をいかんなく発揮。トリックスターとして八面六臂の活躍を…

ヒロ杉山「国宝ブラックペインティング」@六本木ヒルズA/Dギャラリー 2024年12月22日(日)

『藤田嗣治』の{戦争画}を本歌に黒一色で描いた『平川恒太』の連作を観た時に仰け反ったことを思い出した。 本展は、それとは毛色は異なるものの、「国宝」の価値と、それを鑑賞するってなんなのか?との疑問がむくむくと心中に湧き上がる。 例えば「興福…

Idemitsu Art Award展 2024@国立新美術館 2024年12月22日(日)

会期は~12月23日(月)までなので既に終了した展覧会。 入場料は400円も、運良く招待券を入手できた。 会期末、また他の展覧会からの流れもあり、会場内はそこそこの人の入り。中には外国人の家族連れの姿も。 が、この外国人家族、親子揃って展示室内でペ…

OPEN SITE 9@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2024年12月22日(日)

会期は二つに分かれ、[Part 1] 11月23日(土) ~12月22日(日)[Part 2] 2025年1月11日(土) ~2月9日(日) 訪問は[Part 1] の最終日。それもあってか会場内はなかなかの入り。 出展は複数も、『COM_COURSE』の〔その姿の探し方〕を時間を掛けて観る。 【スペース…

2024年 日本雑誌写真記者会写真展@FUJIFILM SQUARE 2024年12月22日(日)

【FUJIFILM PHOTO SALON Space2】にて。 タイトル通り、今年の各誌を飾った写真の数々がずらりと。 「パリ五輪」での選手たちの活躍や『大谷翔平』に目が行くのは当然のこと。 年始から事故や災害はたて続き、選挙の度毎に今までの良識が通じない行動も多く…

東京藝術大学大学院美術研究科 博士審査展2024@東京藝術大学美術館本館/陳列館/正木記念館

他にも【グラウンド/大学会館/A&S LAB.】と展示はあるようだが、時間の兼ね合いもあり三ヵ所を観るにとどめる。 それでも、ゆうに一時間は滞在。 先ずは『長谷川雅子』の作品群に脳天を鷲掴みにされる。 架空の雑誌「隔月刊 泥の中」の表紙を(たしか)30…

鉄道写真家 南正時作品展@鉄道歴史展示室 2024年12月15日(日)

標題館では最早お馴染み、『南正時』撮りおろしの写真をメインにすえた展覧会。 副題に”Lの時代 国鉄特急、大集合!”とあるように、「L特急」の写真を始めとし、文物も多く並んでいる。 中央には、1970年代後半の子供部屋の再現スペースもあり、近しい…

in Vitro? in Vivo!–写真家 立木義浩✕東京大学@インターメディアテク 2024年12月15日(日)

当該施設に来るのも随分と久しぶり。 以前は移動の中途に時間を見つけ、ちょくちょくと立ち寄っていた。 いつの間にか展示替えがあったり、企画展もあったりして。 で、今回の目当ては標題の展示。 当該館の展示物、主に標本類を撮りおろしたもの。 骨格であ…

縁と線-京源のキセキ-@BAG-Brillia Art Gallery- 2024年12月8日(日)

今の若い人に「家紋」と言ってもどれだけがピンと来るだろうか。ある程度の歳でも、自家の紋を正確に認識している人は少ないのでは。 【BAG+1】での展示は「京源と家紋」。 「京源」は【京橋】で、着物に家紋を描く前工程の職人として百年以上前に創業。 以…

SKY VII@Sony Imaging Gallery - Ginza 2024年12月15日(日)

「日本大学芸術学部写真学科 教員作品展」は七回目。 出展者は『GOTO AKI/鈴木麻弓/田中里実』の三名。 『田中里実』のモノクロ写真を観ると、〔日立の樹〕の曲が自動的に頭に流れて来る(笑)。 何枚かは他の木に囲まれた樹も、ほとんどは周りには木がな…

太陽と桃の歌@TOHOシネマズシャンテ 2024年12月15日(日)

封切り三日目。 席数の224の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 一族の大勢が集まる場では大なり小なりの諍いが起きるものと相場は決まっている。 葬儀の場では連続殺人が茶飯事、結婚式では人間の本性がむき出しに。 前者の代表は〔犬神家の一族 (1976年)〕…

はたらく細胞@109シネマズ川崎 2024年12月14日(土)

封切り二日目。 席数349の【シアター6】の入りは八割ほどと盛況。 原作は、人の体内で昼夜の別なく年中無休で働いている細胞を擬人化するとのアイディアの勝利。 さらっと流し読みをした限りでは、全てのストーリーは人体内での出来事に終始しているよう…

鶴田一郎原画展@ノエビア銀座ギャラリー 2024年12月8日(日)

日本風の美人画をものする『鶴田一郎』の作品が「ノエビア」の広告に使われていたのは記憶。 もっともそれは1997年までとのこと。 とは言え、イマイマでもカレンダー等には変わらず使われているよう。 展覧会のタイトルは”響き合う美しさ”。 並んでいる…

切磋琢磨―響き合う個性@UNPEL GALLERY/アンペルギャラリー 2024年12月8日(日)

標題館は季節に合わせた展示で、「椿」をフィーチャーする企画展を折りにふれ開催していた記憶。 「いまも生き生きと」と題され、『岸田劉生、中川一政、木村荘八、椿貞雄』の作品が夫々複数点並ぶ。 『岸田劉生』の画は〔麗子像〕でお馴染みの{油絵}での…

阿波根昌鴻写真展@写大ギャラリー 2024年12月7日(土)

写真展のタイトルは”人間の住んでいる島”。 舞台となる「伊江島」は沖縄県の島で総面積23k㎡の35%を米軍の飛行場が占める。 生活道路は飛行場の中を通り、区域内には300戸近くの住宅が在り、生活している人も居るという。 1950年代前半に強制接…

橋本とし子 作品展@Sony Imaging Gallery-Ginza 2024年12月8日(日)

展覧会のタイトルは”それは かげろう”。 作者のプロフィールを確認すると、同ギャラリーで数回開催されている”わたしのともだち”展でも作品が並んでいたよう。 なるほど本展でも、家族と猫が写った作品が数枚ある。 多くを占めるのは、そうした日常の何気な…

ロベール・ドアノー写真展@フジフイルム スクエア 2024年12月7日(土)

『ロベール・ドアノー』写真展の第二部。タイトルは”“永遠の3秒”の原点”。 〔永遠の3秒〕は1979年に刊行された写真集のタイトル、且つ彼の孫娘『クレモンティーヌ・ドルディル』監督による{ドキュメンタリー}映画のタイトルにもなっている(2017年の劇場公…

井上裕起「MASKING/INNOCENCE」@六本木ヒルズA/Dギャラリー 2024年12月7日(土)

繊維強化プラスチック製の造形は全て人型。しかし、顔はマスクで隠されている。 で、そのマスク、「河童」や「狛犬」、「鯱」に「迦楼羅」「魚虎」と日本の古来からの意匠。 が、「魚虎」は「ローマ神話」の「ネプチューン」と混交、「迦楼羅」は戦隊ヒーロ…

お伊勢参り:二日目 内宮~猿田彦神社

外宮~内宮の移動はバスが便利。乗車も(外宮前ではなく)始発の伊勢市駅前からの方が座れる確率高し。 料金はこの時点で470円。乗車時と降車時にICパネルをタッチする方式。 乗り場は⑩番。⑦番からも可だが、中途駅が多く、より時間が掛かるよう。 所用時間…

お伊勢参り:一日目 外宮~月夜見宮

別に書いている「伊勢外宮参道 伊勢神泉:温泉旅館①」とは対になる備忘録。 お参りの仕方についてはWeb上に多くの記事があるのでそちらを参照するのが吉。 「お伊勢参りは外宮から」と言われているらしいので、それに従いお参りする。 参道は駅の真ん前に…