RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

阿波根昌鴻写真展@写大ギャラリー 2024年12月7日(土)

写真展のタイトルは”人間の住んでいる島”。 舞台となる「伊江島」は沖縄県の島で総面積23k㎡の35%を米軍の飛行場が占める。 生活道路は飛行場の中を通り、区域内には300戸近くの住宅が在り、生活している人も居るという。 1950年代前半に強制接…

橋本とし子 作品展@Sony Imaging Gallery-Ginza 2024年12月8日(日)

展覧会のタイトルは”それは かげろう”。 作者のプロフィールを確認すると、同ギャラリーで数回開催されている”わたしのともだち”展でも作品が並んでいたよう。 なるほど本展でも、家族と猫が写った作品が数枚ある。 多くを占めるのは、そうした日常の何気な…

ロベール・ドアノー写真展@フジフイルム スクエア 2024年12月7日(土)

『ロベール・ドアノー』写真展の第二部。タイトルは”“永遠の3秒”の原点”。 〔永遠の3秒〕は1979年に刊行された写真集のタイトル、且つ彼の孫娘『クレモンティーヌ・ドルディル』監督による{ドキュメンタリー}映画のタイトルにもなっている(2017年の劇場公…

井上裕起「MASKING/INNOCENCE」@六本木ヒルズA/Dギャラリー 2024年12月7日(土)

繊維強化プラスチック製の造形は全て人型。しかし、顔はマスクで隠されている。 で、そのマスク、「河童」や「狛犬」、「鯱」に「迦楼羅」「魚虎」と日本の古来からの意匠。 が、「魚虎」は「ローマ神話」の「ネプチューン」と混交、「迦楼羅」は戦隊ヒーロ…

お伊勢参り:二日目 内宮~猿田彦神社

外宮~内宮の移動はバスが便利。乗車も(外宮前ではなく)始発の伊勢市駅前からの方が座れる確率高し。 料金はこの時点で470円。乗車時と降車時にICパネルをタッチする方式。 乗り場は⑩番。⑦番からも可だが、中途駅が多く、より時間が掛かるよう。 所用時間…

お伊勢参り:一日目 外宮~月夜見宮

別に書いている「伊勢外宮参道 伊勢神泉:温泉旅館①」とは対になる備忘録。 お参りの仕方についてはWeb上に多くの記事があるのでそちらを参照するのが吉。 「お伊勢参りは外宮から」と言われているらしいので、それに従いお参りする。 参道は駅の真ん前に…

正体@109シネマズ川崎 2024年12月1日(日)

封切り三日目。 席数349の【シアター6】の入りは八割ほど。 一家三人を惨殺したとして死刑判決を受け収監中の『鏑木慶一(横浜流星)』が自身の体を傷つける詐病で搬送中の救急車から脱走。 名前を偽り外見を変え、ある目的のために職と住処を転々とする…

雨の中の慾情@109シネマズ川崎 2024年11月30日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは二割ほど。 『つげ義春』の短編〔雨の中の慾情〕と、それ以外の幾つもの作品を取り込んで一本の映画に仕立てている。 基本『義男(成田凌)』と『福子(中村映里子)』の物語りも、そこに友人で作家志望の『…

佐藤時啓退任記念展@東京藝術大学美術館 2024年11月17日(日)

既に終了した展覧会。 三つの「退任記念展」がほぼ同時期に開催されているうちの一つで訪問日が会期最終。 タイトルは”with 研究室生+卒修生-交差する時間-Intersecting Time”と随分と長い。 退任する教員の作品だけでなく、現役や過去に所属した学生たちの…

懐かしさの系譜-大正から現代まで@東京都美術館 2024年11月17日(日)

【ギャラリーB】で開催されている無料の展覧会。「東京都コレクションより」と添えられている。 【ギャラリーA/C】では「上野アーティストプロジェクト2024」として”ノスタルジア-記憶のなかの景色”が同時期に開催され、そちらは有料。 途中展示替えはあ…

海の沈黙@109シネマズ川崎 2024年11月24日(日)

封切り三日目。 席数118の【シアター3】の入りは三割ほど。 wiki先生によれば「贋作」とは「作者の名を騙って流通させた作品」のことらしい。 では「模写」はどうか。「他者の作品を忠実に再現、あるいは作風を写し取ることで、作者の意図を体感・理解す…

六人の嘘つきな大学生@T・ジョイPRINCE品川 2024年11月23日(土)

封切り二日目。 席数208の【シアター8】の入りは三割ほど。 一万人もの応募者があったという「スピラリンクス」社の新卒採用。最終選考に残った六人には人事部長から、一ヶ月後に行われるグループディスカッションで内定者を決定、内容によっては六人全…

渡辺志桜里 宿/Syuku@資生堂ギャラリー 2024年11月9日(土)

会場内は多くの水槽やタンクが並び、それらはホースで繋がり水が循環している。 幾つかには植物や魚の姿も。 学校等に造られている「ビオトープ」を立体的に構築したよう。 丁度自分の訪問時には、階段の踊り場に在るタンクに水を補給していたので、完全な循…

日常の再魔術化@CHANEL NEXUS HALL 2024年11月9日(土)

英語でのタイトル表示は”Everyday Enchantment”。 『ビアンカ・ボンディ/小林椋/丹羽海子』と三人の作品が並ぶ。 キュレーターは『佳山哲巳/フィン・ライヤン』の二名。「金沢21世紀美術館」の『長谷川祐子』が主催する「長谷川Lab」所属とのことで、今後こ…

吉田志穂個展@BUG 2024年11月9日(土)

彼女の作品は、過去に幾つもの場所でふれている。 「東京写真」「資生堂」「(故)ガーディアンガーデン」などか。 手法は共通で、撮った写真を素材に幾つかの再加工を施す。とりわけ、映像との組み合わせた作品化は巧妙だった。 本作のタイトルは”印刷と幽…

清水泰博退任記念展@東京藝術大学美術館 陳列館 2024年11月17日(日)

三つの「退任記念展」がほぼ同時期に開催されているうちの一つ。 展のタイトルは”すべてが庭になる~人の居場所をつくる”。 作者のデザインは、小は家具、中は家、大はパブリックスペースや都市そのものと広範囲に及ぶ。 それを「構想」と「実践」に分け【1…

木津文哉退任記念展@東京藝術大学美術館 2024年11月17日(日)

三つの「退任記念展」がほぼ同時期に開催されているうちの一つ。 会場は【本館 展示室1、2(地階)】。 展のタイトルは”錯視の表情”。 展覧会の概要を読むと「だまし絵」「トリックアート」などの単語が目に入る。 成る程館内には、既に廃業してしまった「ふ…

チャリティオークション「Place in my heart」展@ポーラ ミュージアム アネックス 2024年11月9日(土)

標題館での「チャリティオークション」も直近ではコンスタントにこの時期開催されている。 テーマ作品はオークション制で最高額入札者に、ドローイングは定額で抽選制。 計二十二名の出展は、何れも同館ではお馴染みの顔ぶれ。 中でも『ヒグチユウコ』や『野…

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声@チネチッタ川崎 2024年11月16日(土)

封切り二日目。 席数488の【CINE12】の入りは三割ほど。 それにしても『リドリー・スコット』という監督は関連作品を作るのが本当に好きなのだなと思う。 一本には盛り込め切れなかった構想を、全てアウトプットしたいとの強い欲求でもあるのだろうか。 …

十一面観音立像@東京長浜観音堂 2024年11月9日(土)

「最終会期」と書かれている。 今期最終ではなく、標題所でお迎えする最後の観音様とのことらしい(涙)。 残念ではるものの、手間も費用を掛かることを勘案すれば、仕方ないのかと思う。 それもあり、11月23日(土)~最終日はパネル展も開催されるよう。 …

日本のアートディレクション展 2024@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年11月9日(土)

恒例の展覧会。 毎回多くの来場者で溢れているのが、どうしたことは今日は空き空き。 会場内の人の姿は過少。 なので、いつもは急かされるように観て回るのに、今日はゆったりと周囲も時間も気にせずに。 グランプリは”岡崎智弘個展「STUDY」”、会員賞には”…

現在日本画研究会 東京展@UNPEL GALLERY/アンペルギャラリー 2024年11月9日(土)

「現在日本画研究会」は三つの公募団体(院展、日展、創画会)に所属し、異なる地域で活動する同世代作家で構成する研究会と書かれている。 計十九名の作品が展示され、題材も表現も多様で多彩。 こうした中では、自分の好みもあるが、どうしても人物を描い…

リー・アン・オルウエィジ 作品展@Sony Imaging Gallery 2024年11月9日(土)

「ソニーワールドフォトグラフィーアワード企画写真展」と書かれている。タイトルは”The Right To Play” 。 写っているのは制服を着た黒人の少女たち。 学校と教室で笑顔や凛としたすまし顔、時として楽しそうに戯れたりもする。 が、彼女等の境遇や環境を知…

本心@TOHOシネマズ川崎 2024年11月10日(日)

封切り三日目。 席数319の【SCREEN6】の入りは三割ほど。 工場で働く『石川朔也(池松壮亮)』は豪雨の帰り道、増水した川の畔に立つ母『秋子(田中裕子)』の姿を見つける。 次の瞬間に彼女の姿は消えており、『朔也』は母を助けようと濁流に身を躍らせ…

Brillia Art Works Exhibition@BAG-Brillia Art Gallery- 2024年11月9日(土)

何の気なしに前を通りかかり、おや?と首を傾げる。 確か展覧会の狭間で、なんの開催も無い認識なのだが、ギャラリーの前には告知があり、中には来場者の姿も。 近寄って見れば「Brillia目黒大橋」と書かれている。はて?こんなギャラリーあったかしら。 入…

退任記念 斉藤典彦展@東京藝術大学美術館 陳列館/正木記念館 2024年11月3日(日)

”水の國/白き森”と付されている。 {日本画}でありながら表現は{抽象}。 例えば〔蒼山〕や〔なつのやま〕と題された作品はタイトルは似通っていつつ、共に山の風景には見えず。 おそらくは作者がその場で感じた心象を画面に落としているよう。 凡人な我々…

十一人の賊軍@TOHOシネマズ上野 2024年11月3日(日)

封切り三日目。 席数235の【SCREEN7】の入りは四割ほど。 「武士は相身互い」と言う。「同じ立場の者は、互いに思いやりをもって助け合うべき」との意だが、この「同じ立場」がいやらしい方便。 上の者にはおもねるし、下の者には居丈高になる。 それを如…

アイミタガイ@チネチッタ川崎 2024年11月2日(土)

封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは二割ほど。 「情けは人の為ならず」の本来の意は、「人に親切にすれば、それは巡り巡って自分に戻って来る」だが、「人に親切にすると、その人の為にならないので、止めた方が良い」の意と思っている人の存在を…

副島しのぶ個展@CREATIVE HUB UENO “es” 2024年10月13日(日)

会期は9月17日(火)~10月14日(月)なので既に終了した展覧会。 タイトルは”私の横たわる内臓:循環するhub”。 館内では、大きめのモニターに〔私の横たわる内臓 My Organs Lying on the Ground〕のアニメーション映像が流される。 他にも、アニメ制作に使…

第67回CWAJ現代版画展@ヒルサイドフォーラム 2024年10月20日(日)

会期は10月16日(水)~20日(日)なので既に終了した展覧会。 訪問当日は最終日。来客もそうだが関係者も多く、会場内はかなりの賑わい。 出展作は二百強もあり、出展者も同様に二百ほど。 次から次へと多様な表現が繰り出され、観る目を楽しませてくれる。…