#工芸
本展もはや六回目。 毎年この時期に、自身のコレクションを無料で披露してくれるのは、なんと有難いことか。 展示作家は二十ほども、アンティークチェアや白磁、信楽等もあり収集欲の広さはうかがえる。 気になる作家は『杉山日向子』で経歴を確認すれば「卒…
「@キャノンギャラリー」で観た〔祭り〕と近似のテイスト。 一年十二ヶ月、更には四季折々の行事や風習の展示。 勿論、同館ならでは、写真だけでなく絵や文物も多々。 正月の〔唐湊器〕。神社での豆撒きに使われる〔節分枡〕。古い家であれば、使用されてい…
珍しく正規料金の1,600円を支払っての入場。諸般の事情で前売り券の購入も叶わず。 当日は、事前に混雑状況を専用の「X(旧Twitter)」で確認。 確かに窓口の並びはゼロも、入場までの待機列は40分を告げられる。係りの人によるもと「この時間帯では…
後期の会期は~4月14日(日)まで。 出展は『水永阿里紗・菊池奈緒・鶴見朋世』の三名も『水永阿里紗』の作品にもっともインパクトあり。 手法は{ステンドグラス}で、西洋らしいモチーフがある一方、純日本風のものも。 とりわけ後者は、イマイマの世界で…
昨年もこうした仕切りだったろうか。「第二会場」が設定されていることを知ったのは当日のこと。 展示内容は【4・5階】が”武蔵野学芸専門学校”、【3階】が”早稲田国際ビジネスカレッジデザイン科総合学科”、【ACT】が”専門学校在籍生、高等課程の卒業…
もう47回目との案内。 五つの大学は「女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学」。 展示室は【1A~D・2A~D】と屋外。 有料で開催されている”マティス 自由なフォルム”が隅に追いやられるほどの勢い。 会場内は…
「ポスターと家具の競演」とも書かれている。 【BAG+1】はそのものの展示、【BAG+2】は関連するものも含めポスターの展示と即売。 やはり、タイトルにも示されている通り、【BAG+1】での展示は面白い。 家具とそれに合わせたポスター、加えてウイットに富ん…
本年度最終の第4会期は2月1日(木)~29日(木)。 おわすのは〔聖観音菩薩立像〕、長浜市蔵(北門前観音堂旧蔵)とされている。 体高は1mほど、左手には蓮華を持つ。 緩やかに左側に体を捻り、やや下膨れたお顔を含め受ける印象は全体的に柔らか。 後背には…
本日初日(笑)。オマケに日曜日とのこともありかなりの混雑が想定されるも会期が1月28日(日)~2月2日(金)に設定されているので来れる日は今日しかなし。 案の定、会場内はどこも人人人。しかも結構な割合で写メを撮っているので余計に滞留。 なかでも小…
本展らしい特徴が幾つか。 一つは完成品のブロンズ像だけでなく元になった石膏原型も展示されていること。 もう一つは、国内に置かれている作品群をマッピングした図の掲示、幾つかは写真も添えられ。 とりわけ、経年で作品のタイトルが変わってしまったケー…
「館蔵品展 展覧会のちょっといい話」とも添えられている。 タイトルの頭にある「絵本」に反応して迷っていたのだが、実際は「絵本」「近代美術」「新収蔵品の紹介」の、三つのパートに分かれているよう。 ならば行って観るか、と。 ところが思いの外、「絵…
「大学院美術研究科」の標題展は【上野キャンパス】全体で開催されているものの、自分が観て回るのは時間の関係もあり、どうしても二ヵ所きりになってしまう。 それでも丁寧に拝見すれば、そこそこの時間になるのだが。 とは言え今回も、とってもおバカな作…
「アート・くらし・デザイン」とも書かれており、「東京藝術大学 連携企画」と添えられている。 【BAG+1】【BAG+2】を共に展示のみに使っての企画展は標題館では珍しいかも。 そもそも「クラムボン」はよく聞く呼称も、『宮沢賢治』の童話には出てくるものの…
当該館も含め界隈のギャラリーは常に比べやたら人が多いなと思っていたら、 「アートウィーク東京」なるイベントが2~5日で開催されていたのね。 なるほど~。 標題展は「第八次椿会」出展作家の作品を総覧できる機会。 なので一人当たりの作品数はさほど…
恒例のチャリティオークションもはや四回目。 平面と立体は入札制。(ほぼ)全員が出しているドローイングは抽選制とのこと。 今年のお題は再生プラスチックとのことで、平面にしろ立体にしろいずこかに素材として取り込まれている。 またそのプラスチックも…
類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…
期間は明日が最終日。 例年開催されているので「日本画・彫刻 過去から未来へ」との副題はそのまま、”公益財団法人芳泉文化財団 文化財保存学日本画・彫刻研究発表展”も今年で六回目。 年々、来場者は増えているようにも感じられる。 成果発表との形式ではあ…
令和五年度は第四期までが予定されており、そのうち三期目にあたる本展。 会期は~11月31日(木) までで、おわすのは高月町柏原 八幡神社蔵の〔薬師如来立像〕。脇仏として〔日光菩薩立像〕〔月光菩薩立像〕がシンメトリーな造形で両側に配されている。 平安…
【本館 展示室3/4】と【陳列館1階】で開催。 ”石の勝手”とのタイトルが記されている。 これだけのスペースを使った展示は初めてとの記憶も一つ一つの作品が、その素材ゆえの大きさなのを勘案すればむべなるかな。 会場内には凛とした空気が漂う。 入り口…
会期は明日が最終日。 【陳列館2階】のみでの開催。 自分の訪問のタイミングで説明会が開始され、それを目当ての来場者もおり、鑑賞だけ目当ての人間にとっては少々不都合な環境。 それでも解説を片耳で聞きながら、二十五名の出展作を丁寧に観て行く。 『…
「~考察・現代作家によるサロメの愛と死~」との副題が付されている。 手法は絵画・人形等と様々もテーマのシバリから『サロメ』と『ヨカナーン』の関係性を表現するモノが多い。 歪んだ愛情の発露や「エロス」と「死」「退廃」「運命」などの単語が作品か…
「オープニング記念 第三弾」とされている。 会期は訪問当日が最終日。 目当ては『奥村彰一』の方も展示されている作品群にはややの違和感。 正面には畳三畳ほどの大作、それ以外には十点ほど。 で、そのほとんどが「セミオリジナル」と付されている{シグレ…
久し振りに招待券を頂いた。一般の入場料は平日・窓口だと二千円もすることに驚き、また、入場には予約も必要との注意書があることにも気付く。 改めて券面を見れば、リーダーを通してそのまま入場可とも書かれてはいるが、念のため当日の予約状況は確認、ど…
本年度の第二回会期は8月1日(火)~31日(木)。 ”十一面観音菩薩立像”で余呉町国安・国安自治会蔵とのこと。 面は一つ欠けているがそれ以外の保存状態は良好。 膝まで届く長い腕、手の指も足の指も総じて長い。 耳朶も長く顎の辺りまで。 それに比して、やや…
会期は~7月19日(水)なので既に終了している展覧会。 自分の訪問日は最後の週末で、そのせいか会場内は多くの人で賑わう。 灼熱の気温の中、大層な人気と驚きもする。 【1・2階】の全てのフロアーが使用されており、並んでいる作品数は相当のもの。 タイトル…
当該ギャラリーが閉館することを今更ながらに認識する。 なので、通常展としては今回が最後となる模様。 八月以降は「特別展」の仕立てなので、さて何回行けることやら。 で、標題展は「第25回亀倉雄策賞受賞記念」。タイトルは”Just by | だけ しか たった”…
「Bunkamura Gallery」が長期休館の間、【渋谷ヒカリエ8F】での間借り営業。 スペース自体は以前とさほど変わらないのではないか。 オープン記念の第一弾として標題の企画展。 並んでいるのは、『内海聖史、木原千春、経塚真代、笹尾光彦、富田菜摘、細川真…
駅直結の標題施設の【地下一階】で開催されている。 昭和の時代の町の景色をミニチュア化したもので『高橋勝美』『たかばやしりつこ』二人の作品は各々の視点や作風が出ており、郷愁とともに表現の手法を観る楽しさもある。 広いスペースに相当数が置かれて…
何とも面妖なタイトルも実体は”SICF23 EXHIBITION部門 グランプリアーティスト展”。 ”SICF23 EXHIBITION部門 受賞者展”も同時に開催されており、計十名の作品が並ぶ。 これがどうにもたのしい。バリエーションの豊富さと、何れもが着想の斬新さで観ていて飽…
渦状に巻いた銅線を継ぎ合わせて立体を作る。一つの作品に、いったいどれほどのパーツが使われているのか。 入口付近には、そうして造られた〔八咫烏〕が鎮座。「神武東征」時に案内役を果たしたとも言われているから、タイトルにあるとおり吉祥には違いない…