RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

インスタレーション

千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」@BUG/リクルートアートセンター 2024年3月17日(日)

『千賀健史』は「2017年 第16回写真「1_WALL」」グランプリ受賞者。 その時の作品は階層社会や差別・貧困をテーマも本展では「特殊詐欺」を取り上げる。 壁に架けられた幾つもの作品は解説も読まなければ理解は不能も、見ただけで単純に理解できるのは床面に…

アネックス展2024-表彰と趣意-@ポーラ ミュージアム アネックス 2024年3月17日(日)

後期の会期は~4月14日(日)まで。 出展は『水永阿里紗・菊池奈緒・鶴見朋世』の三名も『水永阿里紗』の作品にもっともインパクトあり。 手法は{ステンドグラス}で、西洋らしいモチーフがある一方、純日本風のものも。 とりわけ後者は、イマイマの世界で…

メニスル@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2024年3月19日(火)

「ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 6」とされている。統一のタイトルは”メニスル”で、なるほど三組の作品はそれをきちんと踏まえたものになっている。 【一階】には『大庭孝文』の作品。 おそらくは写真や絵画と思われるが何れも白い和紙に覆われ、下…

第17回 shiseido art egg@資生堂ギャラリー 2024年3月17日(日)

第2期展のアーチストは『野村在』。テーマタイトルは”君の存在は消えない、だから大丈夫。” 館内には,それにピッタリの展示が五点。 先ずはタイトルそのものが作品の展示。 天井には打孔機が備え付けられ、そこから吐き出された透明なテープが床にうず高く…

ヨシロットン@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年3月2日(土)

「拡張するグラフィック」とのタイトル。英文では”YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio”と書かれている。 『ヨシロットン』はデザインスタジオを主宰するマルチメディア・アーチストとされている。 【一階】は薄暗い空間。壁一面にイメージが小さなパネルのよう…

How to face our problems@ヒルサイドフォーラム 2024年3月1日(金)

【ヒルサイドテラスF棟】で会期2月27日(火)~3月2日(土)とたった五日間の開催。加えて開場時間は15:00-20:00(最終日は11:00~)とかなり通常とは外れている。 オマケに主催は「PwCコンサルティング合同会社」。なかなか面白いコトをやるなぁと思う。…

東京五美術大学 連合卒業・修了制作展@国立新美術館 2024年2月24日(土)

もう47回目との案内。 五つの大学は「女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学」。 展示室は【1A~D・2A~D】と屋外。 有料で開催されている”マティス 自由なフォルム”が隅に追いやられるほどの勢い。 会場内は…

アネックス展2024-表彰と趣意-@ポーラ ミュージアム アネックス 2024年2月11日(日)

会期は前・後期に分かれ前期は2月9日(金)~3月10日(日)、アーチストは『西田秀己、砂田百合香、江原梨沙子』の三名。 面白く観させて貰ったのは『西田秀己』の作品群。 何れも「fragile」が接頭された「椅子」「橋」「通路」の写真や模型。 「橋」であれ…

第17回 shiseido art egg@資生堂ギャラリー 2024年2月11日(日)

第1期展のアーチストは『林田真季』。 展示内容は地球環境やエコロジーを感じさせるもの。 例えば、都内に在る清掃工場の煙突をエッチング用のプレートに仕立てたもの。その数二十一。 中には自分が住んでいる近郊のものも有り、とは言え、こうして作品化さ…

第1回BUG Art Award ファイナリスト展@BUG 2024年2月11日(日)

ファイナリストは『乾真裕子、彌永ゆり子、近藤拓丸、宮内由梨、向井ひかり、山田康平』の六名。 2月6日が最終審査のためグランプリは既に決定も、自分的には『乾真裕子』の作品に一票。 大阪府和泉市に伝わるという「葛の葉伝説」を基に自身が演じるパフォ…

恵比寿映像祭2024@東京都写真美術館 2024年2月3日(土)

会期最初の週末ということで混雑を覚悟したのだが朝早い時間のためかまださほどの入りにはなっておらず。 入り口脇のカウンターで入場券を受け取ると「2階→3階→地階の順で回ることをお勧めします」との珍しい声掛け。 エレベーターの入り口前にもその旨の…

OPEN SITE 8@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2024年1月28日(日)

”Part2”の会期は1月13日(土)~ 2月11日(日)。 展示は珍しく【1・2階】のみで【3階】への階段は封鎖されている。 おそらく、期間限定のパフォーマンスに使用されるのだろう。 【1階】の展示は『野村在』による〔Can't Remember I Forgot You - 忘れたこ…

Daijiro Ohara HAND BOOK@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2024年1月13日(土)

寡聞にして知らなかったのだが『大原大次郎』は『星野源』や『SAKEROCK』のアルバムを始めとしたアートワークを多く手掛けているのね。 【1階】のフロアーにはそうした作品群の完成品と合わせ下絵も多く並ぶ。 当然のように写メを撮る人多数。 【地階】には…

CAF賞2023入選作品展覧会@ヒルサイドフォーラム 2023年12月17日(日)

会期は12月12日(火)~17日(日)なので既に終了した展覧会。 「CAF賞」は公益財団法人現代芸術振興財団が主催する学生向けアートアワード。 十三名の作品が展示され、しかし、自分の嗜好とは異なる方向性がほとんど。 まぁ、こ~ゆ~こともある。

博士審査展2023@東京藝術大学美術館本館/陳列館 2023年12月17日(日)

「大学院美術研究科」の標題展は【上野キャンパス】全体で開催されているものの、自分が観て回るのは時間の関係もあり、どうしても二ヵ所きりになってしまう。 それでも丁寧に拝見すれば、そこそこの時間になるのだが。 とは言え今回も、とってもおバカな作…

大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館 2023年11月5日(日)

自分にとっての『大巻伸嗣』は黒のイメージ。勿論、過去に観てきた作品からの印象も、今回、入って直ぐのスペースに置かれている〔Gravity and Grace〕はそれを大きく裏切るもの。 まず、天井まで届こうかというその大きさと壺のような形状に驚かされ、次い…

動物園にて-東京都コレクションを中心に@東京都美術館 2023年11月19日(日)

同時期に開催されている”上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間”は有料も、本展は無料の展覧会。 使用されているのは【ギャラリーB】のみだが、その密度は濃い。 タイトル通り、「東京都江戸東京博物館」「東京都写真美…

青木淳退任記念展@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年11月18日(土)

”雲と息つぎ-テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編-”と書かれている。 何のことか良く判らん?と思いながら会場に向かえば、 げ!入り口が工事中のようになっている。 近づいてみれば、向かって左手に進めとの指示のよう。 急場つくりの階段を…

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ”@資生堂ギャラリー 2023年11月4日(土)

当該館も含め界隈のギャラリーは常に比べやたら人が多いなと思っていたら、 「アートウィーク東京」なるイベントが2~5日で開催されていたのね。 なるほど~。 標題展は「第八次椿会」出展作家の作品を総覧できる機会。 なので一人当たりの作品数はさほど…

芸術未来研究場展@東京藝術大学美術館 2023年11月11日(土)

類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…

凪ぎ、揺らぎ、@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年10月19日(木)

「TOKAS Project Vol. 6」とも書かれている。 【1階】【2階】【3階】の全ての入り口に標題の共通タイトルと作者名を記したプレート。 同館では、嘗て無かったと記憶している仕立て。 展示は『ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール…

雨宮庸介個展@BUG(リクルートアートセンター) 2023年10月15日(日)

@新橋の「G8」+「ガーディアン」⇒「BUG」で@グラントウキョウサウスタワー一階に移転オープン。 駅直ぐなのに加え、日曜日も営業しているのは有り難い。雨の日も濡れずに辿り着けるし。 ギャラリー以外にも、カフェやワークショップのスペースも。 訪…

窪田望 AIの余白@BAG-Brillia Art Gallery- 2023年9月16日(土)

【BAG+1】は展示、【BAG+2】が即売併用なのは毎度のコト。 今回は「AI」を利用した作品とのことで、壁面には このようなメッセージが貼られている。 ほほう・・・・。 下に設置された扇風機からの風にたなびく透明な布、それに当てられたライトの色彩が変…

あなたのアートを誰に見せますか?@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年8月20日(日)

ある意味、究極的な問いの気もするが、それを想定せずに作成されるアートはいったいどんなものなんだろう。 勿論、その対象をどこまで広げるのかは、各人の裁量であるにしろ。 相対し、何かしらを受け取って初めて成立するのだものな。 館内には、そのテーマ…

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年8月20日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」、第2期の会期は8月19日(土)~9月24日(日)で、今日は二日目。 が、暑さのせいか、自分の滞在中に他の来訪者の姿は見ず。 出展は『新井卓/ベルトラン・フラネ/ラービッツシスターズ(ベネディク…

ワールド・クラスルーム@森美術館 2023年8月14日(月)

久し振りに招待券を頂いた。一般の入場料は平日・窓口だと二千円もすることに驚き、また、入場には予約も必要との注意書があることにも気付く。 改めて券面を見れば、リーダーを通してそのまま入場可とも書かれてはいるが、念のため当日の予約状況は確認、ど…

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年7月23日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」。 会期は第1期:7月1日(土) ~8月6日(日)第2期:8月19日(土) ~9月24日(日) 第1期は六名(組)の出展。 『Zakkubalan(アルバート・トーレン&空 音央)』の作品は今年が「関東大震災」から百…

三澤遥 個展@クリエイションギャラリーG8 2023年7月15日(土)

当該ギャラリーが閉館することを今更ながらに認識する。 なので、通常展としては今回が最後となる模様。 八月以降は「特別展」の仕立てなので、さて何回行けることやら。 で、標題展は「第25回亀倉雄策賞受賞記念」。タイトルは”Just by | だけ しか たった”…

都美セレクション グループ展 2023@東京都美術館 2023年6月18日(日)

【ギャラリーA・B・C】の全てが無料の展覧会。 【ギャラリーA】グループ名:浮遊する作家たち 【ギャラリーB】グループ名:自己と他舎 【ギャラリーC】グループ名:糸会 中では「自己と他舎」の作品がまずまずユニーク。 メンバーの各人が同じ日の同じ時刻に…

Once Upon Now 1873-2023@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年6月11日(日)

既に終了した展覧会。 訪問したのは最終日。 雨とのこともあり、会場内に他の来場者の姿は見えず。 加えて【2階】だけしか開かれていないのも珍しい。 タイトルの1873年は「ウィーン万国博覧会」が開催された年。2023年は現代。 日本が欧州(の博覧会)に一…