2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
封切り三日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 直近の「NHK」の世論調査で 三年前の「津久井やまゆり園」の事件について もはや五人に一人が「覚えていない」と回答したとの 結果が示されていた。 強烈な事件が次々と報道されている故に 過去…
封切り九日目。 席数489の【SCREEN12】の入りは六割ほど。 観客の中には幼稚園くらいに見える幼児が結構おり かなり驚いてしまう。 けして成就することはない、 しかし最後に微かな希望がちら見えする男女間の恋愛を ぐじぐじと描き続けて来た『新海誠』…
封切り二週目の終わり。 席数201の【シャンテ-2】の入りは三割ほど。 客層はやはり昔からの『レッドフォード』ファンなのだろう 老齢のしかも女性が多い。 時間の移ろいとは残酷なもので 肉体的な衰えは勿論、表面的には面構えに 容赦なく皺を刻んで行…
会場内の壁には写真が所狭しと並び キャプション等は一切ない。 なので想像力を働かせながら一枚一枚を観て回る。 変哲の無いスナップの様であり しかしアンバランスさがふんぷんと香る。 舞台はどうやら中国。 それも作者の故郷だろうか。 石油の掘削機が遠…
恒例のサマーセール。 正価と併せてセール価格が赤字表示されているのはいつも通り。 しかし、訪問日は日曜の昼下がりというのに 人影は疎ら。たまたまそういった時間帯だったのかな。 心なしか並んでいる作品からも覇気が感じられない(変な表現だけど)。 …
「若手女性作家グループ展シリーズ」と銘打たれている。 そういえば、昨年も同時期に近似の内容で訪問していた記憶。 今回は『大小島真木/川越ゆりえ/笹岡由梨子』 の三名。 何れも記憶にはないものの、過去の記録を辿ると なにがしかの作品を目にしている…
封切り三週目に突入。 席数190の【シャンテ-3】の入りは三割ほど。 極めて異色の西部劇。 派手なドンパチはほぼほぼなく、 追う側と追われる側の心象がひたすら描かれる。 もっとも、オープニングロールでの製作者のクレジットを見た時に 気づくべきだ…
「1930年代を牽引した機関車たち」の副題付き。 当該所の展示にしては珍しく、写真と模型が多数並ぶ。 特に模型については一つ「※※ゲージ」と称されるものにとどまらず、 懐かしの子供向けのブリキのおもちゃなども。 或いはデザインに凝った車や飛行機のそ…
メイン会場の【ギャラリー2】は次回開催までのインターバル。 【ギャラリー3】の{焼き物}は ”中田雅巳展-SEN-”が~8月27日(火)まで。 しかし【ギャラリー1】がかなりの人を集めている。 館内にはインド、ドイツ、ネパール、日本といった地方の ドール…
一般の入場料は800円も 招待券を頂いた。 ここ数年、似たパターンで恒例の様に訪問し、 ほぼほぼ沈痛な心持になり会場を後にする、 その繰り返しだとの記憶。 今回は例年にも増しての混雑。 雨天のせいもあるだろうけど、 メモ帳を持ち熱心に書き込んでいる…
封切り四日目。 席数112の【SCREEN7】の入りは七割ほど。 「バカバカしいと思うなよ。やってる本人は大マジメ」とは 『関根勤』の発言と聞いている。 バカなことを手抜きしてやったら本当に馬鹿者だけど、 真剣にやれば必ず伝わるものがあるはず、との 至極真っ…
あまりにもタイトル通りの展示内容。 並んでいる作品各々の前では 思わず足を止めまじまじと観入ってしまう。 その大きさに対してもそうだし、 混沌とした表現も勿論だけれども、 もっとも意識を持っていかれているは 絵を構成するパーツの数々。 これってど…
封切り九日目。 席数95の【SCREEN4】の入りは六割ほど。 どうせまた、監督である『蜷川実花』の透徹した美意識が徹頭徹尾 披瀝されるのだろうそれが好嫌の分かれ目になるだろうとは思っていた。 ところが、やや黒さを帯びた原色や、鮮やかな生花の使用は予…
「FUJIFILM SQUARE」で開催されていたもう一つの催し。 「日本の近代写真を支えてしまった?! 波乱万丈の男がいた」とも 「明治に生きた“写真大尽”」とも書かれているけれど 添えられているキャプションを読めば合点が行く。 曰く裕福な家に生まれたものの、…
「Keiichi Tanaami Great Journey」とも添えられている。 会期は~8月21日(水)まで。 入り口周辺の写真からも判るように 会場内は物凄いことになっている。 その極彩色の空間に誘引されおとなった多くの人達は 魅入られたようにひたすら写メを撮りまくる。…
「JAGDA」の編纂による 〔Graphic Design In Japan 2019〕発刊記念の恒例の催し。 約三百点のグラフィック作品が並べられ、 ポスター・商品パッケージ・雑貨・装丁と 賑やかなことこの上ない。 「ggg」や「G8」で目にした制作物もありつつ、 此処でしか…
三期に渡って開催される”第13回 shiseido art egg”の第一弾。 会期は~7月28日(日)まで。 メインタイトルは〔見えない庭〕。 会場内はかなり薄暗い空間。 その中に四畳半ほどの広さの建屋が作られ 中を覗けば、女性の寝室然とした設え。 しかし一風変わっ…
”第19回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展”。 会期は~7月20日(土)まで。 フライヤーでもポスターでも判る通り、 随分と楽しいタッチの作品が、四方の壁一面を飾っている。 ギャラリー内の空間に身を置くだけで 心が浮き立つよう。 本日は丁度、…
七夕だというのにとんだ雨天。 でも会場内は大勢で賑わっている。 雨宿り代わりにさっと駆け込んだ人も多いのかもしれないけど。 「11人の写真家の物語。新たな時代、令和へ」のサブタイトル通り、 各人の視点で写した百五十枚ほどの作品が 壁面いっぱいを…
計十五名の展示は、見慣れた名前がつらつらと、 同時に表現も何れも馴染みがあるもの。 『金木正子』の〔休息〕は同じ衣装を纏った複数人の女性が 円環のように寝そべっている。 緩く繋がる彼女達はそのうちに、〔ちびくろサンボ〕の虎のバターのように 溶け…
封切り四日目。 席数128の【SCREEN3】の入りは八割ほど。 原作もないのに、 よくまあここまで救いの無い物語を紡ぎだしたものだと、 監督の『白石和彌』と脚本の『加藤正人』に対して 色んな意味で脱帽。 その暗さは、何れも映画化された 『佐藤泰志』の…
第2期の計七名(組)の展示の中では『エリサ・カルダナ&長坂有希』によるものが もっとも分かり易く好感も持てる。 二つの展示の内の一つはパッションフルーツを 実際に栽培するプロジェクト。 その成果物は、 お持ち帰り可として会場内に置かれている。 …
一般の入場料は100円も新聞に掲載された割引券を持参し 50円で入場。 会期も終盤に近付いたせいか、雨天の割には入場者は多目。 父親が喫煙者だったこともあり、 煙草と燐寸、灰皿は常にセットで置かれていた。 そのうちにマッチは100円ライターが取って代わ…