#映画レビュー
封切り二日目。 席数127の【シアター2】の入りは七割ほど。 巷間語られている、自助・共助・公助の順序がさも当然のように。 しかし、元々我慢強いのに、お上に頼ることを善しとしない国民性から、介護する側、される側が共倒れになるケースも多いと聞く…
封切り二日目。 席数107の【CINE1】の入りは三割ほど。 元々は、ある大富豪のジャストアイディアから転がり出た話。 製薬企業で財を成し、一万人の従業員を養う彼は八十歳の誕生日にふと思い付く。自分の名前を後世に残し、且つ多くの人から感謝されるコ…
封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほど。 〔仮面ライダー〕は小学生の頃リアルタイムで見ていた世代。 とは言え、そこは田舎のこと首都圏のように土曜の19:30~ではなく日曜の朝10:00~の、しかもかなり日にちが遅れてからの放送…
封切り二日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは九割ほどと盛況。 今となっては死人に口なし、『金子勇』が「Winny」を開発した時にどのような思いであったのかはしかとは判らない。 が、今回の映画版では少なくとも悪意は無かったとの前提に立ってい…
封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 そうかこうして、『スティーヴン・スピルバーグ』という映画監督は形作られて来たのだな、との思いを深くする。 電気技術者の父とピアニストの母。奇しくも「理」と「芸」が交差する出自。 それを冒…
封切り二日目。 席数257の【SCREEN9】の入りは九割ほど。 さすが、「本年度アカデミー賞最多ノミネート」との惹句は集客への寄与度は絶大だなと思う。 これはシンクロニシティとでも言えば良いのか。直近公開された数作で、個人の映画体験を紐解いた作品…
封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは七割ほど。 『リューベン・オストルンド』監督の前々作、〔フレンチアルプスで起きたこと(2014年)〕は何とも皮肉な映画だった。 フレンチアルプスの高級リゾートでスキーを楽しむ若い夫婦と幼い子供達。 とこ…
封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは六割ほど。 我が国於いても、「命の値段」の算定は日々行われており、裁判であれば、損害賠償金として示されるし、保険でもそれは同様。 もっとも金額は法律で規定されているわけではなく、年齢や年収等を勘案…
本日初日。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 自分としてはたぶん二度目の体験だったのだが、機器トラブルにより上映開始が数分遅れるトラブルあり。 時間になっても館内の灯かりが消えず、却って明るくなるので訝っている時に係員さんからの説明。 …
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 『ティモシー・シャラメ』目当ての女性客が多いかと思いきや、半数以上が男性との構成はやや意外。 今回の「同族」は一風変わった特徴を持つ。ただ大括りでは「カンニバリズム」に分類して良い…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは七割ほど。当該館では珍しく客が入っておらず、やはり内容が地味目な為かとも思ったり。 〔おとなのけんか(2011年)〕では子供の喧嘩の後始末に加害者と被害者双方の両親が乗り出したために、却って収拾…
封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 『デイミアン・チャゼル』の新作は観終わって、ああ、これは主に二つのテキストに拠っているのだろうなとの感想。 舞台となるのは「トーキー」の嚆矢とされる〔ジャズ・シンガー(1927年)〕が公開…
封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは一割ほど。 まぁ、主演俳優目当ての人はこの後の舞台挨拶付きの回に行くだろうから、この入りはある意味納得。 結婚式の前日に、会社仲間からのサプライズパーティ。気分良く酩酊し、ややふらつく足取りで帰…
封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 青春の蹉跌と再生を描いた群像劇は多い。 直ぐにでも思い出せる近作は、〔ちょっと今から仕事やめてくる(2017年)〕〔明け方の若者たち(2021年)〕〔花束みたいな恋をした(2021年)〕あたり。 仕…
封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは九割ほど。 鑑賞前の興味・関心は大きく二つ。 一つは〔ウィッチ(2015年)〕〔ライトハウス(2019年)〕で、小さな共同体の「内部崩壊」を描いた『ロバート・エガース』がより大きな(とは言え、実際は…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 メキシコでは実際に、このような誘拐ビジネスが横行しているのだと聞く。その意味で本作は、一種の「実話」と言えるかもしれない。モデルとなった「母親」もいるようで、エンドロールの直前に、…
封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 ナチス政権下のドイツで1942年に開催された「バンゼー会議」の始終。 そこには政府の高官十五名が集まり、「ユダヤ人」の対応につき協議。 しかし、その場の面々『ラインハルト・ハイドリヒ』『…
封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満員の盛況。 こんな社会派ドラマが混むことは意外も、もっと広い小屋を割り当てれば良かったのに、とこれは興行サイドに立った思い。 〔スキャンダル (2019年)〕では「FOXニュース」の経営トップ『ロジャー・…
封切り二日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 ドラマ版は未見。しかし、通して見た人からは「随分と面白かった。映画化の企画は納得」との反応。 ならば、と足を向けた訳だが・・・・。 冒頭からテンポよく、今回の主人公である『坂間千鶴(黒…
封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは一割ほど。 もっともファンの人達は、舞台挨拶中継付きの回に行くだろうから、それが無い時の入りの悪さは、取り立てて不思議ではない。 自分達の世代であれば当該タイトルは『銀色夏生』の歌詞、『大沢誉志…
封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬に…
封切り二日目。 席数98の【SCREEN6】の入りは三割ほど。 直近で観た『城定秀夫』の三本〔ビリーバーズ〕〔夜、鳥たちが啼く〕の中では本作がもっとも出来が良いとの感想。 先ず、同監督の特性である女優の使い方の巧さが更に洗練。 露出度は低めも『玉城テ…
封切り七日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 客層は老若男女幅広く、幼稚園児くらいの女のを連れたお母さんが居たのにはさすがに驚く。 珍しく原作既読。 なので文庫でも八百ページ近い長編を二時間の尺に納めるには、相応の整理が必要だろうと…
封切り二週目。 席数458の【シアター7】の入りは八割ほど。 前作に引き続き「IMAXレーザー3D」での鑑賞。このシリーズについては、それだけの入場料を払う価値があるとの認識。 「3D」は「IMAX」で観るのがベストと勝手に思っている。幾つか他の劇…
封切り十二日目。 席数72の【シアター10】の入りは満席。 小さい箱ながら平日の昼間にこれは凄い。近隣での上映は無く、更に一日一回のみとの条件を差し引いたとしても。 99分尺の小品。 なによりも予告編のトーンが微妙なので鑑賞を迷っていた。 封切り…
封切り三日目。 席数138の【CINE3】の入りは二割ほど。 そのタイトルから、てっきり件の鳥は「墓場鳥」との別名もある「小夜啼鳥=ナイチンゲール」ではと思っていた。その方がなんとなくのおどろおどろしさもあるし。 ところが何のことはない、映し出さ…
封切り二日目。 席数110の【SCREEN2】はほぼほぼ満員の盛況。 冒頭、「事実を基にした物語り」であるとの提示が。 原作は『辺見じゅん』による〔収容所(ラーゲリ)から来た遺書〕で「大宅賞」と「講談社ノンフィクション賞」のダブル受賞と聞く。 映画化…
封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 2022年度ノーベル文学賞を受賞したフランス人作家『アニー・エルノー』の小説〔事件〕を基にした、とエンドロールで触れられる。 劇中の主人公は1940年の生まれとの設定で、作家本人も同年…
封切り二日目。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 2021年公開の〔JUNK HEAD〕でも天上から降りて来たモノが騒動を巻き起こす。 それは本作とて例外ではないし、不思議なコトにそれ以外の点でもかなり近似のテイストを感じる。 グロテスクなクリ…
封切り二日目。 席数172の【シアター4】の入りは八割ほど。 『東野圭吾』原作による〔秘密(1999年)〕は印象的な一本だった。 亡くなった妻の意識が、高校生の娘に宿り、しかし次第に元々の娘の意識が交互に現れるようになり、やがては・・・・との流れ…