2023-01-01から1年間の記事一覧
封切りは12月15日~も、標題館での公開は今日が二日目。 席数89の【シアター8】の入りは七割ほど。 フィンランドの首都ヘルシンキでスーパーの店員として暮らす『アンサ(アルマ・ポウスティ)』は期限切れで廃棄すべき商品をくすねたことが原因で失業。 …
今年もなんとか招待券を入手できたので会期最終日の前日に駆けつける。 ちなみに一般の入場料は400円。 場内の人の入りはぱらぱらで、ストレスなく鑑賞できるのは嬉しい。 そして今年は例年以上に好みの作品が多かったことも滞在時間が長くなったことの背景…
封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは九割ほど。 渋谷区の公衆トイレ清掃員として働く『平山(役所広司)』の日常は判で押したよう。 目覚まし時計に頼らず、陽の明かりと近所の老婆の竹箒の音で目覚め身だしなみを整えユニフォームに着替えアパー…
会期は12月12日(火)~17日(日)なので既に終了した展覧会。 「CAF賞」は公益財団法人現代芸術振興財団が主催する学生向けアートアワード。 十三名の作品が展示され、しかし、自分の嗜好とは異なる方向性がほとんど。 まぁ、こ~ゆ~こともある。
会期は二期に分かれ、[Part 1] 11月25日(土)~12月24日(日)[Part 2] 2024年1月13日(土)~ 2月11日(日) 「Part1」の展示は『佐藤瞭太郎』の〔変形する無機物〕、『Arts Collective』の〔影を残して、時は去る〕、それ以外にパフォーマンスやワークショップあ…
「大学院美術研究科」の標題展は【上野キャンパス】全体で開催されているものの、自分が観て回るのは時間の関係もあり、どうしても二ヵ所きりになってしまう。 それでも丁寧に拝見すれば、そこそこの時間になるのだが。 とは言え今回も、とってもおバカな作…
「アート・くらし・デザイン」とも書かれており、「東京藝術大学 連携企画」と添えられている。 【BAG+1】【BAG+2】を共に展示のみに使っての企画展は標題館では珍しいかも。 そもそも「クラムボン」はよく聞く呼称も、『宮沢賢治』の童話には出てくるものの…
封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 舞台は19世紀末のフランスのシャトー。主人の『ドダン(ブノワ・マジメル)』は名だたる美食家。 それも単に食べるだけではなく、自身でレシピも考案、下ごしらえや調理にも参加。 そんな彼を支え…
標題館では同氏の展示が随分と多い気がする。 確か今年も、SLを二回に分けて扱ったような。 そして今回のお題は”ブルートレイン夢の旅路へ”。 やはり会期を二つに分け、前期:11月28日(火)~1月28日(日)後期:1月30日(火)~3月24日(日) スキーに行…
『フォトレツ/PhotoRetsu(ふぉとれつ)』は人名でサラリーマンをしながら幾つかの写真展で受賞の履歴があるよう。 本展のタイトル『Grandma Comes Back』は自身の子供の誕生を知らずに逝った祖母に曾孫のことを知らせるため「イタコ」に頼み「口寄せ」をし…
なんとも目出度いタイトルは本展で取り上げられている『奥村土牛/小倉遊亀/堀文子』の三人の画家が何れも百歳の長寿、且つ死の直前まで絵筆を握っていたことにちなむもの。 画題も季節の花の「椿」で統一され、タイトルも三点ほどを除いて「椿」が盛り込ま…
封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 幸せの絶頂で突然、相方が身を翻すように姿を消す。残された片方は戸惑い、しかし行方を追う過程で彼女(または彼の)思わぬ過去が浮かび上がる。 直近ではやや手垢の付いた筋立て。ただ「思いも…
封切り三日目。 席数488の【CINE12】の入りは三割ほど。 「ナポレオン・コンプレックス」とは、身長が低い男性が持つ劣等感のことでこれが野心や攻撃的行動へのバックボーンになる、との言説やあり。 が、語源となった『ナポレオン』の実際の身長は170…
封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは二割ほど。 「怪物の木こり」の童話の主人公は「木こり」の姿をした「怪物」。 普段は「木こり」も、時として「怪物」に変容、人を襲い食べ尽くす。 お婆さんを食べ、が、ある日、自身の親友を殺してしまったこ…
封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは六割ほど。 宇宙からの難民として地球に大挙避難してきた「X」と呼ばれる生命体、各国の対応は異なるもののアメリカが正式に受け入れを決めたことから日本政府も追随。 しかし官と民の受け取り方はまた別。…
会期は~11月26日(日)までなので既に終了した展覧会。 自分の訪問は最終前日も施設の中の来場者の姿は過少。 「日本には日本画がある」との副題の通り、十名の作家による約六十点の作品が並ぶ。 うち八名が「藝大」卒、更には九名が女性と、偏りは激しい。 …
自分にとっての『大巻伸嗣』は黒のイメージ。勿論、過去に観てきた作品からの印象も、今回、入って直ぐのスペースに置かれている〔Gravity and Grace〕はそれを大きく裏切るもの。 まず、天井まで届こうかというその大きさと壺のような形状に驚かされ、次い…
”東京工芸大学 創立100周年記念展”。 日頃から作品展を拝見させていただいている「写大ギャラリー」。 その大本の組織である「東京工芸大学」の創立百年を記念しての企画展。 モノクロームの作品が多いことも特徴的。 「写大ギャラリーコレクション」からの…
常盤山文庫×慶應義塾のコラボ企画。 入場すると、お作法についての案内。 一周目は最低限の情報だけで虚心坦懐に鑑賞、二周目にはリーフレット等を参照し、より理解を深めるのが良かろうとの助言。 とは言え、リーフレットは持ち帰り不可で、その場での確認…
【写真歴史博物館】での標題展は、”この写真家の熱量を観よ!”との副題の方が特徴を言い得て妙。 『細江英公』の代表的なシリーズから幾つかずつを計三十点ほどを並べる。 『三島由紀夫』を起用した〔薔薇刑〕も、{舞踏}を活写した〔鎌鼬〕も静物画のよう…
名前を目にしただけではピンと来ないが、ポスターの実際を観れば、直ぐに「ああ!この人ね!!」と了解される。 それほどに特徴的な表現。 鉄道や船を大胆な直線と優美な曲線で描写する。 霧にもやったような、ややくすんだ色合いもその構造物が持つ重厚感を…
本日初日。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 「本能寺の変」を題に取り、ほぼほぼ実在の登場人物たち、かつ史実に近い大まかな流れは踏まえつつ共に自在に動かすことで『北野武』らしい暴力と諧謔に満ちた作品に仕上げている。 もっとも、エンド…
同時期に開催されている”上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間”は有料も、本展は無料の展覧会。 使用されているのは【ギャラリーB】のみだが、その密度は濃い。 タイトル通り、「東京都江戸東京博物館」「東京都写真美…
封切り三日目。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 今時でもこんな安アパートが残っているのだな。 場所はおそらく、大阪の鶴橋界隈。木造二階建ての六畳一間のスペース、トイレや洗面所、台所は共用、風呂は無し。 しかし、住人たちは月に一度の家賃…
”雲と息つぎ-テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編-”と書かれている。 何のことか良く判らん?と思いながら会場に向かえば、 げ!入り口が工事中のようになっている。 近づいてみれば、向かって左手に進めとの指示のよう。 急場つくりの階段を…
当該館も含め界隈のギャラリーは常に比べやたら人が多いなと思っていたら、 「アートウィーク東京」なるイベントが2~5日で開催されていたのね。 なるほど~。 標題展は「第八次椿会」出展作家の作品を総覧できる機会。 なので一人当たりの作品数はさほど…
恒例のチャリティオークションもはや四回目。 平面と立体は入札制。(ほぼ)全員が出しているドローイングは抽選制とのこと。 今年のお題は再生プラスチックとのことで、平面にしろ立体にしろいずこかに素材として取り込まれている。 またそのプラスチックも…
類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…
封切り三日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは六割ほど。 本年7月11日の「トランスジェンダー職員の女性トイレ利用制限」についてのあるいは10月25日の「性別変更の手術要件」についての最高裁判決からも分かるように、この国での「LGBT」への見方も…
封切り三日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは二割ほど。 原作者の『五十嵐律人』は現役の弁護士と聞く。 本作での描写がどの程度、彼の体験を反映したものかは分からない。とは言え、ある程度はそれを踏まえたものになってはいるのだろう。 そう勘案した…