2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
封切り三日目。 席数129の【CINE2】の入りは五割ほど。 原題は〔Corsage〕で、フランス語では元々は婦人服の胴部・身ごろのことらしく、コルセットに近いものの意か。 とりわけ現代ではフェティシズムの、しかし本作では女性の身体と精神を共に束縛する象…
封切り三日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは七割ほど。 「ボクシング映画に不出来なし」の約定は今回も守られた。 何を置いても、選手は当然のこと、ジムの構成員、会場に集う観客、それらのボクシングを愛する全ての人々の熱い思いが画面から溢れ出す…
封切り二日目。 席数143の【SCREEN9】の入りは八割ほど。 最終盤までは「ひと夏の経験」の王道を行くもの。 数年振りに逢った、母の友人の娘は美しく成長。僅かに二歳の年齢差ではあるものの、十代後半のこの違いは大きい。 主人公の『バスティアン(ジョ…
ある意味、究極的な問いの気もするが、それを想定せずに作成されるアートはいったいどんなものなんだろう。 勿論、その対象をどこまで広げるのかは、各人の裁量であるにしろ。 相対し、何かしらを受け取って初めて成立するのだものな。 館内には、そのテーマ…
「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」、第2期の会期は8月19日(土)~9月24日(日)で、今日は二日目。 が、暑さのせいか、自分の滞在中に他の来訪者の姿は見ず。 出展は『新井卓/ベルトラン・フラネ/ラービッツシスターズ(ベネディク…
久し振りに招待券を頂いた。一般の入場料は平日・窓口だと二千円もすることに驚き、また、入場には予約も必要との注意書があることにも気付く。 改めて券面を見れば、リーダーを通してそのまま入場可とも書かれてはいるが、念のため当日の予約状況は確認、ど…
封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 「第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門」に出品も、上映中に退席者が続出したとのいわくつきの一本。 もっとも、自分の鑑賞時には誰も中途退出者はいなかったが。 思わず身もだえし居心地が…
何れもが不要と判断され遺棄された文物の数々。 朽ちようとする爆撃機やスペースシャトルの後継機の残骸、大型船に取り付けられていたレーダーまで。 それらが自然の中にぽんと置かれた時に不思議な感慨が押し寄せて来る。 SFに描かれたディストピア、文明…
”鳥の歌 El Cant dels Ocells”がタイトル。 フランコ独裁政権下のスペインで撮られた白黒写真の数々。 濃い陰翳が印象的。 自由が制限された中でも、人々の日々の生活は逞しい。 タイトルは『パブロ・カザルス』がニューヨークの国連本部で演奏したことでも…
本日初日。 席数290の【CINE4】の入りは八割ほど。 「バービー!」「ハイ!バービー」とタイトルにもなっている主人公の名前が連呼される予告編を見ていて、「おや?!」と記憶を呼び起こす。 『グレタ・ガーウィグ』監督の前々作『シアーシャ・ローナン…
本日初日。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 時は大正。日本の特務機関で訓練を受け引退するまでの短い期間に吉良邸に討ち入った浪士の数ほどを殺した名うての暗殺者が居た。 『リリー(綾瀬はるか)』と名のる彼女は、しかしもう十年もなりを潜め…
”東京藝術大学日本画第二研究室六人展”がその中身のよう。 会場内には先客が三人おり、会話の内容から関係者と思われ。 大学での美術の授業のあり方について声高にしゃべっており、そんなことは他の場所でやってくれ、と強く思う。 ここはあなた達の占有スペ…
本年度の第二回会期は8月1日(火)~31日(木)。 ”十一面観音菩薩立像”で余呉町国安・国安自治会蔵とのこと。 面は一つ欠けているがそれ以外の保存状態は良好。 膝まで届く長い腕、手の指も足の指も総じて長い。 耳朶も長く顎の辺りまで。 それに比して、やや…
封切り三日目。 席数119の【SCREEN3】の入りは四割ほど。 1982年の映画〔愛と青春の旅だち〕は居場所の無い主人公『ザック・メイヨ(リチャード・ギア)』が航空士官候補生学校に入学しパイロットとして生きるよすがを見つけるまでの物語り。 女工の『ポ…
会期は訪問日が最終日。 「ShinPA(東京藝術大学デザイン科出身者作家グループ)」の流れをくむ二十名の作品が並び、多くが記憶にある名前、表現である意味、安心して観ていられる。 中でも人物を描いた幾つもの作品に好感を持ち、そのものズバリのタイトル…
会期は~7月19日(水)なので既に終了している展覧会。 自分の訪問日は最後の週末で、そのせいか会場内は多くの人で賑わう。 灼熱の気温の中、大層な人気と驚きもする。 【1・2階】の全てのフロアーが使用されており、並んでいる作品数は相当のもの。 タイトル…
サブタイトルに”関東大震災から100年”とあるように、節目の年とのことでここでも関連展の開催。 写真や地図、絵画、文物で、被害~救助活動~復興を語り、特別展として【百人町】に住んだ日本画家『町田隆要』の描いたポスターも展示。 勿論、震災そのものは…