RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

映画

デューン 砂の惑星 PART2@チネチッタ川崎 2024年3月16日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは七割ほど。 前作を復習鑑賞せずに劇場に向かったので、ストーリーがジブンの頭の中できちんとつながるだろうか?との一抹の不安。 が、結果的にそれは全くの杞憂。人物の背景や過去の出来事もエピソードに付随…

ゴールド・ボーイ@109シネマズ川崎 2024年3月9日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは六割ほど。 全国47都道府県の中で沖縄県の離婚率は断トツで一位との統計。 であれば、本作での主要な三組の登場人物すべての背景に離婚(と、再婚)が横たわっていても納得がいこうというもの。 原作は『…

コットンテール@チネチッタ川崎 2024年3月3日(日)

封切り三日目。 席数154の【CINE9】の入りは四割ほど。 若年性認知症の妻『明子(木村多江)』を亡くした『兼三郎(リリー・フランキー)』はその法要の席で菩提寺の住職から『明子』の遺言を渡される。 そこには、幼い頃に両親とひと夏を過ごしたイギリ…

52ヘルツのクジラたち@TOHOシネマズ日比谷 2024年3月2日(土)

封切り二日目。 席数249の【SCREEN9】の入りは五割ほど。 『町田そのこ』の小説は既刊十一冊のうち七冊を読了。 自分にしては高比率も一冊を除けばタイトルを見るだけで「ああ、こ~ゆ~内容だったよね」と想起が可能。 その唯一の例外が標題作。ハードカ…

コヴェナント 約束の救出@TOHOシネマズ日比谷 2024年2月23日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】の入りは八割ほど。 「9.11同時多発テロ」発生後、アフガニスタンに軍事介入したアメリカだが戦況は泥沼化、二十年近く経っても終結の糸口は見いだせずにいた。 そして2018年。ターリバーンの武器・弾薬を探…

落下の解剖学@チネチッタ川崎 2024年2月23日(金)

本日初日。 席数191の【CINE10】はほぼ満員の盛況。 フランスの山荘に住む三人の家族。ベストセラー作家の『サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)』、夫の『サミュエル(サミュエル・タイス)』、事故の後遺症で視覚障害がある息子の『ダニエル(ミロ・マシャ…

瞳をとじて@TOHOシネマズ川崎 2024年2月12日(月)

封切り四日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 寡作にもほどがある。本作は実に三十一年ぶりの新作。 監督の『ビクトル・エリセ』は1967年から五十六年間の活動歴で撮った長編は僅かに四本。 そのうち一本は{ドキュメンタリー}なのを勘案…

夜明けのすべて@109シネマズ川崎 2024年2月12日(月)

封切り四日目。 席数172の【シアター4】の入りは七割ほど。 2006~2010年頃だろうか、『荻上直子』監督により撮られた〔かもめ食堂〕〔めがね〕〔トイレット〕といった一連の作品群。 「異文化交流」とのテーマはありつつ、センセーショナルな事…

カラーパープル@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2024年2月10日(土)

封切り二日目。 席数157の【SCREEN1】の入りは七割ほど。 〔カラーパープル〕は1985年の『スティーヴン・スピルバーグ』監督による{ストレートプレイ}版(正しい表現ではないのだが{ミュージカル}の対語として)も観ているがその時とは鑑賞後の感…

罪と悪@TOHOシネマズ日比谷 2024年2月4日(日)

封切り三日目。 席数98の【SCREEN10】の入りは九割超え。 『クリント・イーストウッド』の〔ミスティック・リバー(2003年)〕は『デニス・ルヘイン』原作の映画化で且つ秀作。 本作は監督・脚本の『齊藤勇起』によるオリジナルも、設定を含め同作からの影…

ダム・マネー ウォール街を狙え!@TOHOシネマズ日比谷 2024年2月4日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満席の盛況。 2008年の「リーマン・ショック」で懲りたかと思いきや政府による金融機関救済や富裕層への優遇措置を背景にヘッジファンド等による市場での専横はとどまるところを知らぬ。 獲物を喰い尽くすハイエナ…

哀れなるものたち@TOHOシネマズ川崎 2024年1月27日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 主役の『ベラ・バクスター』を演じる『エマ・ストーン』は自身がプロデュースも兼ねる熱の入れよう。それだけ本作の映画化を強く願ったということだろう。 そこで魅せるのは役者魂。脱ぎに脱いで…

VESPER/ヴェスパー@チネチッタ川崎 2024年1月20日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 鑑賞時点での「IMDb」の評点は6.0、「Metascore」の方は70となんとも微妙なところ。 それでも「ブリュッセル国際映画祭」で「最高賞(金鴉賞)」等の情報を信じて鑑賞に行ったのだが・・・…

カラオケ行こ!@TOHOシネマズ川崎 2024年1月14日(日)

封切り三日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは六割ほど。 そのフィルモグラフィーの中でも〔リンダ リンダ リンダ(2005年)〕や〔天然コケッコー(2007年)〕等の{青春モノ}にとりわけ力を発揮する『山下敦弘』が今回の題材をどう料理するかが見どころ…

笑いのカイブツ@チネチッタ川崎 2024年1月8日(月)

封切り四日目。 席数107の【CINE1】の入りは七割ほど。 おそらくは『牧野富太郎』も同じにカテゴライズされる人間だったのではないか。生活力はさらさら、経済観念も皆無の。 周囲がフォローしなければ靴の紐さえ結べず、纏まった金が入れば後先を考えず…

枯れ葉@109シネマズ川崎 2023年12月30日(土)

封切りは12月15日~も、標題館での公開は今日が二日目。 席数89の【シアター8】の入りは七割ほど。 フィンランドの首都ヘルシンキでスーパーの店員として暮らす『アンサ(アルマ・ポウスティ)』は期限切れで廃棄すべき商品をくすねたことが原因で失業。 …

PERFECT DAYS@チネチッタ川崎 2023年12月23日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは九割ほど。 渋谷区の公衆トイレ清掃員として働く『平山(役所広司)』の日常は判で押したよう。 目覚まし時計に頼らず、陽の明かりと近所の老婆の竹箒の音で目覚め身だしなみを整えユニフォームに着替えアパー…

ポトフ 美食家と料理人@チネチッタ川崎 2023年12月16日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 舞台は19世紀末のフランスのシャトー。主人の『ドダン(ブノワ・マジメル)』は名だたる美食家。 それも単に食べるだけではなく、自身でレシピも考案、下ごしらえや調理にも参加。 そんな彼を支え…

市子@TOHOシネマズ川崎 2023年12月9日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 幸せの絶頂で突然、相方が身を翻すように姿を消す。残された片方は戸惑い、しかし行方を追う過程で彼女(または彼の)思わぬ過去が浮かび上がる。 直近ではやや手垢の付いた筋立て。ただ「思いも…

ナポレオン@チネチッタ川崎 2023年12月3日(日)

封切り三日目。 席数488の【CINE12】の入りは三割ほど。 「ナポレオン・コンプレックス」とは、身長が低い男性が持つ劣等感のことでこれが野心や攻撃的行動へのバックボーンになる、との言説やあり。 が、語源となった『ナポレオン』の実際の身長は170…

怪物の木こり@チネチッタ川崎 2023年12月2日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは二割ほど。 「怪物の木こり」の童話の主人公は「木こり」の姿をした「怪物」。 普段は「木こり」も、時として「怪物」に変容、人を襲い食べ尽くす。 お婆さんを食べ、が、ある日、自身の親友を殺してしまったこ…

隣人X-疑惑の彼女-@109シネマズ川崎 2023年12月2日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは六割ほど。 宇宙からの難民として地球に大挙避難してきた「X」と呼ばれる生命体、各国の対応は異なるもののアメリカが正式に受け入れを決めたことから日本政府も追随。 しかし官と民の受け取り方はまた別。…

首@TOHOシネマズ川崎 2023年11月23日(木)

本日初日。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 「本能寺の変」を題に取り、ほぼほぼ実在の登場人物たち、かつ史実に近い大まかな流れは踏まえつつ共に自在に動かすことで『北野武』らしい暴力と諧謔に満ちた作品に仕上げている。 もっとも、エンド…

コーポ・ア・コーポ@チネチッタ川崎 2023年11月19日(日)

封切り三日目。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 今時でもこんな安アパートが残っているのだな。 場所はおそらく、大阪の鶴橋界隈。木造二階建ての六畳一間のスペース、トイレや洗面所、台所は共用、風呂は無し。 しかし、住人たちは月に一度の家賃…

正欲@TOHOシネマズ川崎 2023年11月12日(日)

封切り三日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは六割ほど。 本年7月11日の「トランスジェンダー職員の女性トイレ利用制限」についてのあるいは10月25日の「性別変更の手術要件」についての最高裁判決からも分かるように、この国での「LGBT」への見方も…

法廷遊戯@TOHOシネマズ川崎 2023年11月12日(日)

封切り三日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは二割ほど。 原作者の『五十嵐律人』は現役の弁護士と聞く。 本作での描写がどの程度、彼の体験を反映したものかは分からない。とは言え、ある程度はそれを踏まえたものになってはいるのだろう。 そう勘案した…

ゴジラ-1.0@チネチッタ川崎 2023年11月3日(金)

本日初日。 席数532の【CINE8】の入りは七割ほど。 109シネマズのプレミアムシートよりも標題館の「7.1ch LIVE ZOUND×RGBレーザー」を選択。 通常料金で大スクリーン、且つ音響重視ならベストセレクションかと。 とりわけ、このようなSF作品に於いて…

愛にイナズマ@109シネマズ川崎 2023年10月28日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 自身が監督/脚本を務めた〔ぼくたちの家族(2014年)〕〔茜色に焼かれる(2021年)〕〔アジアの天使(2021年)〕で、家族のありようを描いてきた『石井裕也』がここでもやや風変りなカタチを提…

SISU/シス 不死身の男@TOHOシネマズ川崎 2023年10月28日(土)

封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは二割ほど。 オヤジ且つ不死身といえば〔ドント・ブリーズ(2016年)〕を、特殊工作員といえば〔Mr.ノーバディ(2021年)〕を思い出す。 前者は『ノーマン』、後者は『NOBODY』とされているのも象徴的。 しか…

おまえの罪を自白しろ@TOHOシネマズ日本橋 2023年10月22日(日)

封切り三日目。 席数226の【SCREEN5】の入りは四割ほど。 「おまえの罪を自白しろ」と言われたとき、自分ならどう答えるだろう。 極めて難しい問題なのは、罪の意識は人それぞれで濃淡あり。例えば「いじめ」の常習者が、そのことを罪に感じているかは問…