モノクロームの写真展。
写真家は英国人も、被写体の全ては日本の風景や建物。
風景であれば中には鳥が入る作品もありはするが
概ね平原(それも雪一面の)や山海といった
どちらかと言えばシンプルな対象。
が、荒涼とした雪原であっても
画面の中に一本の木がぽつんと、
或いは低い柵が幾つか入ることで
孤独感やたおやかさを超えて迫るものがある。
山や(人造物ではあるが)鳥居を撮った作品からも同様の印象を受ける。
月並みではあるものの、
日本らしい「侘び」「寂び」が感じられる世界観。
それを外国人が表現して見せることに
不思議さと驚きさえ覚えてしまう。
会期は~-5月5日(日)まで。
写真集等が販売されているスペースもあり。