RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#洋画

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー@チネチッタ川崎 2023年8月19日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 「第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門」に出品も、上映中に退席者が続出したとのいわくつきの一本。 もっとも、自分の鑑賞時には誰も中途退出者はいなかったが。 思わず身もだえし居心地が…

バービー@チネチッタ川崎 2023年8月11日(金)

本日初日。 席数290の【CINE4】の入りは八割ほど。 「バービー!」「ハイ!バービー」とタイトルにもなっている主人公の名前が連呼される予告編を見ていて、「おや?!」と記憶を呼び起こす。 『グレタ・ガーウィグ』監督の前々作『シアーシャ・ローナン…

インスペクション ここで生きる@TOHOシネマズ日本橋 2023年8月6日(日)

封切り三日目。 席数119の【SCREEN3】の入りは四割ほど。 1982年の映画〔愛と青春の旅だち〕は居場所の無い主人公『ザック・メイヨ(リチャード・ギア)』が航空士官候補生学校に入学しパイロットとして生きるよすがを見つけるまでの物語り。 女工の『ポ…

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE@チネチッタ川崎 2023年7月22日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほどと盛況。 〔スパイ大作戦〕はリアルタイムで見ていた世代。とは言え「第一シーズン」はほぼ記憶に無く、覚えているのは「第二シーズン」以降のオハナシ。 なので冒頭の指令は必ず、「おはよう、フェル…

CLOSE/クロース@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『是枝裕和』の〔怪物〕でも取り上げられた世界観。とは言え、両者に通底するものを以って「LGBTQ+」の物語りと単純にカテゴライズしたくはない。 十三歳の『レオ(エデン・ダンブリン)』と…

Pearl パール@TOHOシネマズ川崎 2023年7月8日(土)

封切り二日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 あの〔X エックス(2022年)〕の前日譚。同作は劇場には行けてないものの「WOWOW」では視聴。 史上最高齢?の殺人鬼『パール(ミア・ゴス)』と、彼女に追い回される『マキシーン(ミア・ゴ…

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル@チネチッタ川崎 2023年7月1日(土)

封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは八割ほど。 第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や脚本の『ローレンス・カスダン』が、どれほどを構想していたのかは判らない。 しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カ…

ウーマン・トーキング 私たちの選択@チネチッタ川崎 2023年6月3日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは六割ほど。 いったい何時の頃の話だよと、疑念が心にわだかまりながら観続ける。 女性は皆々地味な服装で装飾品も寡少。男性も大人も子供もオーバーオール デニムがまるで制服のよう。 移動は自動車ではなく馬…

aftersun/アフターサン@109シネマズ川崎 2023年5月27日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは八割ほど。 両親が離婚し、母親とエジンバラに住む『ソフィー(フランキー・コリオ)』。 十一歳になった夏休み離れて暮らす父『(ポール・メスカル)』とトルコに在るリゾートで数日のバカンスを過ごす。 日…

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像@TOHOシネマズシャンテ 2023年5月14日(日)

封切り三日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは四割ほど。 大人になってしまえば、幼い頃の記憶や、とりわけ感情は徐々に薄れていく。 なので、その状態で子供に接すれば、気持ちの行き違いが生じるのは致し方ないこと。 「しつけ」をするのは、なにも厳し…

TAR/ター@チネチッタ川崎 2023年5月13日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『リディア・ター(ケイト・ブランシェット)』は時代が産んだマエストロ。 「ベルリン・フィル」初の女性首席指揮者であり作曲もこなし、アマゾン原住民の音楽にも造詣が深い。 冒頭、対談形式のセ…

聖地には蜘蛛が巣を張る@チネチッタ川崎 2023年4月15日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは五割ほど。 昨年の九月にテヘランで起きた事件。 二十二歳のマフサ・アミニさんが、ヒジャブを適切に着用していないとして道徳警察に拘束されその後亡くなった。 警察側は彼女が心臓発作を起こしたと主張も、家…

ザ・ホエール@TOHOシネマズシャンテ  2023年4月8日(土)

封切り二日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 長い間離れて暮らしていた娘との絆を取り戻す。 本来なら{ロードムービー}で描くべき主題も本作の主人公『チャーリー(ブレンダン・フレイザー)』はそうはできぬ事情がある。 死期が間近はあり…

AIR/エア@TOHOシネマズ日比谷 2023年4月8日(土)

封切り二日目。 席数456の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 アメリカでのスポーツビジネスの規模の大きさを改めて思い知らされる。 有望な選手には若い頃からエージェントが付き、スポーツチームやギアを提供する企業との交渉代理を行いその上前を撥ねる。 …

生きる LIVING@チネチッタ川崎 2023年4月1日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 〔生きる〕は1952年公開のモノクロ・スタンダード143分の尺。 この『黒澤明』の名作を映画館で観た人は今時点で日本にどれくらい居るのだろう。 かく言う自分も名画座の特集の時に一度きり観てい…

コンペティション@チネチッタ川崎 2023年3月18日(土)

封切り二日目。 席数107の【CINE1】の入りは三割ほど。 元々は、ある大富豪のジャストアイディアから転がり出た話。 製薬企業で財を成し、一万人の従業員を養う彼は八十歳の誕生日にふと思い付く。自分の名前を後世に残し、且つ多くの人から感謝されるコ…

フェイブルマンズ@チネチッタ川崎 2023年3月5日(日)

封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 そうかこうして、『スティーヴン・スピルバーグ』という映画監督は形作られて来たのだな、との思いを深くする。 電気技術者の父とピアニストの母。奇しくも「理」と「芸」が交差する出自。 それを冒…

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス@TOHOシネマズ日比谷 2023年3月4日(土)

封切り二日目。 席数257の【SCREEN9】の入りは九割ほど。 さすが、「本年度アカデミー賞最多ノミネート」との惹句は集客への寄与度は絶大だなと思う。 これはシンクロニシティとでも言えば良いのか。直近公開された数作で、個人の映画体験を紐解いた作品…

逆転のトライアングル@チネチッタ川崎 2023年2月25日(土)

封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは七割ほど。 『リューベン・オストルンド』監督の前々作、〔フレンチアルプスで起きたこと(2014年)〕は何とも皮肉な映画だった。 フレンチアルプスの高級リゾートでスキーを楽しむ若い夫婦と幼い子供達。 とこ…

ワース 命の値段@チネチッタ川崎 2023年2月25日(土)

封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは六割ほど。 我が国於いても、「命の値段」の算定は日々行われており、裁判であれば、損害賠償金として示されるし、保険でもそれは同様。 もっとも金額は法律で規定されているわけではなく、年齢や年収等を勘案…

ボーンズ アンド オール@109シネマズ川崎 2023年2月18日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 『ティモシー・シャラメ』目当ての女性客が多いかと思いきや、半数以上が男性との構成はやや意外。 今回の「同族」は一風変わった特徴を持つ。ただ大括りでは「カンニバリズム」に分類して良い…

対峙@TOHOシネマズシャンテ 2023年2月12日(日)

封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは七割ほど。当該館では珍しく客が入っておらず、やはり内容が地味目な為かとも思ったり。 〔おとなのけんか(2011年)〕では子供の喧嘩の後始末に加害者と被害者双方の両親が乗り出したために、却って収拾…

バビロン@チネチッタ川崎 2023年2月11日(土)

封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 『デイミアン・チャゼル』の新作は観終わって、ああ、これは主に二つのテキストに拠っているのだろうなとの感想。 舞台となるのは「トーキー」の嚆矢とされる〔ジャズ・シンガー(1927年)〕が公開…

ノースマン 導かれし復讐者@TOHOシネマズ シャンテ 2023年1月22日(日)

封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは九割ほど。 鑑賞前の興味・関心は大きく二つ。 一つは〔ウィッチ(2015年)〕〔ライトハウス(2019年)〕で、小さな共同体の「内部崩壊」を描いた『ロバート・エガース』がより大きな(とは言え、実際は…

母の聖戦@109シネマズ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 メキシコでは実際に、このような誘拐ビジネスが横行しているのだと聞く。その意味で本作は、一種の「実話」と言えるかもしれない。モデルとなった「母親」もいるようで、エンドロールの直前に、…

ヒトラーのための虐殺会議@チネチッタ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 ナチス政権下のドイツで1942年に開催された「バンゼー会議」の始終。 そこには政府の高官十五名が集まり、「ユダヤ人」の対応につき協議。 しかし、その場の面々『ラインハルト・ハイドリヒ』『…

SHE SAID シー・セッド その名を暴け@TOHOシネマズ日比谷 2023年1月15日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満員の盛況。 こんな社会派ドラマが混むことは意外も、もっと広い小屋を割り当てれば良かったのに、とこれは興行サイドに立った思い。 〔スキャンダル (2019年)〕では「FOXニュース」の経営トップ『ロジャー・…

ドリーム・ホース@チネチッタ川崎 2023年1月9日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬に…

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター@109シネマズ川崎 2022年12月29日(木)

封切り二週目。 席数458の【シアター7】の入りは八割ほど。 前作に引き続き「IMAXレーザー3D」での鑑賞。このシリーズについては、それだけの入場料を払う価値があるとの認識。 「3D」は「IMAX」で観るのがベストと勝手に思っている。幾つか他の劇…

あのこと@109シネマズ川崎 2022年12月4日(日)

封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 2022年度ノーベル文学賞を受賞したフランス人作家『アニー・エルノー』の小説〔事件〕を基にした、とエンドロールで触れられる。 劇中の主人公は1940年の生まれとの設定で、作家本人も同年…