RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#その他芸術、アート

没後20年 工業デザイナー 黒岩保美@鉄道歴史展示室 2018年8月18日(土)

大企業は専属のデザイナーを社内に抱えているケースがままあり、 本展の『黒岩保美』も旧「国鉄」時代にその任に当たっていた、 との理解で宜しいか。 その成果を実物や写真で並べるのは当然としても 其処に到る過程の展示が面白い。 特に新幹線のカラーリン…

LIXILギャラリー 2018年7月21日(土)

「クリエイションの未来展 第16回」は ”隈研吾監修 東京大学建築学専攻隈研吾研究室の活動”として~9月25日(火)まで、 「やきもの展」は 『島村光』の”十三支・おくれてきたねこⅣ”が~9月3(月)まで 開催されているけれど、 今日の目玉は何と言っても ”ふるさ…

モボ・モガが見たトーキョー@たばこと塩の博物館 2018年5月12日(土)

一般の入場料は100円だが、新聞に掲載されていた割引券を持参 50円での入場。 訪問時は丁度、講演会が別室で開催されており そのせいもあってか会場内に人は疎ら。 おかげでゆったりと鑑賞することができた。 そのタイトルからは、所謂「モボ・モガ」の 生態…

進化・深感・新幹線@鉄道歴史展示室 2018年4月28日(土)

日頃、漢字を適当に繋げて それっぽい単語を創出している人間が言うには口幅ったいけど、 「深感」なる単語、 語呂的には上手く伝わるものの初めて見たなと思っていたら 中国では良く使う言葉なのね。 それほど「新幹線」を表現するには ぴったりかもしれな…

クリエイションの未来展 第15回@LIXILギャラリー 2018年4月21日(土)

~6月17日(日)まで開催中の標題展、 正式なタイトルは”伊東豊雄展 「聖地・大三島を護る=創る」”。 アートとは若干の乖離がある気もするけれど。 瀬戸内海に、四国と本州を繋ぐ橋が架かって以降、 対象の地域の人達の暮らしぶりが変わるのは 新幹線が開通…

WOW Visual Design Studio@スパイラルガーデン 2018年4月8日(日)

「WOWが動かす世界」との副題が付いている。 【ガーデン】と【エスプラナード】での展示は無料、 【ホール】での展示は有料。 入場料は大人800円とそこそこの金額にもかかわらず 入場者が入り口から次々と吸い込まれて行く。 まぁ自分は(何時ものコトながら…

サロン展「斎藤茂吉-歌と書と絵の心」@松濤美術館 2018年2月24日(土)

標題館で年に何回かある無料の展示会は 趣向が凝らされているので毎回楽しみ。 で、今年のお題は『斎藤茂吉』。 しかも、前・後期の二回に分かれている。 前期:2月11日(日)~25日(日) 後期:3月3日(土)~18日(日) の各日程。 『斎藤茂吉』と言えば…

宮廷文化・今昔物語@東京国際フォーラム 2018年1月6日(土)

ちょっと通り抜けるだけのつもり足を踏み入れた 【ロビーギャラリー】。 予期せぬ催しに行き当たり なんてラッキー。 到る所で「明治改元150年」の花盛りだけど 本展もその一環なのかしら。 場内はテーマ毎に幾つかのスペースに分けられ、 「大正天皇即位式…

つつの靴下展@クリエイションギャラリーG8/ガーディアン・ガーデン 2017年12月9日(土)

恒例のチャリティー企画、 今年の素材は靴下で、 167名のクリエーターが参加。 で、その靴下も、ただの靴下ではなく、 「大阪の小さな工房で生まれた」との副題が付く名称は なんと「つつした」。 要は筒の様な形状、ってことかな。 足型に填められている…

澁澤龍彦のアヴァンギャルド@Bunkamura Gallery 2017年12月3日(日)

『澁澤龍彦』の著作は好きで何冊か持っている。 なので本展のサブタイトル「異端から生み出される聖なるもの」には かなりの違和感を感じる。自分の嗜好って異端なの? 頽廃と美は表裏だと思うし 聖にしたってそれは同様だろう、 もっとも、自ずと好き・嫌い…

最古の石器とハンドアックス-デザインの始まり@東京大学総合研究博物館 2017年11月24日(金)

移動の中途で時間がちょっとだけ空いたので 近くの施設に足を伸ばして見る。 場所は【東大本郷キャンパス】内の一角。 平日の昼下がりにもかかわらず、 館内はそこそこ人が入っている。 「東京大学創設140周年記念 国際共同特別展示」との副題も冠され ”人類…

「ケの美」展@ポーラ ミュージアム アネックス 2017年11月18日(土)

「オルビス30周年記念」との副題が冠されているので てっきり化粧品に関する何かを扱っているのかと思ったら 豈図らんやさにあらず。 十四名のクリエイターの普段使いの品物の中に 「用の美」を見出そうとの趣向。 ちょっと{民芸}運動に似てるかも。 展示…

OPEN SITE 2017-2018@ トーキョーアーツアンドスペース本郷 2017年11月5日(日)

本年10月1日をもって、 「トーキョーワンダーサイト」→「トーキョーアーツアンドスペース」に 名称を改めたらしい。 略して「TOKAS」って、なんかダサくね? で、恒例の”OPEN SITE”は ~11月26日(日)が「Part1」、 12月9日(土)~2018年1月28日(日)が「…

日産アートアワード2017@BankART Studio NYK 2017年11月4日(土)

会期は明日が最終日。 計五名の作品が展示。 『題府基之』の写真は以前にも観た記憶。 雑然とした情景は、現実と言うにはあまりにキッチュ過ぎる。 『石川竜一』の作品は沖縄のイマを改めて考えさせる。 暮らしの身近に、米軍の存在がどれほどの影を落として…

Link of Life 2017@資生堂ギャラリー 2017年11月3日(金)

当ギャラリーも大変な混雑。 副題には「まわれ右脳!」とあり、 会場へ通じる階段を降りた先の壁には 来場者がポストイットに書いた感想が 一面に貼られている。 中には「右脳が刺激されました」などの文言が・・・・。 期待は高まるが。 展示されているのは…

第4回 CAF賞 展@ヒルサイドフォーラム 2017年11月3日(金)

学生向けのアートアワードの表彰展。 今回が四回目らしいけど 賞の存在自体を初めて知る。 それしても、入り口で持ち物チェックがあったことには驚く。 アートイベントでは初めてじゃないか。 何の目的で?と、相当に訝るけど、もしや 『イヴァンカ』が来日…

海外派遣奨学生展@東京藝術大学美術館 陳列館1・2階 2017年10月29日(日)

台風に刺激された前線の影響で、 東京地方は朝から強い降りに。 そんな中でも『上野の森美術館』で開催中の”怖い絵”は 凄まじい人気。 何処かで紹介されたんだろうか? 入場まで80分待ちのプラカードを持った係員さんが 列の最後尾に立っている。 傘をさし…

オークション@Bunkamura Gallery 2017年10月21日(土)

恒例の企画は、 10月20(金)~29日(日)がオークション期間、 10月30日(月)~11月5日(日)までがアフターセール。 直近の出展品とは何時も似たり寄ったりだけど、 それでも数万円程度で購入できそうな 好みに合った小品を探す。でも なかなかないものだねぇ。 …

ミュージアム・オブ・トゥギャザー@スパイラルガーデン 2017年10月21日(土)

外は冷たい雨が降っていても 場内はかなりに人の入りに加え 熱気にも包まれている。 副題は 「日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 企画展」。 所謂{アール・ブリュット}と称されるものだけど、 その概念の捉え方は人夫々で、確かに 「障害者の芸術」と一括りに…

組版造形 白井敬尚@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2017年10月12日(木)

かなり異色の展覧会。 壁面の展示や装飾はほぼほぼ無く、 会場全体に設えられた平台の上に ひたすら書物だけが開かれ置かれている。 白い紙の上に 黒い活字が織りなす極めてシンプルな構成。 なので、『宇野亜喜良』や『山口藍』の画を その中に観ると、ちょ…

Asian Art Award 2017@TERRADA ART COMPLEX 2017年10月7日(土)

会場はてっきり、良く行く 「寺田倉庫」だと思っていたら、 なにやらイベントが開催中で 多くの人で賑わっている。 なんか違うよねぇ、と 遅まきながら気づきスマホで検索。 目当ての会場は【天王洲橋】を渡った先と判明 押取り刀で歩を進める。 こんな場所…

窓学展-窓から見える世界-@スパイラルガーデン 2017年10月7日(土)

「YKK AP株式会社」協賛だけあって 徹頭徹尾「窓」についての展示が溢れ返っている。 そして幾人かの作品は かなり面白い。 先ずは『ホンマタカシ』による 一つの部屋を丸ごとカメラ・オブスクラとして使用し 撮影した作品。 「ピンホールカメラ」と原理は同…

すがたかたち-「らしさ」とわたしの想像力-@スパイラルガーデン 2017年9月24日(日)

本日最終日。 シリーズタイトルとして「Ascending Art Annual」が冠されており 本展はその「Vol.1」。 Ascending=上昇、の意だけれど、 趣意書を読むと、会場である【アトリウム】の形状にかけている様子。 計五名の女性作家による展示は、そのうち何名かは…

かみ コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎@資生堂ギャラリー 2017年9月9日(土)

なんとも面妖なタイトルだが、 正式なお題は「紙(=神?)」。 「コズミックワンダー」と「工藝ぱんくす舎」は 夫々結社やユニットの名称なのね。 で、その紙だけど、様々なカタチに加工されている。 そのものズバリの巻紙であったり、 或いは服であったり…

The Fools ≒ Great Artists@スパイラルガーデン 2017年8月27日(日)

本日最終日。 「YUKI-SIS presents」との副題が冠されている。 「YUKI-SIS」は日本橋に在るギャラリー。 本展はそこに所属するアーチスト21名のグループ展。 とは言っても、記憶に有る名前や作品が そこそこ散見される。 『柳田有希子』や『黑坂麻衣』と言…

夢想と断想のイマージュ@Bunkamura Gallery 2017年8月27日(日)

「これは夢か現実か―。」との副題とも 文章とも付かぬ一行が付されている。 しかし並んでいる作品群は、それ程 大上段に振りかぶった特別さは無く、 自分の眼からして見れば、ごくごくありきたりな表現の数々。 計四名の出展者の中で、 最高に笑わせて貰った…

Summer Art Sale 2017@Bunkamura Gallery 2017年7月30日(日)

会期は~7月31日(月)まで。 恒例の「サマーアートセール」。 内容も何時も通りだし、 過去何度も展示されている作品も多いなか、 例えば{コロタイプ}ではあるものの 『ワイエス』の作品があったりするのも目に付く。

渋谷自在―無限、あるいは自己の領域@トーキョーワンダーサイト渋谷 2017年7月30日(日)

タイトルの意味するところは よくは判らないけど、 展示されている作品は三者三様、 随分と面白い。 『潘逸舟』の作品は〔海で考える人〕なる映像作品。 そのタイトル通り〔考える人〕のポーズをとった 実際のヒトが海中でぷかりぷかりと浮かんでいる。 当然…

ルンパルンパ@スパイラルガーデン 2017年7月30日(日)

正式なタイトルは「Kanazawa Newly arrived Art &Craft 2017」。 『ルンパルンパ/Rempah Rempah』は 金沢に在るギャラリーの名称。 本展は当該ギャラリーのキュレーション。 計十六名の作品が展示されている。 『菊谷達史』の作品を観るのは三度目か。 スナ…

TWS-Emerging 2017@トーキョーワンダーサイト本郷 2017年7月29日(土)

「第二期」の会期は~8月20日(日)まで。 出展は 273『山内祥太』 〔恐怖の回り道〕 274『伊藤夏実』 〔動くものと動かないものとの境界も、力の中心も、無数にあるのではないか。〕 275『鹿野洋平』 〔すべてはよその声〕 の三名。 男性によるそれは、何れも…