第4回 CAF賞 展＠ヒルサイドフォーラム 2017年11月3日（金）

学生向けのアートアワードの表彰展。

今回が四回目らしいけど
賞の存在自体を初めて知る。

それしても、入り口で持ち物チェックがあったことには驚く。
アートイベントでは初めてじゃないか。

何の目的で？と、相当に訝るけど、もしや
『イヴァンカ』が来日しているから？
まぁ、そんな訳はない。

よんどころない事情があるのだろう。

で、学生の作品は十六名程度が展示。

中には既知の名前や記憶にある表現がちらほら。

『菅雄嗣』によるほぼほぼ黒一色による描写は素晴らしいかも。

高速道路のジャンクション、複数の路線が中空で交わる
（例えば、「東京モノレール」と「ゆりかもめ」の浜松町付近、とか）情景。

『タルコフスキー』が〔惑星ソラリス〕で用いた未来都市は
首都高を使ったモノだったのを思い出す。

そして会場の最終パートには
『ウオホール』や『バスキア』の作品が唐突に現われる。
どうも個人のコレクションが展示されているよう。

後者の〔Untitled〕は123億の過去最高落札額で
期間限定の展示。

拝めたのは運が良かったんだろうけど、
それしても、このコーナーの人だかりが
一番凄かったのはどうにも皮肉。

先の警備はこの為だったのね、と
改めて理解すると共に
趣旨がズレている気がしないでもない。

会期は～11月5日（日）まで。