その二人はと言えば『安藤祐実』と『大見真里佳』で
自分の訪問当日は『大見真里佳』が滞廊。
で、彼女の大作の前で足を留め、暫し観入る。
ゴールデンカルーセルに乗る三人の若い女性。
二人は跨り、一人は腰掛ける。
が、どうしたことだろう、描かれているバランスが不可解で、
跨っている馬の胴体に隠れている右足の存在感が無い。
腰掛けている女性も、キュロットスカートの片側の裾から両足がひょこっと覗いている。
これは何かの寓意だろうか。
『大見真里佳』の画はやわらかいピンク系のトーンが多いのに
『安藤祐実』の作品は対比するようにダークな色調。
それが両の壁で向き合うことで
不思議と対比のリズムが生まれる面白さ。
会期は~5月12日(日)まで。