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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

モボ・モガが見たトーキョー@たばこと塩の博物館 2018年5月12日(土)

一般の入場料は100円だが、新聞に掲載されていた割引券を持参
50円での入場。

訪問時は丁度、講演会が別室で開催されており
そのせいもあってか会場内に人は疎ら。

おかげでゆったりと鑑賞することができた。


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そのタイトルからは、所謂「モボ・モガ」の
生態を明らかにする催しと(勝手に)思っていたんだが、実際は
彼等・彼女等が生きた時代の東京の風俗を幾つかの観点から明らかにする展示。

モボ・モガ」については、冒頭幾つかの写真と説明分とで
さっと触れられるに過ぎない。


それ以外の展示物は、基本的に
「企業博物館連携協議会(花王ミュージアムセイコーミュージアム東武博物館、郵政博物館、たばこと塩の博物館)」及び
「森永製菓」の各々から借用してきたもの。

なので、風俗と言ってもかなり限定された範囲であることは確か。


でもやはり面白いなあ、このような展示は。

戦前・戦中・戦後で国民の暮らしがどのように変わって行ったのかが
明瞭に判る。

文字の書き方一つをとっても、右からと左からが混在し
やがてカタカナやアルファベットが消えて行き、おかしな言いかえが頻出する。

そしてそれが一気に解放されていく流れ。


最初から意図していたのかは判らないけど、
八十年ほど前からの生活用品が、よくもまぁ残っていたものだと感心。

中には自分が幼い頃に目にした商品名等もあり、
ちょっとした懐かしささえ覚えてしまう。