RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

夢想と断想のイマージュ@Bunkamura Gallery 2017年8月27日(日)

「これは夢か現実か―。」との副題とも
文章とも付かぬ一行が付されている。

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しかし並んでいる作品群は、それ程
大上段に振りかぶった特別さは無く、
自分の眼からして見れば、ごくごくありきたりな表現の数々。


計四名の出展者の中で、
最高に笑わせて貰ったのは『トーナス・カボチャラダムス』。

「唐茄子」=「南瓜(かぼちゃ)」じゃん。
おまけに『ノストラダムス』と掛けてるし。

小林信彦』が『W.C.フラナガン』名で
ちはやふる奥の細道〕他一連の作品を上梓したのと同じギミックを使用し
更に「かぼちゃ」の素材使用は『草間彌生』へのあてつけか?
それが故の匿名化なのか。

ブリューゲル』等の名画の情景も借景しながら
奔放で緻密な作品に仕立て上げている。

歩を進めながら、笑いをかみ殺すのに
随分と難渋した。


即売を兼ねた展示会ではあるものの、
赤丸シールが付いている作品の数は過少。

何れもそこそこにリーズナブルな値付けとは思えるが。