窓学展-窓から見える世界-＠スパイラルガーデン 2017年10月7日（土）

「YKK AP株式会社」協賛だけあって
徹頭徹尾「窓」についての展示が溢れ返っている。

そして幾人かの作品は
かなり面白い。

先ずは『ホンマタカシ』による
一つの部屋を丸ごとカメラ・オブスクラとして使用し
撮影した作品。

「ピンホールカメラ」と原理は同じなので
反転して結んだ像をそのままをプリントし、
件の部屋をセットとして
建造した中にディスプレイする。

興味深い試み。

『鎌田友介』を観るのは久し振り。

相変わらず、二次元と三次元が判然としない造形ながら
妙にカッチリとスマートに作成され、
以前は感じた無縫さが、やや欠けてしまったかも。

豪快さの面では、『レアンドロ・エルリッヒ』が素晴らしい。

アトリウムの中央部に脚立が屹立し、
その最上部には唐突に窓が在る。

しかし、その窓は天井から吊られているわけではなく
脚立と一体化し、絶妙のバランスで宙に浮いている。

正面から見ても横から見ても
脚立以外の支持物は見当たらない。

一体、どんな仕掛けなんだろ？

会期は～10月9日(月)まで。