「ケの美」展＠ポーラ ミュージアム アネックス 2017年11月18日（土）

「オルビス30周年記念」との副題が冠されているので
てっきり化粧品に関する何かを扱っているのかと思ったら
豈図らんやさにあらず。

十四名のクリエイターの普段使いの品物の中に
「用の美」を見出そうとの趣向。
ちょっと｛民芸｝運動に似てるかも。

展示は実物と写真で構成され、
実物は基本一点のみも、日頃愛用している品を
人目に晒すのは結構勇気がいるんじゃないか。

時のヒト『隈研吾』の鞄などは
使い込まれてぼろぼろ。

二週間程度の旅行であれば
これ一つで済ませてしまう、等のキャプションも入る。

収入を勘案すれば、もっと良い品を調達できるだろうに
正直かなり意外な印象。

もっとも、此処に並んでいる殆どの人達が使っているは
華美にならず落ち着いた趣きの品々。

日用であることは、やはり使い勝手の中に
美しさが見えて来るんだね。

会期は本日が二日目で～12月24日(日）まで。

その為か、あまり良くない天候にもかかわらず、
会場内は多くの来場者で賑わっていた。