RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

渋谷自在―無限、あるいは自己の領域@トーキョーワンダーサイト渋谷 2017年7月30日(日)

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タイトルの意味するところは
よくは判らないけど、
展示されている作品は三者三様、
随分と面白い。


『潘逸舟』の作品は〔海で考える人〕なる映像作品。

そのタイトル通り〔考える人〕のポーズをとった
実際のヒトが海中でぷかりぷかりと浮かんでいる。

当然、その体勢では上向きにはなれないわけで・・・・。

5分程度の短尺作品は、できれば
ワンカットで撮って欲しかった。


『西原尚』の作品はスペースいっぱいに
掘立小屋のような大き目の建造物が幾つも並んでいる。

時としてそこからはかなり大きな音が幾つも聞こえて来る。

洗面器をハンマーで叩いた時のそれが代表例。

普段の生活で耳にする音に比較的近いけど、
この様に纏めて聞かされると
それなりに違和感があるものだ。


『大野茉莉』の作品はその真逆。

幾つも並んだビーカーの中には濃い塩水。
それをモーター仕掛けで動く針金が叩くことで
かそけき音を立てる。

「鹿威し」ではないけれど、
先の『西原』の作品とは通底するものを感じたりもする。


何れにしろ、本展を最後に当該施設は暫しの休業に入るらしく
その旨の告知もある。