RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

映画

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE@チネチッタ川崎 2023年7月22日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほどと盛況。 〔スパイ大作戦〕はリアルタイムで見ていた世代。とは言え「第一シーズン」はほぼ記憶に無く、覚えているのは「第二シーズン」以降のオハナシ。 なので冒頭の指令は必ず、「おはよう、フェル…

君たちはどう生きるか@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数407の【CINE11】は、ほぼ満員の盛況。中には小学校低学年の子供を連れた親もおり、彼等がどのように本作を観たのかは気になるところ。 2013年の「引退宣言」を撤回しての『宮﨑駿』の十年振りの新作は、前宣伝無し、チラシも無し…

CLOSE/クロース@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『是枝裕和』の〔怪物〕でも取り上げられた世界観。とは言え、両者に通底するものを以って「LGBTQ+」の物語りと単純にカテゴライズしたくはない。 十三歳の『レオ(エデン・ダンブリン)』と…

Short Shorts Film Festival & Asia 20233@表参道ヒルズ スペースオー 2023年6月24日(土)

行ったのは随分と前のことだが、まだサイトも生きているし、なによりもオンライン会場で作品は観られるので問題なかろう、と。 とは言え時間の都合が付かず、本年は一コマのみ。 それも「ノン・フィクション」とのことで、会場内の入りは半分にも満たない。 …

1秒先の彼@TOHOシネマズ日比谷 2023年7月9日(日)

封切り二日目。 席数89の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 2020年公開の台湾映画〔1秒先の彼女〕のリメイク。 同作は劇場では観ていないものの「WOWOW」では視聴しており、その奇想天外なプロットと仕掛けの巧妙さに驚嘆した記憶。 今回は何故か「…

Pearl パール@TOHOシネマズ川崎 2023年7月8日(土)

封切り二日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 あの〔X エックス(2022年)〕の前日譚。同作は劇場には行けてないものの「WOWOW」では視聴。 史上最高齢?の殺人鬼『パール(ミア・ゴス)』と、彼女に追い回される『マキシーン(ミア・ゴ…

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル@チネチッタ川崎 2023年7月1日(土)

封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは八割ほど。 第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や脚本の『ローレンス・カスダン』が、どれほどを構想していたのかは判らない。 しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カ…

君は放課後インソムニア@TOHOシネマズ日比谷 2023年6月25日(日)

封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは三割ほど。 原作は未読だったものの、直前になってふと思い立ちコミック既刊13巻のうち12巻までをアプリで一気読み。 高一から始まった物語は漸く高三に差し掛かった時点でこの後の展開が更に楽しみな状況…

水は海に向かって流れる@109シネマズ川崎 2023年6月10日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは五割ほど。 『田島列島』の原作は既読。ついでに言えば〔子供はわかってあげない〕も〔ごあいさつ〕も読んでおり。 映画版の〔子供はわかってあげない(2021年)〕は「WOWOW」で観ているが、元教祖の『…

渇水@TOHOシネマズ日比谷 2023年6月4日(日)

封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 その年の関東地方はまさに異常気象。降雨の無い日が延々と続くことによる水不足で給水制限が発令される自治体が続出。 なかでも群馬県前橋市はただでさえ最高気温が高い地域。市営プールは閉鎖とな…

怪物@チネチッタ川崎 2023年6月3日(土)

封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは七割ほど。 『黒澤明』の〔羅生門(1950年)〕でお馴染み、主要な三者の視点で一つの出来事を描く。 小学生の息子を持つシングルマザーの『麦野早織(安藤サクラ)』。 担任教師の『保利(永山瑛太)』。 そし…

ウーマン・トーキング 私たちの選択@チネチッタ川崎 2023年6月3日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは六割ほど。 いったい何時の頃の話だよと、疑念が心にわだかまりながら観続ける。 女性は皆々地味な服装で装飾品も寡少。男性も大人も子供もオーバーオール デニムがまるで制服のよう。 移動は自動車ではなく馬…

aftersun/アフターサン@109シネマズ川崎 2023年5月27日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは八割ほど。 両親が離婚し、母親とエジンバラに住む『ソフィー(フランキー・コリオ)』。 十一歳になった夏休み離れて暮らす父『(ポール・メスカル)』とトルコに在るリゾートで数日のバカンスを過ごす。 日…

宇宙人のあいつ@TOHOシネマズ川崎 2023年5月20日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは八割ほど。 十年前に両親を亡くし、それからは互いに支え合って生きて来た四人の兄妹。 そのうちの一人が宇宙人だったら、との徹頭徹尾{フアンタジー}の中に、地球的家族の絆を盛り込んだ{コメディ}。 や…

最後まで行く@チネチッタ川崎 2023年5月20日(土)

封切り二日目。 席数290の【CINE4】の入りは二割ほど。 韓国映画〔A Hard Day(2014年)〕のリメイクと聞く。 臨終間際の母親が入院する病院に急ぐ刑事の『工藤(岡田准一)』。 飲酒運転に加え豪雨の中、他のことに気を取られたスキに人を撥ねてしまう。…

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像@TOHOシネマズシャンテ 2023年5月14日(日)

封切り三日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは四割ほど。 大人になってしまえば、幼い頃の記憶や、とりわけ感情は徐々に薄れていく。 なので、その状態で子供に接すれば、気持ちの行き違いが生じるのは致し方ないこと。 「しつけ」をするのは、なにも厳し…

TAR/ター@チネチッタ川崎 2023年5月13日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『リディア・ター(ケイト・ブランシェット)』は時代が産んだマエストロ。 「ベルリン・フィル」初の女性首席指揮者であり作曲もこなし、アマゾン原住民の音楽にも造詣が深い。 冒頭、対談形式のセ…

銀河鉄道の父@チネチッタ川崎 2023年5月5日(金)

本日初日。 席数154の【CINE9】は九割方の入りで盛況。 高齢者の姿が多いのも意外だし、子連れの母親も居たりで、随分と広範な客層。 本作の主人公はそのタイトル通り『宮沢賢治』の父親の『宮澤政次郎(役所広司:演)』。 『賢治』原作の映画化やアニメ…

せかいのおきく@109シネマズ川崎 2023年4月29日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター9】の入りは八割ほど。 幕末の安政の七年間は日本にとっての激動の時代。 『ペリー』は浦賀に二度目の来航をし、その後幕府は日米和親条約を締結。 大地震は頻発し著名人も多く亡くなり、またコレラも流行。 安政の大獄…

ヴィレッジ@109シネマズ川崎 2023年4月22日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは六割ほど。 本来は、そこに属する人々の全てが幸福になるべきシステムが、時として牙をむくことがある。 なまじ狭い世間なばかりに一旦コトが起きてしまうと反目が表面化する共同体のありよう。 直近、わが…

サイド バイ サイド 隣にいる人@TOHOシネマズ日比谷 2023年4月16日(日)

封切り三日目。 席数98の【SCREEN10】の入りは六割ほど。 監督の『伊藤ちひろ』は過去多くの映画の脚本に、とりわけ『行定勲』作品に携わっているとの認識。 なので企画・プロデュースとして『行定』の名前がクレジットされているのだと理解。 その期待で…

聖地には蜘蛛が巣を張る@チネチッタ川崎 2023年4月15日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは五割ほど。 昨年の九月にテヘランで起きた事件。 二十二歳のマフサ・アミニさんが、ヒジャブを適切に着用していないとして道徳警察に拘束されその後亡くなった。 警察側は彼女が心臓発作を起こしたと主張も、家…

ザ・ホエール@TOHOシネマズシャンテ  2023年4月8日(土)

封切り二日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 長い間離れて暮らしていた娘との絆を取り戻す。 本来なら{ロードムービー}で描くべき主題も本作の主人公『チャーリー(ブレンダン・フレイザー)』はそうはできぬ事情がある。 死期が間近はあり…

AIR/エア@TOHOシネマズ日比谷 2023年4月8日(土)

封切り二日目。 席数456の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 アメリカでのスポーツビジネスの規模の大きさを改めて思い知らされる。 有望な選手には若い頃からエージェントが付き、スポーツチームやギアを提供する企業との交渉代理を行いその上前を撥ねる。 …

生きる LIVING@チネチッタ川崎 2023年4月1日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 〔生きる〕は1952年公開のモノクロ・スタンダード143分の尺。 この『黒澤明』の名作を映画館で観た人は今時点で日本にどれくらい居るのだろう。 かく言う自分も名画座の特集の時に一度きり観てい…

ロストケア@109シネマズ川崎 2023年3月25日(土)

封切り二日目。 席数127の【シアター2】の入りは七割ほど。 巷間語られている、自助・共助・公助の順序がさも当然のように。 しかし、元々我慢強いのに、お上に頼ることを善しとしない国民性から、介護する側、される側が共倒れになるケースも多いと聞く…

コンペティション@チネチッタ川崎 2023年3月18日(土)

封切り二日目。 席数107の【CINE1】の入りは三割ほど。 元々は、ある大富豪のジャストアイディアから転がり出た話。 製薬企業で財を成し、一万人の従業員を養う彼は八十歳の誕生日にふと思い付く。自分の名前を後世に残し、且つ多くの人から感謝されるコ…

シン・仮面ライダー@チネチッタ川崎 2023年3月18日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほど。 〔仮面ライダー〕は小学生の頃リアルタイムで見ていた世代。 とは言え、そこは田舎のこと首都圏のように土曜の19:30~ではなく日曜の朝10:00~の、しかもかなり日にちが遅れてからの放送…

Winny@TOHOシネマズ川崎 2023年3月11日(土)

封切り二日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは九割ほどと盛況。 今となっては死人に口なし、『金子勇』が「Winny」を開発した時にどのような思いであったのかはしかとは判らない。 が、今回の映画版では少なくとも悪意は無かったとの前提に立ってい…

フェイブルマンズ@チネチッタ川崎 2023年3月5日(日)

封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 そうかこうして、『スティーヴン・スピルバーグ』という映画監督は形作られて来たのだな、との思いを深くする。 電気技術者の父とピアニストの母。奇しくも「理」と「芸」が交差する出自。 それを冒…