RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#洋画

グリーン・ナイト@TOHOシネマズシャンテ 2022年11月26日(土)

封切り二日目。 席数224の【シャンテ-1】は満席の盛況。 「アーサー王伝説」は西洋の人々には膾炙しているフォークロアも本邦ではやはり仔細に知る人は過少では。 かくいう自分も「魔術師マーリン」や「騎士ランスロット」または「聖杯」等の概略は認知…

ザ・メニュー@チネチッタ川崎 2022年11月19日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE7】の入りは三割ほど。 嘗てスペインに在った『エル・ブジ』は席数五十ほど、営業は4~10月の半年のみの三ツ星レストラン。 シーズンごとにメニューが変わるため、同じ料理は二度と出されず、客は最初に厨房に案内され、見…

秘密の森の、その向こう@109シネマズ川崎 2022年9月23日(金)

本日初日。 席数118の【シアター5】の入りは三割ほど。 〔燃ゆる女の肖像(2019年)〕の監督/脚本の『セリーヌ・シアマ』の最新作との触れ込み。現時点での評価は「IMDb」で7.4、「Metascore」でも93と、極めて好評。 とは言え、73分の極短尺。登…

LAMB/ラム@チネチッタ川崎 2022年9月23日(金)

本日初日。 席数191の【CINE10】の入りは七割ほど。 今日が23日、且つ、他の劇場での上映があまりないことからの入りか。ちょっと吃驚してしまう。 日本でも昔から「件」の存在が巷で噂に上る。 人面牛体の妖怪で、生まれると直ぐに死んでしまうのだが、…

ブレット・トレイン@TOHOシネマズ日比谷 2022年9月4日(日)

封切り三日目。 席数456の【SCREEN1】の入りは八割ほどと盛況。 ほんの少し前までは「世界一運の悪い男」の称号は『ジョン・マクレーン』の独壇場だった。 何故か行く先々で事件に巻き込まれ、「なんで俺がこんな目に・・・・」とぼやき身体もボロボロに…

地下室のヘンな穴@チネチッタ川崎 2022年9月3日(土)

封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 最早中年の一組の夫婦が郊外の一軒家を購入する。それは初めて持つ、自分達の城。 月々のローンや二人住まいには広すぎる難点はあるものの、その家が持つ一風変わった特色を気に入ってのコト。 それ…

NOPE/ノープ@109シネマズ川崎 2022年8月27日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 『ジョーダン・ピール』の新作は、どうレビューを書いてもほぼほぼネタバレになってしまうので、ココは開き直り、一種の{バスターズ}モノとのっけから言いきってしまう。 とは言えその対象が…

1640日の家族@チネチッタ川崎 2022年7月31日(日)

封切り三日目。 席数191の【CINE10】の入りは二割ほど。 物語の舞台はフランスであり、「里親」の制度や考え方は違っていても『是枝裕和』だったらどのように撮ったかを考えずにはいられない。 彼の好きそうな、家族のしかも血の繋がらない関係性をどのよ…

エルヴィス@チネチッタ川崎 2022年7月3日(日)

封切り三日目。 席数284の【CINE5】の入りは三割ほど。 世界を瞬く間に駆け巡ったそのニュース、『エルヴィス・プレスリー』がメンフィスの自宅で死亡した42歳だったに接した時に、取り立てての感慨を持たなかったことを記憶している。 時に1977年…

わたしは最悪。@TOHOシネマズ川崎 2022年7月2日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは六割ほど。 成績優秀だから医学部を目指すとは日本でも良く聞くハナシ。 そこには「医は仁術」との視点は欠けている様にも思われるが本作の主人公『ユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)』もそれを地で行くよ…

リコリス・ピザ@TOHOシネマズ川崎 2022年7月2日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは七割ほど。 監督の『ポール・トーマス・アンダーソン』は1970年ロサンゼルスの生まれと聞いている。 正しく、本作の舞台と時代も共通(場所は言わずもがな。年代も劇中で〔007 Live And Let Die(1973年)…

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022@スペース オー 2022年6月11日(土)

コロナの影響もこれありで、リアル会場への訪問は二年ぶりくらいの記憶。 それも諸般の事情もあり、今回観られるプログラムは一つきり。 折角無料なのに、勿体無い限りだ。 会場の入りは半分ほど。 「A&J 4」の上映は4本。 〔ぼくはぜろにみたない〕上映時…

ニューオーダー@チネチッタ川崎 2022年6月5日(日)

封切り三日目。 席数129の【CINE2】の入りは八割ほど。 メキシコ国旗の三色の意味は夫々、緑=民族の運命における国民の希望白=カトリックや宗教的な純粋さ赤=国に殉じた愛国者の血を表していると言う。 ところが本作での、特に緑は凶兆以外の何物でも…

オフィサー・アンド・スパイ@TOHOシネマズシャンテ 2022年6月4日(土)

封切り二日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは八割ほどと盛況。 『エミール・ゾラ』の評伝を読めば必ず触れられる「ドレフュス事件」。 十九世紀末のフランスでの免罪事件に対し、彼が新聞紙上に「J'accuse」と発表した公開状。 いみじくも劇中では…

トップガン マーヴェリック@チネチッタ川崎 2022年5月29日(日)

封切り三日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほど。 パイロットが窮地に陥った時に、天啓のように降って来る言葉がある。 何れも主人公を危機から救うファクターとして機能する、ある時は「フォースを使え」、またある時は「ロシア語で考えろ」。 それ…

パリ13区@109シネマズ川崎 2022年4月23日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター9】の入りは四割ほど。 行ったことはないけれど、物語の舞台となる「パリ13区」は人種の坩堝のよう。 主要な登場人物の肌の色は、白色・黄色・黒色と(勿論、映像自体はモノクロームなので、しかとは確認できぬが)多彩…

カモン カモン@TOHOシネマズ日本橋 2022年4月22日(金)

本日初日。 席数213の【SCREEN6】の入りは二割ほど。 タイトルの「カモン カモン」は劇中の科白から。 字幕では「前へ、前へ。」と訳されており、その言葉通り、多くの年少者達の未来の可能性を感じさせる内容。 『ジョニー(ホアキン・フェニックス)』…

ハッチング-孵化-@チネチッタ川崎 2022年4月16日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE7】の入りは四割ほど。 「イイネ」をより多く獲得するため、自身の生活を公にさらけ出す人が引きも切らない。 勿論、収入目当ての側面もあろうが、本作の主人公の母親の場合は自己顕示欲の一点。 大怪我の為にフィギュアス…

TITANE/チタン@109シネマズ川崎 2022年4月2日(土)

封切り二日目。 席数89の【シアター8】の入りは六割ほど。 少女は交通事故で頭部に損傷を負い、手術で右側の頭蓋骨にチタンプレートを嵌められ、その傷痕は長じてからも歪な外見。 それからだろうか、彼女が車に対し異常な興味を示すようになったのは。 い…

ニトラム/NITRAM@チネチッタ川崎 2022年3月27日(日)

封切り三日目。 席数129の【CINE2】の入りは四割ほど。 タイトルの〔NITRAM〕は本作の主人公『MARTIN』の名前を逆さ読みにし幼い頃からちょっと違っている彼の蔑称として同級生等が用いたもの。 当然の様に本人はその呼称を嫌っている。 また…

ナイトメア・アリー@109シネマズ川崎 2022年3月26日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは四割ほど。 中世の画家たちは、絵画の中に多くの寓意を盛り込んだ。 神への畏怖や禁忌であったり、教訓であったりとその内容は様々だが本作の中にも、それを同じものが幾つか透けて見えてしまう。 放漫への…

ベルファスト@TOHOシネマズ川崎 2022年3月26日(土)

封切り二日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは六割ほど。 冒頭、イマイマのベルファストの空撮が流される。 揃った街並み、大きなドライ・ドッグとその近くには船の形を模した緑地帯。 「一年戦争」の際には「ホワイトベース」も羽を休めた美しい港湾都市…

THE BATMAN-ザ・バットマン-@109シネマズ川崎 2022年3月12日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは八割ほど。 「目には目を歯には歯を」は「ハンムラビ法典」での報復律だが同様の文言は「旧約聖書」にも見え、これに対して『イエス』は「新約聖書」の中で戒めるわけだが凡庸な我々は、当然の様にそうした…

ナイル殺人事件@109シネマズ川崎 2022年2月27日(日)

封切り三日目。 席数349の【シアター6】の入りは三割ほど。 『アガサ・クリスティ』の{ミステリー}ものは何冊か読んでいるけれど〔ナイルに死す〕は未読。 加えて1978年公開の〔ナイル殺人事件〕も未見でこれは、日本公開にあたりエンディングの楽…

オペレーション・ミンスミート-ナチを欺いた死体-@TOHOシネマズ日比谷 2022年2月26日(土)

封切り九日目。 席数98の【SCREEN6】は満員の盛況。 『イアン・フレミング』が第二次大戦中実際に英国の諜報部員だったのは有名なハナシ。 その時の体験を基に〔007シリーズ〕を書いた経緯も、嘘か真か本作では、標題の作戦に関わったうちの一人として…

ドリームプラン@TOHOシネマズ日比谷 2022年2月23日(水)

本日初日。 席数489の【SCREEN12】の入りは七割ほど。 原題は〔King Richard〕。 本編を観終われば、その皮肉な響きは理解されようも、おそらくは『シェイクスピア』の戯曲〔King Richard III〕をもじったものと思われ。 先の王は「脊椎側彎症」との容姿…

アンチャーテッド@109シネマズ川崎 2022年2月19日(土)

封切り二日目。 席数246の【シアター1】の入りは五割ほど。 〔レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年)〕は画期的な一本だった。 アメリカで昔からある映画やコミックの、冒険譚の集大成。それに現代的な特撮の味付けをし、はらはらどきどきが止まらな…

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート@109シネマズ川崎 2022年2月13日(日)

一日一回のみ上映で、しかも僅か五日間の会期。加えて「IMAX」限定とのことで、期間的にも金額的にもハードルが高い。 どれほどの好事家が来るのかと訝っていたら、席数458の【シアター7】はほぼほぼ満員。 客層も、自分の年齢以上のお爺さん・お婆さ…

ウエスト・サイド・ストーリー@109シネマズ川崎 2022年2月12日(土)

封切り二日目。 席数349の【シアター6】の入りは六割ほど。 名作と誉の高い『ロバート・ワイズ』の〔ウエスト・サイド物語(1960年)〕も個人的にはあまり好きな作品には非ず。 当然、メルクマーク的一本と理解はしているが、それが{ミュージカル}の文脈…

コーダ あいのうた@TOHOシネマズ日本橋 2022年1月23日(日)

封切り三日目。 席数143の【SCREEN9】の入りは八割ほど。 原典は2014年のフランス映画〔エール!〕。 当該作品は公開時に劇場で観ており、その時の記憶も重ねて鑑賞する。 幾つかの設定変更、物語の舞台を農家から漁師へ、男兄弟の存在を弟から兄へ、主人…