RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022@スペース オー 2022年6月11日(土)

コロナの影響もこれありで、
リアル会場への訪問は二年ぶりくらいの記憶。

それも諸般の事情もあり、
今回観られるプログラムは一つきり。

折角無料なのに、勿体無い限りだ。

 

会場の入りは半分ほど。

 

「A&J 4」の上映は4本。

 

〔ぼくはぜろにみたない〕
上映時間13分の日本の作品。

コロナ禍を題に採った、一種現代ものだが、
驚くべきはその構成。
物語が「起承」で終わり「転結」ナシ。
残りは鑑賞者の想像に委ねられている。

なんて豪快なんだ!


〔ラストコール〕は一番共感した作品。
上映時間は13分、制作国はシンガポール

空港の女性グランドスタッフと
娘の結婚式に急ぐモンスター乗客の
二つのエピソードが交差する。

背景は深く語られることはないけれど、
余韻の残るラストシーンは心に沁みる。


〔ダークイエロー〕は22分の韓国作品。

おそらくLGBTQ+やジェンダーに関する提起と思われるが、
世界観はファンタジーよりも不条理劇のよう。

やや、取っ付き難さが印象としてある。


〔少年、なにかが発芽する〕は「特別上映」とのテロップが。
大本の脚本がAIにより生成されたとの一文も出される。

上映時間26分の日本制作。

トマト嫌いの少年を何とか食べられるようにと奮闘する母親。
その甲斐あって・・・・、との流れだが。
ここで大いなる疑問が。

多少ネタバレだが、食べてないのに、
なんで背中にトマトの双葉が発芽するのよ?って。

〔ブラック・ジャック〕の〔木の芽〕ですかい?

それとも「西瓜の種を食べると臍から芽が出る」って
民間の俗説?

だから、食べてないんだってば!


オンライン配信もあるので、
時間に余裕のある時に、他の作品も観てみようかとも思う。