2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
封切り三日目。 席数118の【シアター3】の入りは四割ほど。 〔女王陛下のお気に入り(2018年)〕〔哀れなるものたち(2023年)〕に続き『ヨルゴス・ランティモス』が三度『エマ・ストーン』を起用した一作。 語り口自体は平易なものの、前二作に比べると…
封切り二日目。 席数98の【SCREEN2】は満員の盛況。 『黒沢清』のフィルモグラフィーを確認すれば、ドラマ性の強い作品が続いたのちに、暴力に彩られた一本が突如として撮られていることに気づく。 まるで普段は理性で抑え込んでいる残虐性が突然発露する…
本日初日。 席数199の【SCREEN8】の入りは二割ほど。 話中で言及される『ジェイン・オースティン』の小説〔高慢と偏見(1813年)〕。 「Wiki」先生では「イギリスの片田舎を舞台に、女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説…
この写真家の〔樺太/サハリン〕を観るのは、たぶん四度目ではないか。 「第31回林忠彦賞」「第47回木村伊兵衛賞」受賞。 一つの展覧会で全ての作品が並ぶわけではないので、足を運ぶ度に、おや、これは初めて見るかも、と感じたり(勿論、記憶違いもあるハ…
出展作家十名、招待作家二名、特別出展一名による展覧会。 出展作家については、九社の協賛企業による賞も付されている。 選抜されただけあり、さすがにどれも粒揃い。 『勝間田万綾』のビニールシートに体を包む女性を描いた二作品。 〔ブレードランナー(1…
”藝大の星”とのサブタイトルが付いている。 過去の受賞者を招待して新作を展示~販売する企画展。 会期は前後期に別れ、前期:8月17日(土)~9月15日(日)後期:9月21日(土)~10月20日(日) 十二名の作品が並んでおり添えられたプライスを確認しながら…
自分の訪問当日は各種スケジュールが目白押し。 13:00~14:30 ギャラリートーク15:00~16:00 研究成果報告16:15~17:30 公開座談会 更には丁度「ギャラリートーク」の始まったタイミング。 【一階】はパイプ椅子がずらりと並べられ、15時以降の準備万端。 …
封切り三日目。 席数117の【シアター1】の入りは二割ほど。 『呉美保』監督のフルモグラフィーを確認すれば、とりわけ直近の二作は、「家族」と日本に根深く蔓延る社会の問題を取り上げ、しかも終幕で僅かな光明は射すものの、根本的な解決は提示されない…
封切り二日目。 席数103の【SCREEN6】の入りは七割ほど。 冒頭の章。とあるマンションで一人の若い女性が姿を消す。 ただこれが、実際の出来事なのか、象徴的なイメージなのか、この時点では分からない。 次の章。狂言回しの『丸子夢久郎(高橋文哉)』が…
タイトルが日本語表記では”昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン”英文では”Divine Duality: Sushi, Null, and the Eel Dragon in Edo's Cyclical Time and Space”。 なんのこっちゃら?と思いながら、それでも『落合陽一』だしなと思い足を向ける。 で、現地に着…
写真家『十文字美信』が@「大乗寺」で撮り下ろした写真の数々。 副題では「大乗寺十三室」となっている。 同所は『円山応挙』と、その一門が描いた襖絵で有名。それ以外にも『長沢芦雪』の〔猿〕なども。 圧巻なのは、〔松に孔雀図〕を原寸以上に引き伸ばし…
タイトルは”さなぎの中はだれも知らない”。 被写体は全てが十代と思われる女性、しかも制服を着ているので中~高生と思われ。 さなぎの時代=思春期、制服は外皮の意だろうか 様々なシチュエーションで、ある者は正面からある者は後ろ姿で。 ある時は独りで…
封切り四日目。 席数118の【シアター3】の入りは七割ほど。 北海道の少年スポーツの事情はこうなっていたのか。 たぶん物語りの舞台は小樽だろう。夏場は野球。冬になれば積もった雪でグラウンドが使えないので同じメンツでアイスホッケー。 でも、これじ…
封切りは8月17日も、ここに来て上映館が拡大の様子。 〔カメラをとめるな!(2017年)〕のように極少の予算で数十億の興収の可能性も有りや無しや。 「チネチッタ」は先月末からの上映館で且つ尺が136分の「デラックス版」とのこと。やはり観るなら、ここ…
参加アーチストは『青山夢、影山紗和子、九鬼知也、たかくらかずき、谷村メイチンロマーナ、平山匠』の六名も『たかくらかずき』が主となった企画展のよう。 館内には階段、スロープ、ロフトのスペースが設えられ、空間を上下し、または狭いスペースに入って…
”レジデンス2024 成果発表展”の二期目。 出展者は『大野由美子、谷崎桃子、辻󠄀梨絵子、仲本拡史、西毅徳』の五名。 中では『仲本拡史』の台湾に生息するカタツムリの足跡を追うフィルムを面白く観る。 戦前に食用として沖縄に持ち込まれ、その貝の大きさが、…
封切り三日目。 席数159の【SCREEN3】の入りは六割ほど。 かなりびっくり!まさかこんなところで脱ぐなんて。 『河合優実』も現時点で二十三歳か。 既に二十本以上の映画作品に出演し、主演は〔少女は卒業しない(2023年)〕〔あんのこと(2024年)〕の二…
封切り三日目。 席数114の【SCREEN6】の入りは七割ほど。 原作は全12巻が既刊。うち、自分は3巻までを読了。 既にして120分尺に収まるボリュームではなく、また原作ありモノの悪しき轍を踏むかと思っていたら、意外なほど映像化の出来は良い。 原作…
封切り二日目。 席数488の【CINE12】の入りは七割ほど。 〔エイリアン〕と〔エイリアン2〕の間の時代の出来事とされている。物語りの上では、この間に六十年に近い年月が経っている。 シリーズに共通のお約束事は全て踏襲しているので、劇中で説明をされ…
全館挙げての展覧会。 なんとも面妖なタイトルと思ったら、「80年代うまれの作家の展覧会」とサブタイトルが付いている。 年齢に換算すれば35~44になるのか。なるほど、フツ~のサラリーマンなら働き盛り。 久々に標題館に足を延ばしたのは、出展者の中…
標題館で初の{日本画}展。 タイトルは”都市の森”。 並んでいるのはさほど大きくはない彩色が七点に素描が二点。 描かれているのは何れも都市に点在するであろう緑の在る一角。 自分の行動範囲や身近にも似た景色は在り、日常の中のありふれた情景ではある。 …
封切り三日目。 席数118の【シアター3】の入りは七割ほど。 その一家は、一見平和そうに見えた。 妻『初瀬桃子(江口のりこ)』は結婚を機に退職し専業主婦に。綺麗好きで、家の中はいつも整っている。以前勤めていた企業の協力で、手作り石鹸の教室の講…
「byou-byou-ten」とローマ字が振られているので、これで「びょうびょう」と読むのだろう。 HPを確認すれば、「広く果てしないさま」と書かれており、履歴が正しければ、本年が二十四回目の開催ということになる。 出展作家は十二名。 例によってエレベー…