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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

夢みる!歌麿、謎めく?写楽—江戸のセンセーション@慶應義塾ミュージアム・コモンズ 2025年6月21日(土)

常なら土曜休館も、
今日は特別開館日。
これ幸いと駆けつける。

 

会期は二つに分かれ、
[前期]6月3日(火)~7月2日(水)
[後期]7月7日(月)~8月6日(水)

NHKの大河ドラマ〔べらぼう〕と連動する
イムリーな企画。

それもあってか館内はかなりの混雑。
加えて、写メを撮りにだけ来ている人も多数。、
オマケに約束事を守らず、係員に注意を受ける人も同様に。


無料の割には並んでいる作品は大量。

中には先のドラマに頻出する「細見」の実物も置かれていたり。


とは言え、最も注視したいのは{浮世絵}、
中でも『歌麿』の作品群。

示されているキャプションを見れば、
作風の変遷については理解が深まる。

が、町娘を描いた数作を、
これほど横に並べて観られる機会はそうはない。

単体では、過去の記憶と引き比べるので
さほどの違いには見えないが、
このように並べられると個々の差は歴然。

おきゃんな様子、気の強そうな面立ち、
優し気な顔と、夫々の個性がきっちり際立つ。

{大首絵}の面目躍如だろう。


写楽』の{大首絵}は二点と少ないが、
それでもクローズアップされた顔を見れば、
役者のその時の心持ちの深淵まで覗き込める気がする。

 

これは「後期」もぜひ行かねば。

ただなぁ、土曜の「特別開館日」が少ないのは難点。