RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2019-01-01から1年間の記事一覧

more than Reason@LIXILギャラリー 2019年9月7日(土)

”クリエイションの未来展 第19回”は異色のコラボレーション。「隈研吾+山口一郎(NF/サカナクション)+森永邦彦(ANREALAGE) 」の前二人は知名も『森永邦彦』って誰? google先生に聞いてみると『ANREALAGE』なるファッションブランドの主宰者で写真を確認すれ…

いなくなれ、群青@TOHOシネマズ錦糸町 2019年9月7日(土)

封切り二日目。 席数114の【SCREEN6】は五割ほど。 公開間もないのにこの状況は少々寂しいかも。 「階段島」は「捨てられた」人たちの島で、住人達はなぜ自分がこの島に居るのかの記憶が無い。島を出る手段は唯一、自身の「忘れもの」を思い出すことだが…

一研展@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年8月31日(土)

正式なタイトルは「東京藝術大学 日本画第一研究室 発表展」。 恒例の会ではあるけれど、今回はそれを略して「一研」と表記。 計十六名の学生・教師の作品に加え招待作家として『O JUN』の画も何点か。 個人的に興を魅かれたのは先ず 『菊池玲生』の〔居ぬ寝…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド@109シネマズ川崎 2019年9月1日(日)

封切り三日目。 席数127の【シアター2】は満員の盛況。 『タランティーノ』は何をしたいんだろうと三時間の長尺の中に身を置きながら漫然と思いを巡らす。 予告編で『シャロン・テート』が出て来た時から『チャールズ・マンソン』等による惨殺事件が盛り…

ウムQ@上野の森美術館(ギャラリー) 2019年8月31日(土)

上野のお山を移動中に、ふと目に入った展示の案内。 【ギャラリー】でのそれはがっかりすることが多いけど、 時間が中途半端に空いているので、足を踏み入れる。 正式なタイトルは ”九産大芸術学部作品展”。 「九産」=「九州産業大学」なのね。 首都圏にい…

引っ越し大名!@TOHOシネマズ錦糸町 2019年8月31日(土)

封切り二日目。 席数212の【SCREEN11】は満員の盛況。 客層は老夫婦から小学生連れの夫婦迄 ホントに広範囲。 江戸時代の埋もれた史実に光を当て 引っ張り上げる。 『磯田道史』による〔武士の家計簿〕および 〔殿、利息でござる!〕を右代表と考える。 一…

小林清乃展@資生堂ギャラリー 2019年8月25日(日)

”art egg”の第二弾は本日が最終日。 薄暗い館内の広い部屋と狭い部屋の各々は 床が嵩上げされ、一段高くなった場所の中央には椅子やベンチ。 それを取り囲むように小型のスピーカーが複数設置され、 女性の声が聞こえてくる。 壁に並んでいる写真には封筒の…

百花繚乱~時代を生きた絵画たち~@Bunkamura Gallery 2019年8月25日(日)

本日最終日。 にもかかわらず館内に人影は疎ら。 並んでいるのは、何れもが明治~大正~昭和期の、所謂 大家の、美術館に置かれているレベルの作品。 唯一違っているのは、そこにプライス表示があることで その額、数十万~数千万。 しかし幾つかには赤丸シ…

#DOCUMENT@佐藤美術館 2019年8月24日(土)

「2019年 多摩美術大学大学院日本画研究領域二年次生展」が正式タイトル。 計十四名の作品が並ぶ。 個人的な指向からは 『宮本京香』『森田緩乃』『鈴木琢未』といった 何れも人物を描いた作品に目が行ってしまう。 特に前二人についてはモチーフも好きな方…

イソップの思うツボ@TOHOシネマズ新宿 2019年8月24日(土)

封切り九日目も、はや終映は間近のよう。 実際、本館での上映も昼下がりの一回だけ。 でも、席数73の標題館でもっとも小さな【SCREEN12】は 満席の盛況。 レビューサイトでの評価は賛否両論。 どちらかと言えば悪い方に振れているかな。 でもこればかりは…

ロケットマン@チネチッタ川崎 2019年8月23日(金)

本日初日。 席数407の【CINE11】の入りは七割ほど。 実は『フレディ』と『エルトン・ジョン』は同年代。 でも『クイーン』がようやくブレイクした1974年には 『エルトン』はもはや第一線、 個人的な感覚では彼の方が年長な過去の印象だったが。 『デ…

火口のふたり@チネチッタ川崎 2019年8月23日(金)

本日初日。 席数138の【CINE3】の入りは七割ほど。 多くの女優さんにオファーしたものの そのカラミのシーンの過激さに軒並み拒否され ようやく『瀧内公美』にOKを貰った、と。 なので「R18+」のレイティングがきっちり付き、 その場面見たさの目をぎ…

妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ@川崎市市民ミュージアム 2019年8月17日(土)

折角来たのだからから、と 【企画展示室2】で開催中の標題展を 一般の入場料200円を払い拝見する。 館内はそこそこの広さに展示量も、 夏休みの時間を持て余した親子連れが多数。 まぁ、この暑さじゃぁね、そうそう 外で遊ばせる訳にもいかないだろうから 気…

ダンスウィズミー@109シネマズ川崎 2019年8月18日(

封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは七割ほど。 そう言えば〔運び屋〕の時も 封切り三日目の日曜日に訪館した時に アンケートを実施していたなと思い出す。 今回も配給は同様に「ワーナー」。 調査票の中身もほぼほぼ同様のフォーマットだった…

田名網敬一の楽園 空中回廊@川崎市市民ミュージアム 2019年8月17日(土)

「コレクション展」として【アートギャラリー2・3】を使った大分の展示を 無料でしてしまう太っ腹さ加減には、ホント感謝の一言しかない。 勿論、直近で観た『ggg』での企画展 との連動感は満載で。 実際、そこでのパンフレットも展示されていたり。 計四…

日本橋川と大名屋敷@日比谷図書文化館 2019年8月12日(月)

一階の【特別展示室】の2/5ほどのスペースで開催されている。 どおりで「令和元年度文化財ミニ企画展」と ご丁寧に書かれているわけだ。 「新発見・一橋徳川家屋敷跡」との冠も付き、 どうやら当該屋敷跡はほんの二年ほど前に再開発の中途で見つかった も…

中村弘峰「SUMMER SPIRITS」@ポーラ ミュージアム アネックス 2019年8月12日(月)

実家にも何体か飾られている{博多人形}は何れも 題材を古来の日本に求めたもの。 能や歌舞伎、美人の舞などだけど 本展で並んでいる作品は一風変わっている。 作者が伝統的な博多人形師の四代目との 肩書にもかかわらず、だ。 だってのっけから野球の一場…

アルキメデスの大戦@TOHOシネマズ日比谷 2019年8月11日(日)

封切り三週目。 席数98の【SCREEN2】は満員の盛況。 冒頭、衝撃的な場面が挿入される。 真偽のほどは兎も角、 目撃した日本軍兵士ですら驚くほどの出来事。 一兵卒の命をどのように考えているかの彼我の差を明解に表すもので、 言ってしまえば米国は重視、…

シークレット・スーパースター@チネチッタ川崎 2019年8月10日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】は満員の盛況。 あの目立ちたがり踊りたがりの『アーミル・カーン』が その両方を封印し、傍役に控える嘗てないスタイル。 でも存在感は圧倒的。 主役の『ザイラー・ワシーム』は 〔ダンガル きっと、つよくなる〕で 『…

世界の涯ての鼓動@TOHOシネマズシャンテ 2019年8月9日(金)

封切り八日目。 席数201の【シャンテ-2】の入りは六割ほど。 館前のポスターには 「長編監督デビュー50周年の集大成」と書かれているけれど、 はっきり言って誇大広告。とても「集大成」などの惹句を冠せられる出来ではない。 いみじくも、「〔パリ、…

新宿風景 一枚の写真 そして未来へ@新宿歴史博物館 2019年8月3日(土)

恒例の写真展。 場所柄、新宿区の風景を取り上げているのも毎度のこと。 古い一枚と、同じ場所の現在の写真を並べ 変化の具合を知ることができるのも面白い。 会場内は複数のパートに区分けされ、大まかに分ければ 明治・大正~昭和戦前~昭和戦後~平成、そ…

富田菜摘 個展@Bunkamura Gallery 2019年8月4日(日)

廃品で創られた恐竜が大小並んでいる。 もはやお馴染みの『富田菜摘』の作品群。 大きいものは一抱えもあり金額的には五十万円ほど、 小は握り拳程度で数万円。 その中間の二十万円程度の作品も併せて 小さいものから殆どに赤丸シール。 当日は作家さんご本…

写真-記録-劇場@ヒルサイドフォーラム 2019年8月4日(日)

”The President at an in-between Stage - 林育良写真個展” とのサブタイトルが付き ここでの「総統」は台湾の『蔡英文』女史。 一時期は10%台まで下がった支持率が 直近の香港の事件の影響で再び息を吹き返しつつある彼女の 「主席写真官」を務めるのが…

Emerging 2019@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2019年8月3日(土)

”Emerging”も随分と小振りになって来た印象。 以前は期も三つほどはあり、結果 取り上げられるアーティストもより多かった。 今年度は各三名×二期。 第二期は8月31日(土)~9月29日(日)、 第一期は~8月18日(日)が最終日。 来場者がぱらぱらと少ないの…

よこがお@チネチッタ川崎 2019年7月28日(日)

封切り三日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 直近の「NHK」の世論調査で 三年前の「津久井やまゆり園」の事件について もはや五人に一人が「覚えていない」と回答したとの 結果が示されていた。 強烈な事件が次々と報道されている故に 過去…

天気の子@TOHOシネマズ日比谷 2019年7月27日(土)

封切り九日目。 席数489の【SCREEN12】の入りは六割ほど。 観客の中には幼稚園くらいに見える幼児が結構おり かなり驚いてしまう。 けして成就することはない、 しかし最後に微かな希望がちら見えする男女間の恋愛を ぐじぐじと描き続けて来た『新海誠』…

さらば愛しきアウトロー@TOHOシネマズシャンテ 2019年7月25日(木)

封切り二週目の終わり。 席数201の【シャンテ-2】の入りは三割ほど。 客層はやはり昔からの『レッドフォード』ファンなのだろう 老齢のしかも女性が多い。 時間の移ろいとは残酷なもので 肉体的な衰えは勿論、表面的には面構えに 容赦なく皺を刻んで行…

田凱展「生きてそこにいて」@ガーディアン・ガーデン 2019年7月25日(木)

会場内の壁には写真が所狭しと並び キャプション等は一切ない。 なので想像力を働かせながら一枚一枚を観て回る。 変哲の無いスナップの様であり しかしアンバランスさがふんぷんと香る。 舞台はどうやら中国。 それも作者の故郷だろうか。 石油の掘削機が遠…

Summer Art Sale 2019@Bunkamura Gallery 2019年7月21日(日)

恒例のサマーセール。 正価と併せてセール価格が赤字表示されているのはいつも通り。 しかし、訪問日は日曜の昼下がりというのに 人影は疎ら。たまたまそういった時間帯だったのかな。 心なしか並んでいる作品からも覇気が感じられない(変な表現だけど)。 …

Ascending Art Annual Vol.3 うたう命、うねる心@スパイラルガーデン 2019年7月21日(日)

「若手女性作家グループ展シリーズ」と銘打たれている。 そういえば、昨年も同時期に近似の内容で訪問していた記憶。 今回は『大小島真木/川越ゆりえ/笹岡由梨子』 の三名。 何れも記憶にはないものの、過去の記録を辿ると なにがしかの作品を目にしている…