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妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ@川崎市市民ミュージアム 2019年8月17日(土)

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折角来たのだからから、と
【企画展示室2】で開催中の標題展を
一般の入場料200円を払い拝見する。

館内はそこそこの広さに展示量も、
夏休みの時間を持て余した親子連れが多数。

まぁ、この暑さじゃぁね、そうそう
外で遊ばせる訳にもいかないだろうから
気持ちは判る。

でも展示内容は、その目的には
あまりそぐっていないよう。
特に後半部はその傾向が強し。


「第1章 怖い?面白い?妖怪たち」ではメインキャラとして
「河童」を取り上げる。

清水崑』の漫画などもさしはさみながら
当地に所縁が深いのだろうね、たぶん。


「第2章 妖怪とヒトの境界線」では
浮世絵を多用、「妖怪」からより「幽霊」寄りの展示が増える。

見どころは「件」の剥製。
てっきり100%造り物かと思ったら、どうやらそうじゃないらしい。


「第3章 ヒトの怖さ」では一転し、タイトル通りヒトの怖さを
明治期以降の対外戦争をモチーフにした浮世絵で考察。

でもこのパートがやや牽強付会かな。