封切り九日目も、はや終映は間近のよう。
実際、本館での上映も昼下がりの一回だけ。
実際、本館での上映も昼下がりの一回だけ。
でも、席数73の標題館でもっとも小さな【SCREEN12】は
満席の盛況。
満席の盛況。
レビューサイトでの評価は賛否両論。
どちらかと言えば悪い方に振れているかな。
でもこればかりは自分の目で確かめないとね。
どちらかと言えば悪い方に振れているかな。
でもこればかりは自分の目で確かめないとね。
前作の成功に気を良くし、勢い込んで次作に取り掛かる、
しかも好評だった部分を借用し。
しかも好評だった部分を借用し。
毎度の事例で気が引けるけど
『乾くるみ』が〔イニシエーション・ラブ〕での
最後の十五行での見事なひっくり返しの絶賛に味をしめ
ことあるごとに類似の手法を繰り出すも
読む方は「ああ、またかよ」と嘆息するのに似た状況がここにも。
『乾くるみ』が〔イニシエーション・ラブ〕での
最後の十五行での見事なひっくり返しの絶賛に味をしめ
ことあるごとに類似の手法を繰り出すも
読む方は「ああ、またかよ」と嘆息するのに似た状況がここにも。
じゃあ本作の旨味は何かと聞かれると、
どんでん返しとはとても言えない
新しいカードが次々と切られることによる事実の提示で
かなり反則じみている。
どんでん返しとはとても言えない
新しいカードが次々と切られることによる事実の提示で
かなり反則じみている。
もし制作がサイドこれで「してやったり」とほくそ笑んでいるんだとしたら、
相当にレベルが低い。
相当にレベルが低い。
設定そのものにも既視感がありありで、
一部は当初の段階で、または中途から仕掛けが読めてしまうくらいに
随分と浅薄。
一部は当初の段階で、または中途から仕掛けが読めてしまうくらいに
随分と浅薄。
もっとも、動機についてはかなり終盤迄想像できなかったことを正直に吐露。
でもこれはムリもないよね、だって手掛かりがまるっきり提示されてないんだもの。
でもこれはムリもないよね、だって手掛かりがまるっきり提示されてないんだもの。
この要素を受容するかどうかがたぶん評価の分かれ目。
う~ん、見事に騙された、と唸るか、
こんな出し方ならなんでむありじゃん、と怒るか。
う~ん、見事に騙された、と唸るか、
こんな出し方ならなんでむありじゃん、と怒るか。
ちなみに自分は後者に近い。
役者さんの演技もぎこちないし、ロケもチープだし、
尺は短いしで、良いところが余りにも少ない。
尺は短いしで、良いところが余りにも少ない。
同じような造作でも、
前作にはそれらを補って余りある、驚きと笑いがあったわけだが・・・・。
前作にはそれらを補って余りある、驚きと笑いがあったわけだが・・・・。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
これは1,900円で小屋にかけちゃあいけないレベル。
いや、千円でも高く感じるかも。