封切り八日目。
席数201の【シャンテ-2】の入りは六割ほど。
館前のポスターには
「長編監督デビュー50周年の集大成」と書かれているけれど、
はっきり言って誇大広告。とても「集大成」などの惹句を冠せられる出来ではない。
「長編監督デビュー50周年の集大成」と書かれているけれど、
はっきり言って誇大広告。とても「集大成」などの惹句を冠せられる出来ではない。
避暑地のホテルで一組の男女が出会う。
瞬く間に恋に落ち、濃密な数日を過ごし、直ぐに離れ離れになる。
何れもが危険な任務に就いた後に、再び二人が再会できるのか?が
サスペンスとして提示されるも、この主旋律がどうにも弱い。
サスペンスとして提示されるも、この主旋律がどうにも弱い。
また、二人を繋ぐ共通項として「水分」が提示される。
送信メールに反応が無いことに、女の方が
研究も手につかぬほど過度に取り乱す場面も共感できない。
小娘じゃああるまいし、反応が過剰に過ぎる。
研究も手につかぬほど過度に取り乱す場面も共感できない。
小娘じゃああるまいし、反応が過剰に過ぎる。
任務の中途で拉致された男が目撃する「IS」の非道さも、
危険さを煽るためのエピソードと思われるが唐突感は否めない。
それともその傷ましさをそもそもテーマにしたかったの?
危険さを煽るためのエピソードと思われるが唐突感は否めない。
それともその傷ましさをそもそもテーマにしたかったの?
盛り上げるべきところで全く高揚せず、
ちぐはぐなエピソードが次々と挿入され、
まるっきり感情が高ぶることのない、どうにも困った一本。
ちぐはぐなエピソードが次々と挿入され、
まるっきり感情が高ぶることのない、どうにも困った一本。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
男女が出会い恋に落ち、しかし別れてしまう。
描かれるのは未来ではなく、二人の切ない過去。
描かれるのは未来ではなく、二人の切ない過去。