会場内の壁には写真が所狭しと並び
キャプション等は一切ない。
キャプション等は一切ない。
なので想像力を働かせながら一枚一枚を観て回る。
変哲の無いスナップの様であり
しかしアンバランスさがふんぷんと香る。
しかしアンバランスさがふんぷんと香る。
舞台はどうやら中国。
それも作者の故郷だろうか。
それも作者の故郷だろうか。
石油の掘削機が遠景に見えるも
稼働している気配はない。
稼働している気配はない。
フレーム内に収まっている建物は
廃墟の如く荒廃。それいてその前に佇む若者達の身なりは
随分と良い。
廃墟の如く荒廃。それいてその前に佇む若者達の身なりは
随分と良い。
一度は隆盛した地方が、産業の減衰と共に寂れるさまを
時系列で追ったのだろうと検討を付ける。
時系列で追ったのだろうと検討を付ける。
観終わって外に出ると、入り口脇の柱に
解説がちゃぁんと貼られていることに気づき
改めて読みなおす。
解説がちゃぁんと貼られていることに気づき
改めて読みなおす。
なるほどねぇ、と思い至る。
画面からの寂寥感は故あるものだったのね。
会期は~8月24日(土)まで。