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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

Ascending Art Annual Vol.3 うたう命、うねる心@スパイラルガーデン 2019年7月21日(日)

「若手女性作家グループ展シリーズ」と銘打たれている。

そういえば、昨年も同時期に近似の内容で訪問していた記憶。

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今回は『大小島真木/川越ゆりえ/笹岡由梨子』 の三名。

何れも記憶にはないものの、過去の記録を辿ると
なにがしかの作品を目にしているみたい。


今回改めて向き合い、三様に面白いものの
中でもお馬鹿さんなのが『笹岡由梨子』の映像インスタレーション

小さい頃によく、手を使った影絵で、色んな動物を表現した記憶。

それと類似して、自分の身体で文物を描写。

やはり生き物を、手を使用して代替しているのだが
観ていると次第に脱力感に襲われるほどのチープさ。

でも掴んでいる世界観は深淵。


『大小島真木』が造り出した鯨が、【アトリウム】の中をゆらりと揺蕩う。

大きさはほぼ実物大。

厚みこそはないものの、前面から観た時の質感は十分。

しかし敢えて裏に回ってみることで、ミクストメディア作品に書き込まれた
メッセージを読むことができる。


勿論『川越ゆりえ』が造形した怪しい形の虫たちを観るにつけ、
自己の心の中に在る弱い部分や負の側面がちくちくと刺激され
思わず足を速めたりもするのだが。