RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ReLIFE リライフ@109シネマズ川崎 2017年4月19日(水)

封切り五日目。

席数121の【シアター3】の入りは二割ほど。

平日の朝の回の為か
おじさん・おばさんがやたら多い。

なんだかんだでこの層にも、こ~いった
胸が締め付けられる青春モノのニーズって
あるんだねぇ。


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と、言うことで『平祐奈』の主演作。
男優の方はどうでも良くて、
兎にも角にも彼女を観る為の一本。

身長は低いし、ややずんぐりの体型は
まるっきり王道のアイドル路線。

無表情が強制されている本作でも
表現も豊かで観ていて飽きない飽きない。


なんとなれば、人生をやり直す主題も
相当に手垢が付いている。

そこに導くのは神か悪魔かが通常だけど
本作ではあくまでも善意の存在がそうさせる。
オマケに見張りまでして都度都度アドバイスまでくれちゃうんだから。


それでも思わぬ展開は用意されているし、
なによりも切なくなるエピソードがたっぷりと展開される。

先に述べた様に軸となるプロットと
一年限りのシバリはありきたり。

しかし、それを生かすために
高校三年生の4~3月に舞台を設定したことが
一番の成功要因で、
今日の客層の人々は特に、幾つもの想いを抱えているハズ。

それを珠玉にも似た美しいカタチで掬い上げ、
目の前に提示された日にゃ~、あなた、も~
うるうるモンですぜ。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。


幾つか首を傾げる挿話はあるけれど、
全体的には破綻してないので、余裕で目をつぶる。

その日、その月、その一年を
後悔せずに生きるのって、当たり前だけど難しい。

それでも、できるだけそれを減らして行くべしとの
エールだと、おぢさんは受け取った。

たぶん人生幾つになっても、まだまだこれからって
思うのが大事なんじゃなかろうか。