2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
封切り六日目。 席数128の【キネカ1】の入りは四割ほど。 11月には「Netflix」で独占配信予定も、自宅ではそうした動画系のサブスクに一切加入しておらず、また大スクリーンで観たいとの気持ちもあり、近所の標題館で封切られたのは勿怪の幸い。 とは…
「海と陸の狭間をたどる」との副題が付されている。 軽さを嵌め込んだような、カタカナを使ったタイトルも随分と洒落ている。 そしてポスターもまたイイ感じだ。 『清親』の{浮世絵}を思わせる。 が、展示内容はいたって硬派。 江戸時代は宿場で漁村、それ…
封切り二日目。 席数154の【SCREEN4】の入りは六割ほど。 登場人物のほぼほぼが、なにがしかの悪事に手を染めている。 もっとも主人公たちの行為はあまりにもさりげなく、誰の身近にもあることのように描かれるため、観ている側は強く反応することはない…
封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 『由嘉里(杉咲花)』は筋金入りの「腐女子」だが、自身の嗜好を母親も含め周囲には隠し暮らしている。 唯一自己を解放できるのは、推し友との推し活中だけだ。 ある日、合コンののち、歌舞伎町で泥…
写真展のタイトルは”回”。 ポスターに使われている写真は『ジョージア・オキーフ』のよう。会場内には、元になったと思われる鹿の「頭骨」も置かれている。 舞台は北海道の北の果て。 モノクロームの写真は、ただでさえ凍てつく大地や空気を更に寒々しく見せ…
会期は二つに分かれ、[Part 1] 10月11日(土)~11月9日(日)[Part 2] 11月22日(土)~12月21日(日) [Part 1] の展示は『カルロス・ヴィエルマ』が一階、『丸山翔哉』が二階。常であれば使われている三階はパフォーマンス専用で、催しがある時のみの会場…
「ノエビアの広告ポスター」との副題。 昨年12月にも開催された『鶴田一郎』作品の原画展と同様と思われ。 が、並んでいるポスターの数がかなり少なく、会期も一ヶ月半ほどと、常に比べれば短い。 やや、フラストレーションの溜まる展覧会。 ~10月31日(…
朝イチで入館も、週末とのこともあろうか、既に多くの来場者で賑わっている。 技法は{漆芸}。 最近の「退任記念展」で多く見られるパターンを本展でも踏襲。 一階の展示は「(当人の)国際的な広がりの紹介」と書かれているように、中国からの招待作家の作…
「学生限定立体アートコンペティション」と書かれている。「AAC」は「Art meets Architecture Competition」の略であるよう。 周年記念と同じ数、二十五名の過去受賞者の作品が並ぶさまはなかなかに壮観。 ガラス、木、石と素材は様々、技法も同様。 受付…
封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは五割ほど。 異才と奇才が一つ屋根の下で暮らしたらどうなるか。『ゴーギャン』と共同生活をおくった『ゴッホ』の「耳切り事件」のようなコトが起きるだろう。 もっとも、本作の二人の場合はそうならない。血…
”~月光 未然~”との副題が付いている。 「襖絵」の割には引手穴が付いてないなと思ったら、「2025年秋に奉納させていただくことになりました襖絵」と書かれており、これから表具師の手に渡るのね。 掛け軸を含めた新作・旧作で計六点ほどが会場のぐるりに並…
展覧会のタイトルは”Slow Glass — The Mirror, the Window, and the Door”。 彼女の作品は過去に三度、目にしている。 メモリーやノスタルジーとの単語を度毎に想起するが、本展では更に「付喪神」や『手塚治虫』の〔ブラック・ジャック〕の〔春一番〕の回が…
場内は凄い混雑。しかも女性比率が高く、年齢が随分と高く見える複数人連れも。 たいそうな人気だ。 会場内にはポスター、装丁された本、商品のパッケージが並ぶ。 壁に貼られたポスターに目を向けると、見覚えのある複数枚。 ”SICF@SPIRAL”でのそれは随分…
封切り四日目。 席数319の【SCREEN6】の入りは七割ほど。 「ボイジャー1号」は「パイオニア10号」と正反対の軌道を進み「ボイジャー2号」は冥王星まで「パイオニア11号」と近似の軌道を進む。 元々は同日に打ち上げられるハズの両号も、「1号」のシス…
封切り三日目。 席数201の【SCREEN2】の入りは二割ほど。 『エドワード(ゴンサロ・ワディントン)』はビルマのラングーンに駐在する大英帝国の公務員。 七年越しの婚約者『モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)』が結婚のためロンドンから長の船旅…
写真展のタイトルは”猫もしゃくしも”。「沖縄写真タイフーン<北から南から>」連動企画とも書かれている。 ポスター写真にも猫が写っているので、てっきり「猫まみれ」の写真群かと思ったら然にあらず。 彼女の家族と思われる写真が数十枚並ぶ。 が、画面か…
既に終了している、過日分の展覧会。 タイトルは”ニューオルタナティブズ|問いの研究所”とされている。 退任される本人だけにとどまらず、研究室の関係者の作品も並ぶ。 中には『日比野克彦』や『川久保ジョイ』といった大所の名前もあるし、自分の訪…
封切り三日目。 席数244の【CINE6】の入りは六割ほど。 〔タイタニック(1997年)〕の撮影時、二十二歳。とんでもない美青年だった『ディカプリオ』も今や齢五十となり、顔や身体は一回り大きく肥え額も後退し横皺が幾筋も刻まれる。 本作ではその見た目…
封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 信州の旧家の跡取り息子『久喜雄司(水上恒司)』の周りで怪異が頻発するようになる。 始まりは一族代々の墓の碑銘が削り取られていたこと。当該者の『貞市』は大叔父で、七十年前にニューギニア…
タイトルは”Death is Death”できっぱりと言い切った表現。 並んでいるのは大小九点ほどのドローイング。 死は不可逆性であり、どんな生物も避けることはできない。 終わりとしての顔を持つ一方、始まりでもある。 過去から連綿と続いて来た営みは、地球が在…
戦後八十年との節目に向けた企画との認識。 「戦後」なる単語は人によってとらえ方が様々も、本展では、直ぐに終わったコトではなく、今でも連綿と続いているとのスタンスなのだろう。 作品は戦前から始まり、戦中~戦後~1975年までと並ぶ。 「もはや戦後で…
常なら【BAG+1】【BAG+2】だけなのに、本展では【BAG+3ガレージ】としてエクストラな展示が用意されている。 両スペースの間の階段を地階に降りた先には 「つつまれる」の文字が。 展示はその右側の施設で、十脚ほどの丸椅子が置かれたぐるりをスピーカーが…