封切り十一日目。
席数89の【シアター9】は満員。
本作ではその量子世界を巡る攻防が
オハナシの主軸になる。
オハナシの主軸になる。
もっともそのためには、相当大規模な構造が必要になり、
本来であれば固定された実験施設内部での
動的要素の少ないつまらない作品に縮まってしまうところを
そうさせなかったのは、
モノを大きくしたり小さくしたりする技術の臨機応変な援用。
本来であれば固定された実験施設内部での
動的要素の少ないつまらない作品に縮まってしまうところを
そうさせなかったのは、
モノを大きくしたり小さくしたりする技術の臨機応変な援用。
研究施設自体を小さくして持ち運ぶ、との
奇想天外を脚本に取り込んだことで
その奪い合いの挿話が厚みを持って膨らんでいく。
奇想天外を脚本に取り込んだことで
その奪い合いの挿話が厚みを持って膨らんでいく。
三つ巴・四つ巴のくんずほぐれつが、
適度なテンションで最後まで持続する。
適度なテンションで最後まで持続する。
勿論、その技術はアクションのシーンにも存分に生かされており、
通常の三次元空間に、大小の概念が加わるのだから
今までとはかなり異なる外連味が展開される。
通常の三次元空間に、大小の概念が加わるのだから
今までとはかなり異なる外連味が展開される。
しかし第二作までにここまでやってしまうと、
以降についてどんな仕掛けを思いつけるのだろうと、
老婆心ながら気になってしまう。
以降についてどんな仕掛けを思いつけるのだろうと、
老婆心ながら気になってしまう。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
冒頭、ご丁寧に本編終了後も付加映像があるので
席を立たぬようにとの案内がある。
席を立たぬようにとの案内がある。
個人的には全く不要と思う。
映画はエンドロールが終わって完結するもの。
その前に立ち去ったことで、幾つかのシーンを観逃してしまうのは
まったく個人の責だと考える。
その前に立ち去ったことで、幾つかのシーンを観逃してしまうのは
まったく個人の責だと考える。