なんとも目出度いタイトルは
本展で取り上げられている
『奥村土牛/小倉遊亀/堀文子』の三人の画家が
何れも百歳の長寿、
且つ死の直前まで絵筆を握っていたことにちなむもの。
画題も季節の花の「椿」で統一され、
タイトルも三点ほどを除いて「椿」が盛り込まれている。
館内は花の赤と白、葉の緑が満ち、
なんとも瑞々しい。
その一方で、「椿」はお供えに使ってはいけない花、
開花後に、花ごとぽとりと落ちる様子が
首が落ちることを連想させるとして
(とりわけ武士にとっては)不吉な側面があることを親から聞かされ育った世代としては
複雑な気持ちにもなるのだが。
会期は〜12月24日(日)まで。