会期は本日が最終日。
それもあってか、館内はそこそこの数の来場者。
「ShinPA」の後継とのことで
出展者は『リセイ、髙橋浩規、後藤まどか、平良志季、金丸悠児、
江上秋花、倉田明佳、堤岳彦、万年、サイキン、松本理沙、
たかすぎるな、パクテヒョン、馮聖心、張エイシン、山田勇魚』と
安定のクオリティ。
今回はお題を「おとぎ話」とし、各人の解釈で作品が並ぶ。
その数、四十点ほど。
どのようなお話を取り上げるか等の興味は尽きぬものの、
テーマ以外の作品も数点づつ並ぶのは本展の妙味。
『平良志季』の〔万華鏡〕は
和服を着た妙齢の女性が万華鏡を覗く。
彼女の常の作品とは異なり、一見して
おどろおどろしさは微塵も感じない。
が、覗いている先に見えているのは何なのか?と
思わせてしまうのが作家の恐ろしさ。
他作品との並びで、一筋縄では行かぬ印象を持たせるのは、
果たして鑑賞賞の側の勝手な思い込みなのかな。