常盤山文庫×慶應義塾のコラボ企画。
入場すると、お作法についての案内。
一周目は最低限の情報だけで虚心坦懐に鑑賞、
二周目にはリーフレット等を参照し、より理解を深めるのが良かろうとの助言。
とは言え、リーフレットは持ち帰り不可で、
その場での確認のみ。
QRコードが提示されるので、
それを頼りにする手段もありはする。
展示されているのは{水墨}を中心に{書}など。
何れも「禅」にかかわるもの。
作品に添えられているのは
ほぼほぼタイトルのみで、
作者名はもちろん無し。
館内は作品保全のために、かなり薄暗い。
鎌倉・室町期の作品も多く
ただでさえ黒目なので、相当に観辛い。
中には『雪舟』の{山水}も複数点。
これは、普段そうそうお目に掛かる機会がないので眼福。
もっともこれには作中に作者の名前が記されているので、
直ぐにそれと判ってしまう。
「禅」の本質が那辺にあるかは知らぬが、
もっとはっきりと観たい、
情報を参照して観たい、と
却って煩悩に塗れてしまう(笑)。
会期は~12月1日(金)まで。