2021-01-01から1年間の記事一覧
封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 「ロイコクロリディウム」は蝸牛に寄生しその運動ニューロンを制御する。 最終的な宿主である鳥に捕食させるため見つかり易い形に外見を変化させ行動すらも変容させる。 たかが寄生虫とて侮れない好…
【写真歴史博物館】で~12月28日(火)まで開催中。 写真家の系譜にそんなに造詣は無いので、ここで示されている師弟関係がホントにあったのかどうかは自分には判然としないけど。 その総数十四組。 一例を挙げれば師弟とされる『桑原甲子雄』が撮った一枚、…
標題館は随分と以前に、一度だけ訪問したとの記憶。 その時は常設展だけで、たいした感慨は持たなかったけど今回は特別展を観に300円を支払い入場。 品川区に住んでから三十年ほどが経つけれど、やはり暮らしやすいし、これだけ永く居ればそれなりに愛着もわ…
@ギンザ・グラフィック・ギャラリー@クリエイションギャラリーG8 で、~11月30日(火)まで開催中。 前者では「会員作品」が、後者では「」が、夫々展示。 両の会場とも客の入りがまずまずなのは毎度のコト。 コロナ禍も週末の外出はさほど減ってはいない…
本日が会期最初の週末。 それもあってか会場には三三五五人が訪れる。 ファイナリスト五名の作品が展示され、グランプリの決定は11月10日(水)の公開審査による。 『阪東美音』の〔裸々〕はモデルとなった女性達に上は黒のタンクトップ、下はジーンズ場所は…
リーフレットには土日は事前予約制と書かれていたので、律儀にQRコードからサイトに飛んで予約を入れたのだが、いざ来て見ると皆々フリですっと入館している(勿論、検温と手指の消毒はアリだが)。 不要なら、当該サイトはクローズしておいて欲しかった。…
タイトル通り、企画公募プログラムの六回目。 会期は[Part 1] 10月16日(土)~11月21日(日)[Part 2] 12月4日(土) ~2022年1月16日(日)となっており、展示だけではなく、時としてパフォーマンス等も行われる。 自分の訪問時にも このような予定になっており、…
正式なタイトルは”ソニーワールドフォトグラフィーアワード 企画展”。 同賞を過去に受賞した中から四名を選びその作品を紹介するもの。 たまたまか意図したものかは知れぬが何れも女性。 『Alys Tomlinson』のモノクロームの作品はどこか『奈良原一高』を思…
「写真は真実を語る」との副題が冠されている。 最近何かと話題の『ユージン・スミス』の写真展は本日が初日。 情報は随分と前に仕入れ、しかし各所で取り上げれるようになると混雑するだろうと訪問をタイミングを計っていた。 今日は近隣で時間がぽっかり空…
サブタイトルは「デザインにおける虚構と現実の狭間」。 タイトルや趣旨を含め、よく解らんことが書き連ねられているが展示そのものは頗る面白い。 例えば【1階】入って直ぐ右手のスペースに展示されている〔DUNE〕。 勿論、只今『ドゥニ・ヴィルヌーヴ…
サブタイトルは「本友禅染の多様性と独自性」。 【本館展示室3、4】で~11月7日(日)まで開催中。 {友禅染}と聞くと自分の中では鮮やかではあるもののなんとなく古臭いイメージがあった。 しかし掲載されているポスターを見ると その艶やかさは期待を裏切…
優秀賞七名と佳作十四名の作品と昨年のグランプリ受賞者『樋口誠也』の個展”super smooth”が併催。 中では『宮本浩希』の〔1/456,533〕がその発想を含め面白い。 占いコーナーに書かれている本日のラッキーワードやラッキーアイテムを撮影、それがランダムに…
封切り三日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは三割ほど。 冒頭、主要な四人の登場人物が紹介される。ただこの時点では、各人の関係性はもやっとして杳とは分からない。 『森宮壮介(田中圭)』と『優子(永野芽郁)』の父娘は随分と仲が良さそう。 どうや…
そのタイトル通り、七名の作品が展示され会期は~11月3日(水)まで。 プロフィールを確認すると《沖綾乃》の画は過去に幾度か観ているハズなのにさほど記憶に残っておらず。 ところが今回並んでいる数枚は岩絵を使った粗いざっくりしたタッチながら肌の柔らか…
会期は本日が最終日。それもあってか館内はまずまずの入り具合。 「Nostalghia」と聞くと『アンドレイ・タルコフスキー』を想起してしまう年代だし嗜好です。 ただ今回の「NOSTALGIA」は回顧とか郷愁とは違った意味でつかわれているよう。 並んでいる作品も…
サブタイトルは「ときめきのテレパシー」。ちょっと(笑)。 『赤鹿麻耶』の作品は過去に数度観ており、うち一回はかなり心を鷲掴みにされた記憶。 で、今回並んでいるのは、特に「ときめく」瞬間を集めた作品とのことだが、その舞台はたぶん中国と思われ。 …
正式タイトルは”九州産業大学大学院 芸術研究科 写真・映像領域 作品展”。 しかし出展者四人の名前を見ると、何れも中国籍と思われる。 九州と中国の、地理的な距離の近さによるものだろうか。 その中で目に留まったのは『曾翔宇』の〔幻の帝国〕。 ちなみに…
「第15回 shiseido art egg」の第二弾は待望の『菅実花』。 本日は会期最初の週末ながら、客の入りは無く閑散。 心置きなくゆっくりと鑑賞できるので、ある意味、勿怪の幸いとも言えるが。 今回の趣向は、最近多用されている自身にそっくりな「LoveDoll」を…
封切り三日目。 席数246の【シアター1】の入りは三割ほど。 ある意味、製作委員会方式の悪い面が表出してしまった作品。 1997年版の〔Cube〕は全編に於いて無名の俳優を起用、それにより誰が生き残り、誰が死んでしまうのかの煙幕になっていた。 勿論、予…
『飯田文香』は「あいおいニッセイ同和損保奨励賞受賞作家」と冠されており、自分の訪問当日は丁度滞廊中、来場者と親しげに言葉を交わしている。 プロフィールにある過去の受賞歴を見ると、その多くは訪問した記録があるものの、作品の記憶はとんとなく。 …
封切り三日目。 席数488の【CINE12】の入りは三割ほど。 冒頭、タイトルの下に小さく「part one」の文字が表示され思わず仰け反るとともに、まぁそうだよなぁと納得もする。 思い出されるのは『デイヴィッド・リンチ』による〔デューン/砂の惑星(1984年)…
封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは四割ほど。 それにしても本作は、最初から最後まで濃密な様々な死の描写に溢れている。 もっとも『近藤(鈴木亮平)』『土方(岡田准一)』『沖田(山田涼介)』の三人も皆死んでしまうのだし、それ以外の主要…
封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは三割ほど。 〔エイリアン(1979年)〕で名を上げはしたものの、近年ではそれに纏わる駄作を乱発し名を落としている『リドリー・スコット』。 もっともデビュー作は〔デュエリスト/決闘者(1977年)〕で日本公開…
サブタイトルに「蒸気機関車のある風景」とあるように館内にはSLの、それも1970年代前半までの日本国内の景色の中をもくもくと煙を上げて走る姿が所狭しと並んでいる。 会期は前期:9月21日(火)~12月5日(日)後期:12月11日(土)~2022年3月6日(日)とさ…
サブタイトルは「Innocent World」。 案内ハガキやポスターにあしらわれているのは鴉が乱舞するおどろおどろしい一枚だけど、人物を撮った写真が個人的には好ましい。 画面はそれなりの処理が施されているようだけど、それが表情をより繊細に見せる効果を生…
何とも面妖なタイトル。 実際は【1階】で開催されている”現状模写「国宝信貴山縁起絵巻 山崎長者巻」”とセットになるのだろう。 こちらの主催は「日本画第三研究室」と、なっている。 そのタイトル通り、模写の過程と作品が並ぶ。 〔源氏物語絵巻〕〔伴大納…
封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは七割ほど。 客層は高齢者が多く、自分も含め『小野田寛郎』の帰還を リアルタイムで知っている世代と見受けられる。 このストーリーには当然、前段がある。 終戦から数十年を経ても残留日本兵が潜伏している…
勿論「湘南ライン」のもじりだろう。 また、こんな路線あるはずも無く、作者が年少の頃から鉄道が好きで長じて鉄道専門の写真家になったことも意味しているわけで。 実際のタイトルは”山﨑友也写真展”。 それにしても、近来稀に見る面白い仕掛けの展覧会。 …
元々予定されていた会期:8月18日(水)~9月22日(水)がコロナ禍で延期になったのは勿怪の幸い。 そうでなければ来れなかったからね。 計五名の作品が展示され公開審査は10月21日(木)なので、グランプリはまだ確定しておらず。 中ではアルファベットをモ…
”第15回 shiseido art egg”の第一弾。『石原海』による作品は主に映像、それもキリストをモチーフとしたもの。 会場へと続く踊り場流されているのは白い羽を付けたおっさんが、くるくると回り続けるもの。 自分のコトは棚に上げて、おっさんは好きじゃないし…