場所は【F棟1階】なのだが、【エキシビションルーム】だけを使用し
こぢんまりと。
会期も12月11日(土)~14日(火)の四日間と短く、
自分が訪問時に他の来場者の姿は無く。
案内も小さめだから、気づかぬ人がほとんどかもしれぬ。
『日比遊一』は写真家にして映画監督。
彼の作品は『浅田美代子』主演による〔エリカ38(2019年)〕を観ている。
その興味があっての訪問。
勿論、写真を観るのは初めて。
激しい「アレ・ブレ・ボケ」は『森山大道』の専売特許かと思っていたけれど、
彼の作品も負けず劣らず、いや露光が凄い分その上を行っているかも。
モノによっては何が写っているのかすら判然とせず。
日常のスナップがあるかと思えば、事件の匂いを感じさせるもの、
或いは芝居掛かったものと、その範囲は広い。
共通して感じるのは強い精神性だが、
鑑賞者の側もかなりのタフさを要求されている気がする。