「シニカルな現実世界の変換の試み」との副題が冠されている。
『ソール・スタインバーグ』は二十二年前に物故も
紙誌に多くの作品を残しているとのことで
会場内にはかなりの数が溢れる様に並べられている。
風刺がぴりりと効いていて、
シニカルな視点で斜めからえぐるような
特異なスタイル。
一方で、これだけあると
歩を進めるに連れ、
おや、似た表現やモチーフが
さっき無かったか?と感じるのも事実。
もっともそれらを含めて、
味わって欲しいのが
見せる側の意図なのかもしれぬ。
或いは、世界は普遍的に
近似な矛盾に満ち満ちているとか。
会期は~2022年3月12日(土)まで。