RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2017-01-01から1年間の記事一覧

多摩美術大学大学院 日本画研究領域二年次生展@佐藤美術館 2017年9月3日(日)

会期は本日が最終日。 その割には会場内は森閑とし、 自分以外の来場者の姿は僅か一人を見ただけ。 計十二名の作品が展示されており その氏名を見渡すと、かなり多国籍 (と、言っても本邦を入れて三カ国だけど・・・・。 ただ人数的には1/3が海外の方)。 …

TWS-Emerging 2017@ トーキョーワンダーサイト本郷 2017年9月3日(日)

「Emerging」の「第三期」は本日が二日目。 しかし、自分が滞廊中の他の来場者は たった二人と寂しい限り。 ま、何時ものコトとも言えるけど。 今回の三名は 276 『渡部仁美』〔その場にいるような風景画-風景の中の猫-〕 277 『林菜穂』 〔見ている人を見て…

東京藝術大学 日本画第一研究室 発表展@東京藝術大学陳列館・正木記念館 2017年9月3日(日)

【陳列館1・2階】【正木記念館2階】を使い開催されている。 昨年は随分と賑わっていたと記憶しているが、 今年は何故だがかなり閑散。 タイミングの問題?それともタイトルが冠されていないから(笑) 計十七名の作品群は当然のことながら 昨年とも人名が…

トリガール!@TOHOシネマズ錦糸町 2017年9月2日(土)

封切り二日目。 席数159の【SCREEN3】の入りは五割ほど。 所謂「鳥人間コンテスト」は「読売テレビ」が持つフォーマットだから 活字化は兎も角、映像化に関しては同社のサポートは不可欠。 本作に於けるチカラの入り方や、膾炙の度合いは判然とはしないけ…

ワンダーウーマン@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2017年9月1日(金)

封切り八日目。 席数531の【SCREEN7】の入りは六割ほど。 ほぼほぼ半裸の美女が大立ち回りを演じ 八面六臂の活躍をするアクションムービー と書いてしまうと、 本作の実態を見誤ってしまうかもしれない。 善や悪とはそもそも何なのか?と テーマ自体はか…

宇野亞喜良展「メルへニズム」@A/D GALLERY 2017年9月1日(金)

こ~ゆ~コトがあるから、 日頃からの情報収集とできるだけ足を延ばすのが大事、との 典型例。 移動の中途でふらりと赴いた標題ギャラリー。 望外の展示にぶち当たる。 しかも本日が初日。 特別制作されたトランプと その原画の即売会。 題材は〔浦島太郎、…

The Fools ≒ Great Artists@スパイラルガーデン 2017年8月27日(日)

本日最終日。 「YUKI-SIS presents」との副題が冠されている。 「YUKI-SIS」は日本橋に在るギャラリー。 本展はそこに所属するアーチスト21名のグループ展。 とは言っても、記憶に有る名前や作品が そこそこ散見される。 『柳田有希子』や『黑坂麻衣』と言…

夢想と断想のイマージュ@Bunkamura Gallery 2017年8月27日(日)

「これは夢か現実か―。」との副題とも 文章とも付かぬ一行が付されている。 しかし並んでいる作品群は、それ程 大上段に振りかぶった特別さは無く、 自分の眼からして見れば、ごくごくありきたりな表現の数々。 計四名の出展者の中で、 最高に笑わせて貰った…

THE ONE 岸本健 オリンピック報道写真展@キヤノンギャラリーS 2017年8月26日(土)

所謂「2020」へのブームアップのため それに資するイベントの類いが ここの所多くなっていると感じる。 本展も、そうしたものの一環なのだろう。 1964年の「東京五輪」から始まり 競技の様子は勿論のこと、選手自身にスポットを当てたもの 或いは選手村での…

関ヶ原@シネマサンシャイン平和島 2017年8月26日(土)

本日初日。 席数380と、標題館で最大の【シネマ4】の入りは 六割ほど。 その題材故か来場者は高齢に振れているけれど、 彼等の欲求をキチンと満たせているかと言えば それは疑問。 本編の殆どが、人間関係のドラマに費やされ、 戦場のシーンは過少。 おま…

世にも奇妙な絵画たち@Bunkamura Gallery 2017年8月20日(日)

そのタイトルに比して、並んでいる作品群には それ程の奇矯さは感じられない。 こういった幻想的な類が大好物な自分にとっては ごくごくありきたりの題材であり表現。 『建石修志』『北川健次』『箕輪千絵子』『池田俊彦』と言ったところは 特にその意味合い…

うるしのかたち展 2017@東京藝術大学大学美術館 陳列館1・2階 2017年8月20日(日)

昨年は10月に開催されていた。 それなりに好評だったのだろう。 しかし今回は、一階の展示は授業風景の映像上映のみ。 二階には作品展示だが、折り悪く、訪れた時間は 丁度ギャラリートークにぶち当たってしまい、 鑑賞もままならず。 それを目当ての来場者…

歌川国貞作 東海道五十三次「美人東海道」@東海道かわさき宿交流館 2017年8月19日(土)

本展も、至近に在る「川崎・砂子の里資料館(現在は閉館)」蔵の 作品による展覧会。 8月5日(土)~27日(日)は「前期」で 日本橋~袋井まで、 8月29日(火)~9月18日(月)が「後期」で 見附~京都までが展示されている。 タイトルからも判る…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?@109シネマズ川崎 2017年8月19日(土)

封切り二日目。 席数345の【シアター6】の入りは七割ほど。 大人への階段を一つ昇る為の通過儀礼には どんなものがあるだろう。 一つには居場所が変わること、 もう一つには本作で描かれるように 身近な誰かが居なくなることか。 自身の選択によるケース…

フィリップ・アペロワ展@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2017年8月12日(土)

サブタイトルに「Apeloiggg Tokyo」と冠されている フランス人デザイナーの展覧会。 ポスターが主体だが映像作品も。 ポスターの中には同地で開催された『大江健三郎』にちなむものも あったりする。 しかしそのデザイン類を総覧しての感想は 随分とリズム感…

菅亮平展@資生堂ギャラリー 2017年8月12日(土)

白い小さめの部屋を幾つも並べで繋げる 昨今の美術館やギャラリーで流行の「ホワイトキューブ」。 どのようなカタチにもアレンジできる一方で、 一旦、館内に入ってしまうと、どこがどこやら とんと見当も付かない無個性化も孕んでいる。 要はアクがないよね…

少女ファニーと運命の旅@TOHOシネマズシャンテ 2017年8月12日(土)

封切り二日目。 席数224の【CHANTER-1】は満員の盛況。 お盆只中のためか、はたまたそのテーマのためか、 来場者はかなり高齢に振れている。 第二次大戦中のフランス。 そこには一方的に占領されるだけでなく、 〔サラの鍵〕でも描かれた ユダヤ人迫害に…

第30回 日本の自然を描く展@上野の森美術館 2017年8月11日(金)

一般の入場料は500円だが、招待券を頂いた。 そしてそうでもなければ、たぶん 足を運ばなかったであろう類いの展覧会。 なんとなれば、本展は公募展。 しかも応募数4,334点に対して、入選が2,664点との規模。 一ヶ月弱の会期を四期に分け、一期あたり五日間…

10周年記念展@The Artcomplex Center of Tokyo 2017年8月11日(金)

そうか、もう十年になるんだね。 初めて訪れた時には、住宅街の中に忽然と現れるお城のような建物に 随分と驚かされたけど、 これだけの時が経てば、違和感も無いし、通りにも馴染んでいる。 もっともこの通りも 店の入れ替わりはそこそこ有った訳だけど。 …

東京喰種 トーキョーグール@シネマサンシャイン平和島 2017年8月5日(土)

封切り八日目。 席数143の【シネマ7】の入りは一割程度と かなり寂しい。 これは場所×時間によるものか それとも作品の中身によるものか? 自分的にはおそらく後者。 原作は未読。 しかし、もし映画通りの内容であれば ここまでのヒット作にはならなかっ…

Summer Art Sale 2017@Bunkamura Gallery 2017年7月30日(日)

会期は~7月31日(月)まで。 恒例の「サマーアートセール」。 内容も何時も通りだし、 過去何度も展示されている作品も多いなか、 例えば{コロタイプ}ではあるものの 『ワイエス』の作品があったりするのも目に付く。

君の膵臓をたべたい@TOHOシネマズ錦糸町 2017年8月1日(火)

封切り五日目。 席数223の【SCREEN4】の入りは六割ほど。 人を死なせることだけで泣きを取ろうなんて安直な姿勢には 虫唾が走る。 何かしらの捻りを加えることが必須でしょ、と しつこく繰り返し書いてしまう。 原作は未読。 しかしそのタイトルや予告編…

渋谷自在―無限、あるいは自己の領域@トーキョーワンダーサイト渋谷 2017年7月30日(日)

タイトルの意味するところは よくは判らないけど、 展示されている作品は三者三様、 随分と面白い。 『潘逸舟』の作品は〔海で考える人〕なる映像作品。 そのタイトル通り〔考える人〕のポーズをとった 実際のヒトが海中でぷかりぷかりと浮かんでいる。 当然…

ルンパルンパ@スパイラルガーデン 2017年7月30日(日)

正式なタイトルは「Kanazawa Newly arrived Art &Craft 2017」。 『ルンパルンパ/Rempah Rempah』は 金沢に在るギャラリーの名称。 本展は当該ギャラリーのキュレーション。 計十六名の作品が展示されている。 『菊谷達史』の作品を観るのは三度目か。 スナ…

TWS-Emerging 2017@トーキョーワンダーサイト本郷 2017年7月29日(土)

「第二期」の会期は~8月20日(日)まで。 出展は 273『山内祥太』 〔恐怖の回り道〕 274『伊藤夏実』 〔動くものと動かないものとの境界も、力の中心も、無数にあるのではないか。〕 275『鹿野洋平』 〔すべてはよその声〕 の三名。 男性によるそれは、何れも…

「東京藝術大学ゲーム学科(仮)」展@東京藝術大学美術館 陳列館 2017年7月29日(土)

今日が会期最初の週末。 多分、混んでいるだろうな、と 思いつつ足を運べば、予想通り。 しかも親子連れの来場者が多い多い。 なまじ展示がゲームであるだけに 幼い彼等・彼女等は飽くことを知らず かなり長時間を一つの作品にへばり付いている。 当然、他の…

たかくらかずき展「有無ヴェルト」@ガーディアン・ガーデン 2017年7月22日(土)

そのタイトルからは 〔有無ヴェルト〕=『ウンベルト・エーコ』のもじり? と、勝手に考えていたら、どうやら 「umwelt(ウムヴェルト)」=「環世界」との 立派な単語が有るらしい。 ドットが強調された作品群は 角度によって見え方や色が変ったりと なかな…

Point-Rhythm World -モネの小宇宙-@POLA MUSEUM ANNEX 2017年7月22日(土)

タイトルからは『モネ』の作品が並んでいるかのようにも取れるが 然にあらず。 {点描}×〔睡蓮〕×『増田セバスチャン』の組み合わせによる インスタレーションが会場いっぱいに展開されている。 『モネ』が描いた数多の「睡蓮」の中でも 本展の題材は『ポー…

心が叫びたがってるんだ。@チネチッタ川崎 2017年7月23日(日)

封切り二日目。 席数191の【CINE10】の入りは五割ほど。 本作の主人公は、幼少期の出来事がトラウマになり 話したくても言葉を出せなくなってしまった少女。 冒頭、そうなったいきさつをさらっと一気に見せ切った 制作者サイドの技量には感心しきり。、 …

2017 ADC展@クリエイションギャラリーG8/ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2017年7月22日(土)

二つの会場を使用し開催されているのは ここ数年の恒例だけど、ギャラリー毎に会期が異なっているのは 珍しいかも。 【G8】は~7月29日(土)まで。 【ggg】は~7月25日(火)まで。 例によって、昨年から本年前半にかけて 世間を賑わした広告関連を総…