RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

TWS-Emerging 2017@ トーキョーワンダーサイト本郷 2017年9月3日(日)

「Emerging」の「第三期」は本日が二日目。

しかし、自分が滞廊中の他の来場者は
たった二人と寂しい限り。
ま、何時ものコトとも言えるけど。


イメージ 1



今回の三名は
276 『渡部仁美』〔その場にいるような風景画-風景の中の猫-〕
277 『林菜穂』 〔見ている人を見ている人〕
278 『石井佑果』〔秘すればフラワー〕


『渡部仁美』が滞廊中、かつ
彼女の作品が一番取っ付き易いかも。


「風景」とはなっているけれど、
室内の情景も幾枚かは混ざり、その中の全てに「猫」が居る。

しかしアクリルを使った鮮やかな画面には
人の姿は皆無で気配すらしない。

じゃあ「猫」が主人公なのかと言えば、
どうも違う気がする。

岩合光昭』が撮る写真とは異なる方向性。

「猫」は目的ではなく、あくまでもスナップ・ショットの
一部分ではないのか。


窓際には、
明らかに他の作品とはタッチが違っている
一枚の小品が置かれている。

ざっくりした表現からは一転して
それだけが緻密な描写、そして猫の存在もその中で異質。

一瞬、歩みがぴたりと停まってしまった。