INTRO 4＠アートコンプレックス・センター 2015年10月11日（日）

自分の趣味は趣味として厳然とあるものの、
所謂、泰斗とされる人がキュレーションした作品群を観るのも
それなりに楽しい。

中には自分の嗜好とまるっきり重なるもの、
或いは、初めて触れ、または未知だったものでも
感性がぴったり合うケース。

そんな時は、出会いのものだと、
拾いものだと思いもし、顔がついついほころんでしまう。

『山本冬彦』監修の”INTRO”も四回目。
今回は十二名の作品が並んでいる。

『山本雄教』の作品を目にするのは複数回目。
以前はさらっと流していたけど、
一度記憶に焼きつくと、なかなか気になって仕方がない。

全ての作品に赤丸シールが付いていたのは
『平野実穂』。
成る程、全部が品の良い美少女だ。

モチーフが面白かったのは『山田勇魚』。
海底に沈んだ軍艦が、鯨に憑依して戻って来るなんて
そうそう考え付くもんじゃない組み合わせの妙。

『寺尾美穂』（「伊藤忠青山アートスクエア」で複数回観ている）
『三鑰彩音』『原麻奈美』『神戸博喜』の何れもが、
美しく、こなれた描写。

セレクションの粒が揃っているなと思う。

会期は～10月18日(日)まで。